今日はまじで何もしてませんでした。ネタ出し1ページやって、あとはスマッホのゲームと動画配信と、お茶淹れてダラダラ。それだけ。
ゆうべ寝る直前にお茶作ったら、ティーバッグ出すの忘れたまま寝た…。そこまでねむみが優っていたか。
今、テレビでLGBTQについてやってましたが、そんなもん、いちいちあの人はどうこうとか言う方がおかしいだろ。知り合った人の性別が少数派だったり、身体面でハンデがあったりしたからといって、俺の預金が残高/ZEROになったり家が爆発したり治りようのない不治の病にかかったりするわけではない。気持ちよく一緒に仕事をしたり遊びに出かけたり、何でも話せたりする人間かどうかだろ。と思っているので、性別や職業で人物を把握しようとして、しかもそんなおよそ見当違いな基準で相手を推し量って理解できているとか信じている連中の無邪気さが、どうにもこう、付き合いきれないというか、正直できる限り関わりたくない。そういう点からも、あほは憎めないので好きだけど、中途半端な小賢しさが鼻につくぶん馬鹿は嫌いなんだ。
「あー、なるほどね」
「道理で、俺とか乱とか次郎とか、管理人さんがすんごいナチュラルに接してくるなと思ったよ」
「ボク、本丸で普段着にかわいいワンピースとか着ててもみんな当たり前に接してくるの何でだろうと思ったら、管理人さんが当たり前な感じでいるから、むしろこっちがびっくりしちゃったことがあったんだよね」
え? 性別は別に種族でも国籍でもないし、てゆうかそんな分別方式、なくても困らんだろ。なくたってうちの加州はこの世で一番かわいい加州で、乱ちゃんもこの世で一番かわいい乱藤四郎だし、次郎ちゃんだってこの世で一番きれいな次郎ちゃんなのは管理人さんがよく知ってるからね。大事なのはお互いに仲よくやっていきたいかどうかで、分別方式じゃないから。
だからね、そういう下らん分別方式如きで人生台無しにされてる人の話とか聞くと、まじで電脳化と全身義体化技術が一般化しねえかなと切実に思う。あれが日常的になれば、自分の器を中身に合わせることが簡単にできるようになるんだから。
つまり電脳化と全身義体化技術が確立すれば、私も素子さんのようなステキ女性に。
「管理人さん、そうなったとしたら喋っちゃいかん、喋ったら台無しだがね」
「太閤の言うとおり、あなた喋らなければそこそこごまかしが効きますけど、口きいた瞬間に全てが壊れますからね」
辛辣左文字派! ご長男と末っ子のご意見はどうなのさ。
「…宗三も太閤も、悪い子ではないのです…」
「ぼくは、管理人さんの声、すきだよ…。短刀みんなでお泊まりのときに本を読んでくれると、すごく落ち着くんだ…。今剣君や謙信君に秋田君も、そう言ってる」
いい子! 小夜ちゃんいい子!
まあね、真面目な話は体に良くないのでサクッとザックリ言えば「理解なんてものは願望に基づくもの」だから、理解を求める気は初っ端からありません。ただし「同じ規格で構成されたシステムはどこかに致命的な欠陥を持つことになる」ので、性別や身体面のハンデがあるか否かで二元的に分別するよりも、多様性や揺らぎを持たせた方が社会システムは強度が上がるんじゃないのかとは思ってる。
「呼吸するように押井映画のセリフ引用したな姐御」
「姐さんほんとに押井映画好きだよな」
いや、だってその方が具体的に的確に説明できるし。青木春子の「奇跡のループ」の歌詞で言うなら「世界が障害者だらけだって知らないで生きてる僕たちの無知と幸福に呪詛を」だ。
「うわー、管理人さんが真面目な話してる! 明日血の雨でも降るんじゃない? てゆうか降らしちゃう? 」
待ってやっさん! バイオレンスは出陣のときだけにしよう!
「なあ、もしかして管理人の姐さん、この手の話題、好きじゃないのか? 」
あら肥前君、何でそう思った?
「いや、なんかあんた、いつもは平安太刀の爺さん連中みたいにヘラヘラしてるのに、妙に辛辣だから」
ヘラヘラて。てゆうかそんなに麻辣味きつかったか?
「ちっくと」
「いやあ、僕は見ていて実に興味深かったけどね」
やだー。むっちゃんごめんなー。あと南海先生は何でも面白がるな。
あのね肥前君、私はな、この世にあってみんなが助かる分別方式は、ゴミの分別方式だけだと思ってるのな。だから、性別は無論、身体面のハンデだって、得意不得意を補えればよかろうと思うのな。「ミラクルカンフー阿修羅」を見ろって。
「何だそれ」
「やあ、それはマニアックな香港D級映画のタイトルだよ肥前君」
何で知ってる南海先生。
「あーもう、さっきからうるさいな! 月末提出の書類があるのに、黙ってればマニアックな映画の話が始まるし! 腕をなくした男と足を切られた男がこう、背中合わせになってコンビ組んで戦う映画だろ。それよりもあと4枚、君の花押が入れば書類が揃うんだ、ちゃっちゃと頼むよ管理人さん」
待て。何で私も噂でしか知らない映画について知ってるんだチョーさん。
「いいから! ほらこことここに花押! こっちも! 」
あー、ハイハイ。
なんか政府から来た刀の謎が深まりましたが、明日は仕事だ。
「はいここも花押! 書いたら君は服薬の時間だろう! 飲んで寝たまえ! 君が夜更かしをすると、管理人さんがしてるんだからいいんだ、なんてお国が真似するだろう。生活のリズムは大事なんだ、まずは主である君が模範を示してくれなくては」
あー…そういう…。まあね、おかげさまですっかり朝型の生活になっちゃって、夜になるとねむみが
「そりゃ姐御、歳だからじゃねえのか」
ひどい! たぬき君からの言われなき言葉の暴力! 絶望した!
まあでもねむみは来てるので、えー加減寝ます。
明日は来月のシフト見て姐さんに知らせて、マミーにお遣い頼まれたのと「よつばと! 」15巻買って帰らねば。
寝る前に、みっちゃんにチョーさんの夜食頼んでおこう。