明日あさって休みでごぜーます。
ただし明日は朝のうちに出かけるのでお茶淹れてきた。
あと日曜はいよいよ兼さんに会えるわけですよ。いつ会ってもカックイイうえに強いので、安心しかない。
「でしょう? 兼さんはかっこよくて強いんですよ管理人さんわかってるう! 」
堀川、相変わらず兼さんのこととなると、すごいテカテカしてるね。
基本、下宿屋本丸は褒めて伸ばす方針だけどさ、堀川派はその傾向を更に濃くしてるんだよねえ。
堀川、兼さん大好き芸人だけどさ、ぶっさんとまんば君からするとその辺どうなん。
「兄弟が生き生きと、好きなものは好きと元気よく言えるのは、お兄ちゃん感激なのである! 拙僧の兄弟は二人とも素直なよい子なので、これ以上いうことはないのである」
「兼さんがかっこいいと思ったら、それをありのままに皆に伝えられる兄弟はかっこいいと思う。あと常に己に向き合い鍛錬を欠かさない兄弟もかっこいいと思う」
うわあ堀川派眩しいいいい(グラサンかける)(ニコ兄のみたいなやつ)
「どうした? 管理人さんの部屋が発光してるぞ! …ああ、堀川兄弟か」
用意いいな鶴さん。
「よかったら光坊もかけるか? 」
みっちゃんを巻き込むな。
「登山家みたいなやつもあるぞ」
とろーりー! って言わなきゃいけないやつだろ。それ。
「そういう君のはこんな感じのサングラスだが、もう少しご婦人向けのものでもいいんじゃないのか」
いや、私ニコ兄本気で好きだから。これがいいんだ。
日本号はこの人のみたいなやつとかどうだろう。しのごの言わずにおヒゲなさいなところがかぶってるし。
「呼んでくるか? 」
いや、あいつ酒臭いからいいや。
「何だよこの部屋眩しいにゃ」
あ、南泉君。部屋入ってきた途端に、ああ堀川派か、って顔するのは、もううちに馴染んで完全にうちの子になったねえ。
「しかも鶴丸がいるじゃねえか、ただでさえ眩しいのにレフ板がいたら更に発光するにゃ」
サングラスかける?
「お頭なら、こんな光如き屁でもないにゃ」
ああ、山鳥毛さんグラサンユーザーだもんね。どうせハイブランドのなんでしょ。
「まあな、何せお頭は一文字の大黒柱で頭領だからにゃ! 」
南泉君は山鳥毛さん大好きだよな。
「なあなあ、よそには兄貴がいる本丸もあるって聞いたにゃ。うちにはいつ来るにゃ」
真っ直ぐな瞳…! 誰から聞いた…くっ…藤村君ねえ、僕はさっきからお腹が痛いんだ(唐突なジャングル・リベンジ)
「南泉、そこは触れないでやってくれ。管理人さんもがんばったんだが、鍛刀は完全に運がものをいう世界だ」
「そうだね兄弟、南泉さんがちょっと寂しそうにしてたのを見て、長義さんも心配してたものね」
「友を思いやる拙僧の兄弟はまっことよい子である! お兄ちゃん感動である! 」
あ、また発光した。
「おい国、これから打刀杯極パロ大会やるが来るか。優勝者にはコーラ2リットルペットとポテチお徳用1袋だ」
「まじか。じゃあ兄弟、行ってくる」
大倶利伽羅すごいなお前。この凄まじき眩しさをものともしない、いつも通りのリアクション。
「慣れだ」
さすが伊達男士…。
「何せ常に歩いて動いて喋るレフ板が身内にいるからな」
「そんな、身内だなんていきなり不意打ちでデレるなよ伽羅坊! 鶴さんときめいちゃっただろ! 」
「黙れ国永。褒めてない」
何だろう…。よその伊達男士って、すんごいスタイリッシュでカックイイというのに、うちの子はなぜ、カックイイの前に「ひとネタぶっ込んでくる」感がすごいんだろう…。
「あんたが顕現させたからだ」
「そりゃあ審神者の性質に左右されるよなあ」
悪かったな。
「管理人さん、そうがっかりせずともよかろう。拙僧、兄弟達がのびのび楽しく暮らせるこの本丸に来てよかったと、常々思っておるのだ」
「兼さんも毎日楽しく過ごせてるし、僕もここの子になってよかったです」
あっいい子! 堀川派いい子!
「大倶利伽羅、お国いたかい? ああ、やっぱりここだったか。ほら、どうせゲームに参加するんだろ、行くよお国」
あ、チョーさん。迎えにきたの。
「誰がチョーさんだ。まあね、俺も参加するんだ。さあ早くおし、みんな待ってるよ」
え、チョーさん極パロ大会出るの。
「だって、お国が優勝なんてしてごらんよ、夜中だろうとその場で飲み食いしてしまうに決まってるんだ。そんな不摂生、俺がついていながらさせるわけにはいかない。俺が優勝すれば、いつ、どれだけ食べさせるかきちんと管理できるだろう」
え。優勝しても自分で食べないの。
「俺はあまりスナック菓子は食べないんだ。とにかく、あればあるだけ食べてしまうお国には持たせられない。この子は腹も身の内という言葉を知らないんだ」
なんか…なんか、本当にお兄ちゃんになっちゃったねえ。
「うるさいよ。俺だってお国の本歌だからね。いくら兄弟だとはいえ、山伏さんや堀川君に任せきりというのは、褒められた話じゃないだろう。今からでも、山姥切の銘に恥じない、立派な紳士になるよう教育していかなくては」
紳士? うーん、まんば君、紳士だってさ。がんばれよ。
あ、気がつけば9時半。
「管理人さん、鶴さん伽羅ちゃん長義君、もう寝る支度しておいでね」
オカン来た。長船のオカン来た。シルクのカックイイパジャマ着てるイケメンなのにオカンだ。
「えー鶴さんまだ眠くなーい管理人さん映画観ようぜー」
「行くぞ国、優勝はコーラとポテチだが、2位はすいかバー1ダースだ」
「すいかバーか、2位もハズレなしだな」
「先に言っておくけどね、2位をとっても1日1本にするんだよ。一度に食べたらお腹を壊すからね」
えー。やだ気になるう。すいかバーだってよ鶴さん。
「すいかバーなら明日でも鶴さんが買ってやるから、なんか映画観ようぜ、すげえあほなやつ」
まじか。よし、じゃあ映画観よう。
なんか10時ぐらいになると「僕もう寝るからね! 」ってオカンが謎の宣言しに来そうだけど、映画だ。
気がついたら三日月、鶯、ドン包平に則宗じーさんと、オタッシャ重点倶楽部が集まってきてるので、なんか思い切りあほな映画をこれから観ようと思います。
「管理人さんも鶴さんもおじいちゃんたちも、程々で寝るんだよ! 僕と貞ちゃんもう寝るからね! 」
アッハイ。
オカンに叱られないように気をつけます。