仕事終わって本丸に戻ったら、なんかもう、そりゃあもうどえらいことになっておりました。
相談役、あんたもイロイロあったんだろうけど、戻ってきて顔見た瞬間、ギャラクティカマグナムぶちかましてごめんな。でも正直「思ってしまった」とか言われたら、あんた椿寺くんだりでなにしとったんじゃって軽くイラッとくるからな。
孫代表でむっちゃんと一緒に迎えに行った杵君たぬき君と薬研に博多ちゃんがぶん殴ったのは、それだけ心配させてたってことなので、甘んじて殴られとけ。
あと、相談役はペナルティとして、明日から1週間、全員のおやつを手配すること。自腹で。
だいたい、ひと晩以上うちで飯を食ったならな、もううちの子なんだよ。誰のご都合だか知らんが勝手にフェードアウトなんかできると思うなよ。
ということで、とうらぶ始まって以来の大イベントは、ひとまず無事に終わりまして、イベント期間自体はまだまだ続くものの、もうあとは残存勢力の掃討、つまりいつも通りの経験値狩りですね。
三日月宗近がいない本丸、しかも敵の大軍勢を相手にしながら裏で三日月を捜索、という、非常事態の天丼でしたが、いざというときにはやっぱり初期刀なんだなあ。うちは大侵寇の出陣は近侍と補佐が、相談役捜索は出陣の合間にこっそりむっちゃんがやってくれていて、どうにかお迎えが間に合ったようです。みんなありがとうよ…。
しかし本当にこのゲームは、審神者の予想の斜め上を凄まじき鋭角でえぐり込むように走り抜けるのう!
ということで、あとは11日までにコーベイン稼ぎながら6000体討伐目指します。うち、コーベインもうカツカツなんですわ。
配布される手形と併せて、あと3000目指してがんばります。
もらった弁当は遠征部隊に食わせるぜ。
このあと、本丸の機能も変わるようなことをこんのすけが言ってるけど、なにがどう変わるんだろう。
「よそでは自分でおにぎり作って食べるなんて話も聞きますけど、うちもそういう当番ができるんですかね? 」
「兄弟の作るロシアンルーレットおにぎりは、なにが入ってるのか予想がつかないスリルが最高だぞ」
知ってる。この前私が食べたのには、岩下の新生姜と納豆が入ってた。
「そうなのか。俺のにはミートボールと卵焼きが入っていた。兄弟、うまかったからまた作ってくれ。ありがとう」
卵焼き入ってたの? ちょっと羨ましいかも。
「粟田口の卵焼きは塩味だ」
塩味だと飯にも酒にも合うよねー。
「管理人さん、発言がちょいちょい酒クズになってますよ? 」
なんですってキーッ! 鯰尾、管理人さんにそんなこと言う暇があるなら、遡行軍相手にお見舞いする「おにぎり」を開発しなさいよ。
「つまりこうですか」
わかりが早いな。さすがは参謀部。
「わかりました! 南海先生と薬研に頼んで、むせるエビチリとワカサギの活造りと膨らむパスタ開発しますね! 」
よしよし。遡行軍をまずは味覚で撃ち抜き再起不能にするのだぞ。戦場で一番怖いのは戦死ではない。傷病者が出て、看護に人手を割かなくてはいけない、医療物資を大量に消費しなくてはいけない、という、人とモノの蕩尽だ。奴らの戦費を派手に消費させるのだ。
いいか参謀・鯰尾。戦争は経済だ。先に金が尽きた方の負けだぞ。
おっと鯰尾、これも忘れるなよ。おいしいムース汁で油断させて、生臭いグレーリング飯でとどめを刺すのだ。ムースの野菜炒めはつけるなよ。
さて、今日の「鎌倉殿」、上総介広常のサービスタイムは、遊びにきた小四郎君と酒飲んで話ししてましたが、亀ちゃんは即叩き出したみたいですね。よかったね上総介! これで落ち着いて静かな環境で学問ができるよ! 正直、上総介クラスの豪族であれば、京に出て字が読めなくて難儀、というのは、きれいな字を書ける祐筆を召抱えて連れていれば解決するけど、ああして自分で読み書きしたいってのは、うらなりの公家に舐められてたまるか、だけではないだろうと思うよ。舐められたくないだけなら、読むふりして祐筆に丸投げで、あとで内容を確認して判断し、必要なら意向通りの返信を書かせればいいんだから。
で、亀ちゃん、政子に「ちょっといいうちの娘がたまたま掴んだ旦那のおかげで祭り上げられて勘違いしちゃってるんだろうけど」と、お、最後の最後まで嫌味か? と思ったら「あんた坂東じゅうの女の子の憧れ背負ってるんだからもっとしっかりしなさいよ」って、え、なんだよ亀ちゃん、一周回ってもういっそいい女じゃねえか! 「ど田舎の漁師の女房だったあたしだって、本読んでいろいろ身につけたんだから、あんたもがんばんなさいよ」って、カックイイぜ亀ちゃん! なるほど、体一つで成り上がっただけでなく、字や書について教わることでよりちょもの心を掴んだか。ただえろいことするだけだったら即飽きるだろうけど、相手が身につけてる教養について興味関心持って、しかも「教えて」と下手に出ることで、自分は知らなかったことを知れるし、よりちょもは人に物を教えてやっていい気分になれるし、ウィンウィンだったわけか。また、そこでカチッと来てブチ切れたりせずに「まずはなにを読めばいいでしょう」って素直に訊ける政子もえらいよなあ。
今年の大河、面白いなまじで! 坂東の女性が亭主の添え物じゃなくて、ちゃんと一家の中でそれなりのウェイトを持っているのがきっちり、さりげなくすでに描写されていて、だからこそのちのち政子が、あれだけの存在感を持ち幕府の采配を振るえて、しかも御家人連中がついてきた、というところに、自然につながってる。
ああそうか、男の子産んでいながら八重ちゃんが今現在ああなっているのは、政子のたくましさと政治センスがあの子には欠けていたってことか。貴人の子供を授かったなら、親父さんと兄貴相手に「上皇も愛想尽かしてる平氏見限って、この子と頼朝をかついでひと旗あげなさい」と尻を叩くこともできただろうけどねえ。それができなかったんだよねえ。
好きは好きでも、同時に一族の生存戦略も頭に入れて行動してる政子、すげえ賢い子だな。
さて、来週にまた上総介広常スーパーかわいいタイムが来ることを祈りつつ、いいかげん寝る支度します。
最後にしみじみと、むっちゃん、ありがとうむっちゃん。君を初期刀に選んでよかった。
6年前の俺よくやった。
また明日からよろしくな!