仕事して来たった。残業ありで。
明日は鉢の植え替えしようと思ってたら、マグダルちゃん(姪)が中学で入ってる吹奏楽部の演奏会だとかで、午後1時に出かけることになりましてね。ということは自動的に朝早く起きてやるしかないんだ。
「じゃあ明日は俺が起こしてやろうか」
いや朝の起き抜けから酒臭えおっさんが枕元に座ってるとか勘弁。
「そういうなよ、どうせ俺が寝る頃に起こしてやればいいんだろ。なんだ、最近流行ってるみたいだし、俺の恋バナ聞かせてやろうか」
黒田にあるまじき爛れた話されそう。
「偏見強すぎ! 俺そんな爛れてないもん。色恋についてはピュアだもん」
嘘こけ。
「むしろ長谷部の方が」
「何ば言い寄らすかぬしゃ! 叩っ斬るぞ」
あ、長谷部が多治見要蔵みたいになってる。早く謝ってこいよ正三位。
だが、まあ手順としては、鉢と道具を玄関先に下ろす→行燈の支柱と麻紐を外す→株を土ごと鉢から抜く→買って来た用土をそのまま新しい鉢にぶち込んでいく→引き抜いた株を植え付ける→買ったトレリスと行燈用の支柱を立てる→枝やら枯れた葉っぱやらを落とす→トレリスと支柱を麻紐で固定→ジャスミンの枝をトレリスに這わせる……やることが…やることが多い!
洗濯は済ませたからな、7時8時で起きてこれをやれば、最後の2工程の手前くらいで一旦中断して出かけて、帰ってから仕上げるくらいにはできるか。
明日も気温高いみたいなので、昼間はもうシャツにジャージとかで歩けなくはないか。
なんか予定狂ってしもうたが、マグダルちゃんは4月から中3だからなあ。せめてそういうときぐらいはな。休みの曜日が合って行けるなら行っておかないとなあ。
「そういうの大事だよねえ。僕も弟が、気がつくとこんなに大きくなっちゃってて、もっとちっちゃいうちに写真とかいっぱい撮って残しとけばよかったなーなんて」
「兄者、さすがに平安で写真は厳しいぞ」
「まあ今は今で、昔とは違うかわいさなんだけどさ」
わかる。
ということでね、明日もまた早く起きるしかないんだ。チクショウ! くそう! 上品にいうとうんこ!
「言葉を変えたところで上品になるわけではないよ」
すんまっせん。
仕方ない。今日はもう寝ます。明日やることがあるんだ。朝から。
水曜は水曜で耳鼻科行くし。兼さんは相変わらず人の髪型を見て「めかぶ」言ってるし。
「和泉がすまないね。言ってきかせてはいるんだけど、テレビでめかぶを見た印象が強かったようでね」
いいんだ。うちは鉄腕DASHで社会科と理科と家庭科の教育してるから仕方ないよ。むしろ覚える程度にはしっかり観てくれてて安心した。
よかったよかった。
安心したところで、そろそろフートン出して寝ます。薬飲まねばな。