天気はよかったけど、気がつくと何もしないで1日終わってましたよ。
起きて飯食ってダラッダラ過ごして、この前買った「陰陽師」読んで、気がつけば夕飯ですよ。
で、さすがにまるっきり何もしないのもねえ。となって、そろそろやってみるかと思い立ち、風呂終わってから残り湯で洗濯しましたよ。
自分で部屋に持っていける程度の量で部屋干し。いい加減やっとかないとね、おパンツの替えがやばかったんだよ。この世で最も大事な布だからな。洗っとかないとな。
まあ、出かけようとは思ったんだけど、昼過ぎからいきなりぽんぽんぴーぴーになって、いや原因はわからないんですがね。寒かったからぐらいしか思い当たらないんだけど、まあ腹が落ち着かないので、うっかり外に出る気にもなれずにいたんですよ。
「管理人さん、よろしければこちらを」
何これ。
「厚のお下がりではありますが、腹巻です。どうぞお納めください」
いやそんな気を遣わなくても。
「待ちたまえ一期、さすがに厚の方が胴回りが細いから無理がないか」
ひどいよ蜂須賀!
「よし君、正露丸があるぞ。飲め」
「粟田口のもございますよ」
ねえなんで管理人さんがお腹痛くなると、ジャングルリベンジのときのどうでしょう班みたいになるの君ら。
「なんなら夜中にトイレ行くときに照らしてやろうか」
鶴さんそれさあ、大倶利伽羅が「痛々しい、見てられん」って半泣きになってるのを鶴さんが「照らせ」って言うんでしょ。
これをやりたいだけでしょ。
「鶴丸、浦島の情操教育のために、しばらくあの子には近寄らないでくれると助かるよ」
言ってやれ言ってやれ。もっと言うたって蜂須賀。
「この場合、ミスター殿はやはり燭台切殿に頼むのがベストですかな」
待ていち兄。うちのみっちゃん、割と甘いもの好きじゃなかったか。
「確かにお好きではありますが、健康的な生活習慣の維持のために、甘いものは控えておられますな」
「光坊はミスター枠で決定として、onちゃんはどうする。貞坊にやらせるのは不憫だ、誰か打刀以上の大人にしよう」
えー。誰だ。誰がはまり役だ。寝釣りするとまじで寝ちゃって、陶芸すると不器用で、牛乳早飲みしすぎて自爆しちゃう不器用さがあって、って誰だ。
「お? こんなに集まって何やってるんだ? 」
あ。
「見つけた」
「確かにぴったりだ」
「うってつけですな! 」
うん、まあ確かに否定はできないけどさ。でも一応近侍だからな。わかってるか君ら。
「よーし御手杵、君を我らが下宿屋本丸のonちゃんに任命しよう」
待て鶴。てゆうかなんで私が大泉洋ポジなんだ。
「お諦めなされ管理人さん。腹痛の薬は後ほど薬研に届けさせますゆえ」
いやもう落ち着いてるから。薬はもういいから。
「なんかよくわかんないけど、俺がonちゃんだったら、音尾君ポジションでまさやん呼ぶか? 」
「君のその、こういうときだけは察しがいいの最高だな! 」
「あとはどこかでスーパーカブ調達しないとな」
やだよ。いらないって。私はまだ尻をランブータンにするつもりはないからな。
「いくらなんでも、俺たちは君の刀だからな、そんな無理は強いないさ。せいぜい四国でお遍路さんするぐらいだ」
どっちにしろ過酷じゃねえかよ!
なんかもう、腹痛一つでここまでいじられる審神者ってのもそういないだろうな。まあ、変に敬われるよりゃずっといいけどさ。
明日はもうちょっとなんかしよう。