鼻風邪は少しよくなりつつある兆しが出てきた、ような気がする。
今日も柚子酒飲んで寝ます。
今日は市の健康診断受けようかと思ったら、新しい保険証だと受けられないとかで、そのまま帰って夕方にスポーツジム行ってきました。
午前中は鼻があやしいのもあって、どうにもやる気が出ず、昼過ぎに腹が減るまでゴロゴロしてました。
それにしても「魔法使いの嫁」、エンディング曲目当てで観始めましたが、毎話曲が流れるたびに「もののけ姫」の乙事主さまみたいになってます。
あーぁ帰ってきた! 全盛期のザバダックが、帰ってきた!
まあ英国、それも妖精が住む土地とザバダックは相性がいいからなあ。
そのものズバリの「二月の丘」なんて曲まであるし。
もう再結成できないのが惜しまれる。
英国が主な舞台の物語に、これほどドンピシャなバンドもそうないですよ。いや、解散してるから元のメンバー集結、と言う方が正確ですが。
何にしても名曲。
そもそものきっかけは、高校に入ってすぐ、部活の先輩がザバダックのファンで、CDを部室出かけていたのが出逢いでした。
テレビの歌番組に出るようなアイドルだのバンドだのと違って、あまりガチャガチャしてなくて、歌を聴いたときに、こう、歌詞に物語があって、音楽がそれを支えていて、ちゃんと世界があったのですね。そんな音楽は、それこそTMnetworkぐらいでしか体験したことがなかったので衝撃でした。
そこから好んで聴くようになって、件の先輩や友人が持っているアルバムを、当時はカセットテープが主流だったのでダビングしてもらったりしていましたが、学校卒業して仕事するようになってからは、たまにCDを買ったりするようになりました。とはいっても、知ってる人間は知ってるビッグマイナーなバンドだから、たまにCD屋に行ったときに運良く持っていないアルバムを見つけたら、ぐらいですが。
独特の穏やかさと優雅な毒、うつくしい旋律はおいそれと真似ができない類のもので、だからこそ、一瞬の熱に憑かれてすぐに他へ目移りする、というわけにいかず、長く聴き続けられるものになるのですね。
好きな曲はと訊かれたら、いくつでも出てきます。
「夢を見る方法」。「わにのゆめ」、「満ち潮の夜」。「サンタ・サングレ」と「水の踊り」は、聴いているだけならうつくしい曲なのに、歌詞を読むとえろいのが趣深い。「遠い音楽」は聴くと森の匂いを思い出します。
中でも好きなのは「マーブルスカイ」「Psi-trailing」。「マーブルスカイ」はどこか世界が終わったあとの静けさを思わせ、もう一方の「Psi-trailing」は晩秋から冬にかけての冷たい空気を感じます。
いつか「Psi-trailing」のこの世界観でなにかやりたい。
とにかくアレ。もうね、いっぺん聴いて。
ザバダックを聴いて。そしたらアレよ。なんで「環-Cycle-」一曲でこんなにサルのように浮かれ騒いでるのか、お解りいただけると思うので。
つくづく吉良さんが亡くなられたのが惜しまれる…。
個人的にはライヴアルバム「遠い音楽」か初期の「創世記」辺りから聴くのがおすすめ。
さて、さっさとフートンを敷いて柚子酒をガッと勢いよく飲んで寝てしまおう。明日も仕事だ。