明日は休み。ただし朝からマミーと出かけます。隣駅の映画館でシネマ歌舞伎やるので。
1日で朝10時の回だけなのよ。午後にも1回ぐらい増やしたっていいのよダーリン。
まあそれはいいとして。
いよいよ届きました。こいつが。
結城が誇る銘酒・武勇! 私は推しに課金するのは厭わない。
仕事から帰ったら届いてました。マミーに酒なんて何を頼んだのかと訊かれましたが、正月用(予定)だからまだ開けない。そのためにちゃんと手は打ってるの。
魔界への誘いと魔界への誘い(未開封)と武勇。スゴクネ? まじカックイイ。
なんかこう、ローギアで全力疾走みたいな変な昂ぶりのせいで、箱開封の様子とか撮ってしまった。
ちなみに箱に貼ってあった酒シール、よく見ると結構なでかい文字で「取扱注意」なんて書いてあって、うん確かに酒の破損ってクレームえげつないだろうからねえ。あとグッズ系もえげつなさそう。
しかし、こうして無事に手元へ届くと、まじでヤマトのニイちゃんありがとうと思う。そういえば俺の職場もギフト系の配送ヤマトに委託してた。公私共にありがとう。
なんてことをやっている一方で、夕飯のあとニュース見てたら、アフガンで撃たれたNGOのお医者の続報やってまして、いや、あれはないわ。ひどい。
何なんだあのペッカペカの車は。30年から現地で活動されていたというから、どんな土地柄で今どういう状況なのかなんて熟知されているだろうし、だったらあんな「金持ってます」「VIP乗ってます」「襲ってください」と言わんばかりの車、おそろしくて乗りたくなかったろうなあと思います。
あの方が携わっていらした活動ってのは、草の根的に村の暮らしを楽にしましょう、農業酪農のための環境から作りましょう、というもので、言ってしまえばゲリラにも民兵組織にも嫌われる、どころかガチで命狙われる仕事なんですよ。農耕酪農が軌道に乗れば、堅気の仕事だけで充分家族を食わせることができて、誰もゲリラや民兵組織に入って出稼ぎしようとか考えなくなる。要は兵隊候補がいなくなるからです。アフガンの一般市民があんなに悲しんでくれたのは、あのお医者さんが環境整備したことで堅い仕事につけて、自分や家族がゲリラだのお尋ね者だのにならなくて済んだ、そういう連中に関わらず安全に暮らせるようになった、という、芯からの安心をもらったという感謝からだと思うんですよ。
ちょっと地図を見れば、アフガニスタンという国がいかにえらいところにあるかがお分かりいただけるでしょう。北から時計回りに、ウズベキスタン、タジキスタン、パキスタン、イラン、トルクメニスタン、と何とも言えないご近所周り。更にパキスタンは、ちょっとアフガンとの国境から東に寄ればカシミールだからね。どこでどんな火種がぼうぼう燃えてもとっばちりが来かねない、爆発四散トトカルチョを年中無休でやってるような場所です。そういう国に行って、土地の農業のため生活のために井戸掘って用水路作って、子供をゲリラの兵隊にしないためには教育だって大事なんだと学校作って、それを30年から継続している人がね、実在したのがまずすげえなと。「今」豊かな暮らしを得るには農業、だけど10年先20年先の豊かさには教育がないとね、っていう、長期的なことまで考えて支えようとする、志のある人がいたという、この事実の強さ。でもそういう人を、でかいお題目だけ唱えて足元見ないクソが、実に短絡的に殺してしまった。
主義や思想の名の下に動く人間の、なんと胡散臭くなんと物騒なことよ。あの手合いの言っていることは、とことんまで突き詰めれば「異国人は好かない」「異教徒は死ね」「ほにゃらら主義者は異端」という排除であって、規格を一つにしようとする危険なものです。一つの要素のみで構成されたものは劣化が早いし簡単に壊れるなんて「GHOST IN THE SHELL」観ればわかるだろうに。豊穣は多様性と揺らぎがあればこそ維持されるんだ。
私はこういう、いっぱしの口を叩いて偉そうなことばかり言いながら、すぐそばで泣いている者を無視してすり潰していく傲慢な連中が嫌いなんですよ。藤田和日郎先生の「美食王の帰還」風に言うなら「人が泣いてる横で食べるごはんはおいしくない」のひと言に尽きます。
私はそんなたいした人間ではないどころか、ひと山いくらの凡人です。何ができるわけでもない。それでも、こういうことは覚悟と共に頭に叩き込んで忘れないでおこうとは思っております。
いかん。なんかすげえ真面目に見えることを書いてしまった。
とりあえずデスペラートで毒消ししておこう。
ギターケースからロケットって、なんだよもうこのバカギミック、最高かよ。
私もこういう斜めどころか大気圏突破せんばかりのパワのある発想ができるステキなおとなになりたい。でもえー加減疲れたので寝ます。