雑種犬肉球日記

雑種犬が書いたブログ。

あれからもうすぐ1ヶ月になるのに相変わらずスラヴは燃えている

仕事してきました。雨降ってて、帰ったらジーンズの裾ビッチャビチャ。即洗濯しましたわ。

明日は休みですが、病院に書類もらいにいくので早く起きないといかんのです。

それにも関わらず「タモリステーション」のウクライナ情勢スペシャルをガッツリ観てしまった。いや、イズムィコ先生がゲスト解説で出ていらしたので、ということはちゃんとしてるなと判断。

プーチンの経歴については、テレビだとああいう「おはなし」がないと退屈で見てられないという層もいるのかもしれないので、まあ仕方ないとしても、全体としてはきちんとしていました。やっぱりね、イズムィコ先生と小谷先生と東野先生に解説で出ていただいてる番組は、その道のガチの専門家を呼んでる分いい加減なことできないので、安心して観ていられるな。

 

で、気がつけばもうあれから1ヶ月弱。

これまでのロシアのイメージから、すごい電撃戦で即座にキエフ落として併呑しちまうのだろうかとも思っていたら、蓋を開ければウクライナは軍民ともに善戦してる。

で、ゆうべなーんとなく、もう何周目の「ドリフターズ」観てましたがね。たぶんいい加減、クレムリンが焦れて、目的を切り替えた戦闘を始めかねないなと思ったのな。

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「また物騒なお話始めはりましたなあ」

いや、思いの外長引いてるからさあ。この辺でまたちょっと、どう受け止めたもんか整理しとこうと思って。

「確かに自分もニュース見て驚きましたけど。ここまでよう持ちこたえはって、もともと芸人さんでしたんやろ、ゼレンスキーさん。そやけど、英国議会相手の演説なんて、シェイクスピアから入ってチャーチルの引用で締めはるなんて、相手のどこをくすぐればいけるか、ちゃーんと見極めてはりますやろ。あのお人、めちゃめちゃ頭ええわ」

あ、意外とちゃんとした意見でてくるな。

「そりゃあ、自分がここでこうしてぬくぬくしてると、管理人さんニュースやらヨーチューブの日本記者クラブチャンネルでウクライナ情勢の講義とか観てますやろ。どうしたって一緒に自動的に観てしまいますやろー」

うん、管理人さんのお部屋だからなここ。自分の部屋で寛げばいいんじゃないのかな明石はさあ。

「自分の部屋、蛍と国俊の部屋と続き部屋ですやろ。今、二人してNゲージで線路繋ぎまくって電車走らせて遊んでますんで。かわいい弟二振りが楽しゅう遊んでるのに、お兄ちゃん野暮な邪魔なんかできませんわあ」

あー、何やって追い出されたの。

「線路つないで家の模型とか並べて遊んでるところを動画撮ってたら、邪魔やって」

なるほどな。

「それで、目的を切り替えた戦闘てなんですのん」

話をまた急角度で戻すなあ。そうだな、うーん、明石が部隊長で出陣したとして、遡行軍の拠点を叩けって言われたとしようか。どうがんばっても落とせないとなったら、気分はどうよ。

「そりゃ腹が立ちますわ」

だろー。で、いよいよ腹に据えかねたところで、攻撃で荒れた部分や周辺、撤退するとしたらその帰りがけに通った町や村で、略奪するんだよ。

「あー。まあ外征失敗の常套ですわなあ」

だよな。で、今まさにロシア軍ってのは、外征に失敗している真っ最中なので、目的を首都攻略や国土制圧から、嫌がらせにシフトしてもおかしくない段階に入ってきてると思って観てるのな。

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「おや管理人さん、また難しいお話ですか。そんなことよりほら、私の毛ヅヤを存分にご堪能くださいまし。今はなきマルチャン号には負けませぬぞ」

おおヴィダルサスーンの香り。

「管理人さん、要するにこう言いたいのだろう。ロシア軍が撤退の際に野盗まがいの略奪に走ったとして、それは敗軍の撤退時にはままあることだし、何よりウクライナの国内を混乱させ無政府状態に陥らせる効果を発揮するのではないか、と」

おお、相談役が相談役らしいことを言っている。

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「はあ、そういえば管理人さん、開戦当初に『あえて占領しないことを選んで混乱させるのかもしれない』なんて言うてはりましたけど、現状あえて云々というより、できへん、の方が正しいのとちゃいますのん」

まあなあ、あの当時はロシア軍がもっとやるだろうと思ってたんだよ。専門家も。でも蓋開ければこうでしょ。とはいえ「占領されていないけど国内は荒れている」という現象レベルでは、さして予測とは変わらない。そして支援は、ロシアを刺激するのを嫌がって、どこも大っぴらにはできなくて、戦況をひっくり返す要素にはなってない。

ただ、疑心暗鬼はウクライナ国内ではなくて、ロシア国内で起こりつつあるので、場合によってはロシアの中で革命や内乱が起こりかねないよね。FSBの将校も粛清され始めてるそうだし。

どうもプーチンは、アメリカがこれまで散々やってたんだ、と、今度は自分たちの決めたルールで動くように世界を書き換えたいと思ってたのかもしれない。だから停戦の条件をどこで擦り合わせようかと、ウクライナが少しずつ譲歩してはいても、ロシアが主張を何も取り下げてないあたりから、プーチンの大ロシア主義構想が、この戦争に突入する上でのオブセッションになってるような気がするんだよなあ。

「ふむ、管理人さん、この戦な。長引くようなら、ロシアの国内は阿鼻の巷となりかねんぞ」

あ、三日月相談役がFSB将校の手記と同じ予測してる。

「あっはっは、伊達に長生きはしておらんからなあ。じじいの知恵袋というやつだな」

 

ということで、あれから1ヶ月のまとめをしてみましたが、来月にはもうこんなもん振り返らずに、平和に終わって「そういえばこんなこともあったよなあはっはっは」で終われることを祈るばかりですが、どうなることやら。

とりあえず今日はもう寝よう。寒いし。

明日は大侵寇がんばる。目指せ1万討伐。