雑種犬肉球日記

雑種犬が書いたブログ。

下宿屋本丸の南泉君はお頭大好き芸人なので言われたことはなんでも素直に信じます

ゆうべは久しぶりに生っぽい洋菓子を食べましたよ。

コンビニ行って買ってきたケーキは、チョコレートとピスタチオのケーキでした。

「うまい! 」「うまい! 」とクソデカボイスで食べそうになりましたが、煉獄さんの女ではなく、ライコネン生誕記念祭後夜祭なので静かにクールに食べました。

明日は松葉杖で電車に挑戦する日なので、隣駅のショッピングモールで喫茶店にでも入ろう。

ということは、まず本屋で何か物色して、そうすると昼になるだろうからなんか昼食べて、気になる店があったら覗いて、帰る前に入り口そばの喫茶店でお茶しばいて帰ろう。

「姐さん明日はエレベーター使えよ」

「変な色気だして、エスカレーター使ってみようとか考えるなよ姐御」

やらない。やらないから。心配すんな杵君たぬき君。

「御母堂様も心配してるんだぞー」

「だな。隣駅にエレベーターがないんじゃねえかって気にしておられたからな」

「ホームから改札に上がるのも、駅と外との上り下りも、どっちもあったからよかったけどなー」

「幸い天気はいいようだけどよ、ちゃんと着て行けよ。次のリハビリで内科にも寄って風邪で診察受けるとか、そんなことになってみろ、踏んだり蹴ったりだ」

ほんとあれな。うちの子はみんな、私よりマミーのいうことをきくよね。迷わず。

「俺、御母堂様の飯好きだし」

よだれを拭こうな杵君。

「ご尊父様が問答無用で従ってるほどのお人だ。御母堂様のいう通りにしててしくじったことなんかねえしな」

たぬき君の信頼が絶大過ぎねえか。

まあわからんでもないが。

「ああ、姐さん、明日は出かけるそうじゃなー。たまには外にも出にゃ、やってられんじゃろ。気分転換はえいがよ、写真は足が治るまでアイホンのカメラで我慢するんがえいじゃろ」

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で、むっちゃんはなんでデジイチ出してきてるの。

「そりゃあ、今の姐さんの姿を写真で残しておくために決まっちょろうがよー。こんな結構な大怪我、人間は滅多とせんきに、記念じゃあ」

記念じゃないよ! そういう記念はいらないよ!

 

さて、最後の週のどこかで一度、聖地・立川に出て通勤定期作らないといけないので、電車も乗って、生活の勘を取り戻していかないとな。仕事に戻るには、いつまでも近所のコンビニでとどまってはいられないのだ。

退院したその日にね、一文字刀が揃って金屏風の前で、紋付袴で待ち構えていたのも驚きましたがね。「執務室まで丁重にお連れしろ」「うす! 」なんて山鳥毛さんと南泉君とで言ってると、謙信君と五虎ちゃんがちょこちょこ来て袖引いて「おいしゃさまは、かんりにんさんにたくさんあるきなさいといっていたのだぞ」「お、おっしゃってました」って耳打ちされて、いきなりすごい汗がブワー出てきてたっけなあ。南泉君はどうしていいのかおろおろしてるし、則宗氏は面白がって「僕が連れて行ってやろうか。お姫様抱っこで」とか言って、のけ反ってゲラッゲラ笑ってるしで、どうなることかと思いましたがね。日光さんが「自分が肩をお貸ししましょう」と山鳥毛さんに切り出したのでどうにかなりました。いやいらんから。松葉杖あるから。身長差があるから、肩借りてもガックンガックンして歩きづらいし。てゆうか則宗氏。隠居じーさんにお姫様抱っことか、ぎっくり腰になられても困るので。やるなよ。

「失敬だな君! 僕の肉体年齢は二十代半ばだぞ! 不摂生な君よりずっと若くて健康だぞ! 」

でもじーさんなんでしょ。

「いやだから、物のたとえだろうそれは! これでも夜の帝王と言われていたんだ! 」

あー、そういう話は三日月相談役としてくれ。あのじーさんもまだまだ、若い茶飲み友達がごろごろいるから話が合うだろ。たぶん。

 

ところで、山鳥毛さんと休憩一緒になったり呑みの席で話したりしてると、面接みたいになるんですがどうしたもんですかね。「血界戦線」でいうならクラウスさんみたいな空気になるんですよ。うちだけですか。よその山鳥毛さんはどんな方なんでしょう。気になりつつ、今日はもういい加減寝ます。

やっぱりうちはトホホ枠なんだろうか。