雑種犬肉球日記

雑種犬が書いたブログ。

昭和なんてついこの前の話なんだ気にするなよ

さあ今日は休みだったぜ。朝は目が覚めてからちょっとゆっくりして、散髪も行ってきたぜ。

また看板犬に出迎えられて、めっさ抱きつかれて腹を見せられたぞ。

帰ってからちょっと小説的お話の続きを打鍵しながら「ゴールデンカムイ」観ながら玉集め。

明日から5連勤、のあとにワクワクチンチン注射です。

さっき星海坊主(親父)がいきなり、自分の部屋の書棚を使うかと訊いてきまして、まあ今の扉付きのよりは使いやすいであろうから、扉付きをどうするか目処が立って、今棚に収めてるもんを片付けられれば構わないけどな。あ、でも茶器と抽斗の中身をどうするかも考えないと。

片付けるとしたら連休もらって、ひと息にやっつけていかないとかったるくなりそうだな。

まあね、まだ実際にやるかどうか、話だけなのでね、このまま現状維持で終わるだろうなと思ってるぐらいがちょうどいいか。

 

そんなこんなで今日も腹筋ローラー30回。だんだん1日に一度はやっとかないと落ち着かなくなってきてる。

「よーしよし順調だな姐御」

「管理人さん、筋肉と語らうひとときは、実に楽しいものであろう! 」

「適度に体を動かしほぐすのは、健康増進にもよろしいかと存じます。運動の後にいただくお茶はおいしゅうございましょう」

下宿屋本丸三大筋肉が来た。たぬき君ぶっさん蜻蛉ちゃん。

四天王にするには、村正を連れてくるべきか長曽祢にいやんを連れてくるべきか。

「あきじゃびよー」

「管理人さん失礼する。琉球兄弟がここ数日の肌寒さで参っているので、肌がけ布団を出していただけまいか」

あ、まだいたか筋肉自慢。千代ちゃんに袮々切さんな。

「この肌寒いのは、背中とか首がスーッとひやーっとするさー。昼間は治金丸と二人でなーちりーにくっついていたさー」

子供体温か…。そういえば粟田口は、小さい子はいち兄の周りで寝てるもんだから、今朝も「まだまだ暑いですな! 」とか言ってたな。あと来派も、やっぱり明石を挟んで愛染と蛍ちゃんと川の字で寝てるらしくて「湿気と暑さでかないませんわあー。いややーもー」ってぼやいてたような。あと左文字山地は、真ん中に小夜ちゃんと太閤、両端に江雪さんと宗三が並んでるとかで「どうです、うらやましいでしょう」って次男坊に謎のマウントかまされた。クヤシイッ(財津一郎口調)

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「姐さんはなんでそう反応が古いんだ? 子供見るとミヤコ蝶々師匠みたいになるし」

どの程度古いのかわかる杵君も大概だよ。

「失礼するよ。管理人さん、確か腹巻があったよね。寝冷えしないよう浦島に着せてやりたいんだ」

ああ、さっき短刀のぶんの、厚手の腹巻出したからね、一緒にそこの箱にしまってあるよ。

「しかし、君は相変わらず昭和丸出しの反応するよね。もうちょっと洗練されてもらいたいところだけど」

「いいじゃないか、気取ったところがない分、こうして俺たちと親しく付き合ってくれるのが管理人さんのいいところだ」

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「何を言っている義兄上。浦島が昭和な感じ丸出しのビミョーな脇差になってしまったらどうしてくれるんだ。あの子は虎徹の真作、洗練されたシャープな佇まいであって然るべきだ」

いつ見ても蜂須賀はアレな。修行してイロイロ吹っ切れたから、とりあえず長曽祢にいやんのことはそれなりに認めるようになったけど、頑として「義理の兄」というスタンスは崩さないよね。

「そりゃあ、本当の兄弟な清麿がいるんだし、いくら人間が虎徹と名付けてしまって今があるとはいえ、いきなり僕ら兄弟でーす、は彼に気の毒だし悪いじゃないか。義兄ということであれば浦島も俺に遠慮せず兄と呼べるから安心するし、ちゃんと清麿という本来の家族がいると、はっきり誰にもわかるからね。その方がいいだろう」

あ、なんかすげえ熟慮した末の妥協なんすね。気苦労絶えねえな蜂須賀は。ちゃんとなんかで気晴らししてな。

「ああ、最近町内会に釣りのサークルができてね、乾物屋のご主人に誘われて参加したんだ。梅雨の頃に鮎の塩焼きをみんなで食べただろう。あれは釣りサークルの活動で釣ったものだよ」

まじか。今更だけどごちそうさま。

「しかし、あのときの君のいたテーブルは凄まじい絵面になってたよね」

「俺も驚いたな。まさか管理人さんのいるテーブル、全員が鮎を頭から丸かじりするとは」

「あのときテーブルにいたのは、御手杵同田貫、お国と大倶利伽羅、あとは誰だったっけ」

「薬研と陸奥守に肥前がいたな」

え。だって若い鮎は塩焼きしたら頭から食って、残すところなんかないぞ。

「原始人じゃないんだからおやめって」

「まあ、残さず食べるのはいいことだが、もう少し慎ましやかな食べ方をすればいいのじゃないか」

「あっはっは」

「ブッフォ」

後ろうるさいですよー。何笑ってるんですか相談役と参謀長。

「いや何、以前に御母堂様が、鮎が食べたくて日帰りバスツアー貴船に行ったら、管理人さんとご尊父様だけが鮎の塩焼きを頭からバリバリかじっていたと話しておられたのを思い出してな」

「光坊は泣いていたし歌仙は頭を抱えていたが、なに、そのくらいのたくましさがなければ、遡行軍相手に戦を仕掛ける軍団の長は務まるまいよ。頼もしくて結構なことじゃないか。妙齢のおなごが鮎をバリバリ食っているのは、ちとビミョーなのは確かだが、俺は嫌いじゃない。面白いじゃないか」

お黙れ。お前、今度撮影に行くときレフ板にするからな。レフ板丸国永に改名させるからな。あと三日月はあれだ。助手だ。私のカメラバッグ持ってついて歩け。

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「お前が爆笑したおかげで、俺の肩と腰が危険にさらされることになったぞ」

「お前だって腹抱えて笑ってただろうが。第一助手ならまだ人権があるだろうが、レフ板なんて頭数にすらカウントされない危険があるんだぞ。どうしてくれる」

そこ、醜い争いをするんじゃない。どっちもどっちだ。

「助手とレフ板だけで絵面がうるさくなりそうだけど、いいのかい管理人さん」

蜂須賀よ、これは奴らへの試練だ。片方は足腰をゆわす危険に耐え、片方は赤く染まって鶴みたいになることすらなく、ひたすら連れ回される疲労に耐える。出陣するより精神にくるだろう。

「…そうだね。俺だったら嫌だな…」

 

さて、明日から5連勤だよ。仕方ない。

今日はぼちぼち寝る支度をしておこう。

蜂須賀、次は宇宙船クルーザーで海釣りでもしてマグロ獲ってきてくれ。トロはみんなに譲るよ。私は赤身で一杯やりますのでよろしくな。