仕事してきた。
今日はシンクを掃除したのでビカビカだぜ。
今週末は連休にしたが、どうするかな、冷蔵庫掃除したいんだよな。星海坊主(親父)にクーラーボックス出してくれと頼んでおかないとな。
もうまるまるやる。冷凍庫から野菜室から全部やる。
そして中を整理する。冷凍庫のなあ、冷食だとか食材がどこに何があるのかまるでわからん感じでなあ。それをどうにかしたいのよ。
「冷蔵庫の中が整頓されてるって大事だよね! 僕と歌仙君も、みんなが見てすぐ、どこに何があるかわかりやすくしようねって、いつも気をつけてるんだよ」
「いやー…いやっ、もぉいややわぁー…。そないがんばらへんでもええんやないの」
お前、面影さんが来たというのに何も変わらんのな。愛染君と蛍ちゃんが爆速で懐いて、お前のとこ来なくなったらどうするんだ。
「いうて自分、土日のお昼はパパ飯してますし? 国俊も蛍も、自分のたこ焼き大好きー言うてますし? こうな、たこ焼きくるくるするんもコツがあるんでっせ」
「うーん、面影さんは、なんていうか、頼りになる叔父さんって感じかなあ。国行はさ、ほら、俺と蛍がいてやらないとって思っちゃうけど、その辺は面影さんしっかりしてるから」
大人だ。愛染君と蛍ちゃんの方が大人だ。しっかりしろ保護者。このままだと保護(されし)者になっちまうぞ。
しかし金曜に冷蔵庫掃除したら、両国は土曜に滑り込むしかあるまいな。江戸三作が揃って展示されてるの興味深い。両国から上野に抜けて、トーハクで石田お兄様に会ってくるのもいいな。そうしたら朝から出かけないと。
つまり、
「掃除は金曜日のうちに終わらせないといけないな」
アッハイ。
「手伝おうか」
いや、そんな、プロにお願いするのは心苦しいよ。
「いいか管理人さん、冷蔵庫の掃除はいくさだ。というか基本、掃除はいくさだと思え」
いくさでござんすか。
「いくさだ。大掛かりにやるほど、大いくさに化けるぞ」
いや、まあ言いたいことはわからないでもないけど。
「管理人さんだって経験しているだろう」
うん、まあ確かにこのとき大変だったけどさ。
「このときだって」
まあ確かに結構な大工事だったけど。
「だからこそ覚悟はしておけという話だ。どうだ、塵を手伝わせようという気になったか」
いやあの、だからプロの出馬を願うほどではないから。
「残念だ」
え、待ってもしかしてやりたかったの? 泛塵君お掃除やりたかったの?
「そんな大いくさ、楽しいに決まっているだろう」
あ、掃除が好きな子だとはわかっちゃいたが、ガチだったか。
「日頃の汚れが自らの手できれいに蘇ってゆくさまを見ると快感だ」
そういう感じか。わからんでもないけど。
だが泛塵君、君のその掃除テクニックは本丸で頼むよ。うちの冷蔵庫はどうにかするので。
明日あたりにクーラーボックス頼まないとな。
今日はもう明日の支度して寝るか。