雑種犬肉球日記

雑種犬が書いたブログ。

だから私は京都へ行くの

お題「好きな街」

お題スロット、なんてものがあるのを見つけたので、ものは試しと回してみました。

好きな街だなんて、そんなもん、年に二回は行く京都の他にあるかって。

よそよそしくてちょっと、という意見も聞きますが、私個人の体験としては、そう嫌な思いをしたことはないので、死ぬまでに一度住んでみたいと妄想する程度に好きです。

食べ物は安いものも高いものも、皆それぞれにおいしいし、四季の移り変わりも楽しめる。古いものと新しいものが併存して、街自体のスケールが、人間の自然な行動範囲にピタッと収まっているのも、快適さの要因の一つだと思います。

そして、忘れてはならない大事な要素がもう一つ。

スプロール化と無縁な土地柄であること、でしょうか。

同じ住宅街でも、今自分が歩いているのが北山なのか西陣なのか、はたまた一乗寺なのか。何とはなしに感じられるところが好きです。歩いていても楽しいですしね。

人付き合いが云々というのも、礼儀をわきまえて、馴れ馴れしくしたりしなければ、そんなにどうこういう程のトラブルにはならないのではないかと。

 

私の旅は一人旅です。その日その時のノリで、どこを観て何をするかをザックリ決めて、思うとおりに回れたらラッキー、タイミングが悪くても、それはそれとして楽しんでしまう。仲間と会って朝からあちこち歩いて、夕方辺りからもう呑みに行くのもまた楽しいもんです。

来月末くらいなら、まだ鴨川男女等間隔の法則は観察できるかしら。

 

一人飯であれ一人酒であれ、特に奇異の目で見られもせず、気の向くままに歩いていても、何かしら楽しめるものがあって、人との距離もほどほどの、絶妙な、近過ぎず遠過ぎずのところでいられる。およそ旅行者にとって理想的な街なのではないかと、私は思います。

夏の夕方、陽が傾いて、これから先斗町で呑もうか、それとも先に新京極で軽く早めの夕飯にしようか、などと考えながら、四条大橋から鴨川男女等間隔の法則を眺めつつ、川風に吹かれてダラダラするのなんて、なかなかステキな感じの、時間を無為に過ごすやり方ではないでしょうか。UNISON SQUARE GARDENの「シュガーソングとビターステップ」を聴きながら、日が暮れるまでぼんやりしたいところです。

 

さあ、旅の計画を練ろうか。