雑種犬肉球日記

雑種犬が書いたブログ。

泡の出る茶色いやつを呑むなら食うのは軽いもんでいい問題

休みだけど午後まで出かけてました。

朝イチでマミーと映画館。シネマ歌舞伎が観たいというので、今日から公開の「文七元結」観てきました。

確か人情モノの話のはずなのに、おいなんでこんなに要所要所にネタぶっ込んでくるんだ。主演が故・勘三郎だからだよ! 「四谷怪談」でさえドリフコントに昇華した勘三郎だからだよ!(最大限の賞賛)

いやもう、自分の遊び癖での借金が元で娘と涙の別れ、の直後になま足。気絶するほどくっせえ手拭い。枕屏風の影から顔だけ出す嬶ぁ。おかしいな、俺は人情噺を観に来たはずだ。

最初にボロ着てノーメイクで出てきた娘が最後に盛り盛りにおしゃれさせてもらって出てきたのを観て、ああコレたぶんうちの鶴さんが見れば驚き要素にちょっとテカテカするだろうから面白いことになるなと思ってましたが、脳内では近侍と初期刀がええお話に泣いてるし、懐刀は「やっぱり俺っちの思った通り、あの娘っ子は別嬪さんだったな」とかドヤってました。御手杵君は素直に育ったいい子なので、こういう話は素直に感動するんですわ。え? たぬき君? なんか杵君の頭ぐっちゃぐちゃに撫でながら「まあ世の中いい奴もゲスもそこそこいるからなあ」って、むっちゃんに泡の出る茶色いやつ買ってやってました。

ストーリー自体は、歌舞伎というと出てくるタイトルのひとつであろうという程度にはメジャーどころなので、たぶんググると出てくると思います。ウィキとかで。

勘三郎というと、だいぶ以前に狂言の「花子」を歌舞伎風に再構成したものをやってたのが、サクッと短めで終わるしわかりやすくてしかも面白いのでおすすめ。単身赴任中にしっぽり行っちゃったギャルから「近くに来てるから会いたい」って手紙もらって会いに行ったおっさん、部下を強引に自分の影武にして出かけたものの、留守の間に奥様に露見。知らないで帰ってきたおっさんの運命や如何に。という筋立てですが、おっさん役をすげえノリノリでやっていた……。機会があったら是非観ていただきたい。狂言も面白いし俺は好きだけど、たぶん一般受けするのは勘三郎の方だと思うので。これはこれでやっぱり好き。

で、映画終わったところで、駅前でマミーが星海坊主(親父)と待ち合わせしてるというので待ち。なんか駅前の和食居酒屋の、昼の定食で寿司食ったのがそこそこうまかったとかで、そこで昼食べたいと言って合流するのだそうです。

なので昼は外で和食。

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おかしいな、俺は飯を食うというからついてきたはずだ。

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てゆうかなんで最近、マミーに随行すると昼飯と共に泡の出る茶色いやつが出てくるんだ。泡の出る茶色いやつ頼むなら、胡瓜と刺身ぐらいでいいんだよ。それ以外はいらない。まあ飯も食べましたけど。範馬勇次郎が「清濁併せ飲んで何でもいただき糧にしなさい」って息子に教えてたし。

飯のあとに、どうせ外に出たならと思って、本屋に寄りたいと言って駅前のモールに。本屋の端末で検索かけたら残部僅少なんて出たから、まだあるだろうかと軽く心配になったものの、無事に手に入りました。

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やったぜ。でも帰ってから大事なもんを忘れてたのに気づいたから、そっちは明日だ。

帰ってから部屋の壁と床拭いて、出かける前に仕込んでいた加湿器掃除の仕上げをして、お茶淹れて読み始めました。

やべええええええええ! 登場人物の大半がくたびれたおっさん! なのに、いやだからこそドチャシコ面白い! 2000えん弱でこんな贅沢な読書体験ができるってまじか実話なのか。いかん、ひと息に半分近くまで読んでしまった。くそう。

そうそう、加湿器は無臭クエン酸買ってきたので、タンクにぶち込んで水と混ぜて、出かける前にセットだけして馴染ませたところでスイッチ入れたのですが、カルキはそんなに派手には取れませんでした。でもそんなもんなのかもしれない。一度で劇的にまるっきりトゥルンになったら、それはそれでおそろしい。ひと冬で2回3回使って掃除して、それで徐々にきれいになればもうけものではないかと。少なくとも雑菌対策にはなるんだし。

次は江戸東京博物館の浮世絵展か。その前に、まず大学通りのイルミネーション撮りにも行かないと。

 

この前から鼻の中がガビガビになって痛かったのは、やっぱり乾燥で荒れていたようです。軟膏が思いの外効いて、痛みがめっさ治まりました。あとは特にひどい箇所が落ち着けば勝ち。

ただ手の皮膚が乾き始めてるので、そっちもどうにかしないとなあ。乾燥してるからやたら喉が渇くし、そうだお茶が切れてきてるから、給料日までの間に合わせに少しだけ買い足しておかないと。

さあ、明日あさっては仕事だ。明日は本屋とお茶屋に寄って、あさっては天気がよければカメラバッグで出勤だ。あとは何だ、そうだ、美容院に電話して散髪の予約をしておかないと。

まずは明日だ明日。いっこずつ目の前のもんを爆破していく。

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いくぜ。