雑種犬肉球日記

雑種犬が書いたブログ。

酒とパラパラの炒飯とおもいっきりテレビの思い出

仕事してきた。今日は聖地・立川にある昭和記念公園の花火大会で、おかげで出勤のバスは渋滞に捕まり、仕事は一日忙しく、帰りの電車はいつものJRだと駅の混雑に巻き込まれるのが目に見えていたので急遽西武線に変更し、と振り回されっぱなし。

なんかむしゃくしゃしたけど、それより明日の槍とふれあう会に向けて、景気付けについ何分前まで武勇呑んでました。武勇はおいしくていいお酒だよ!

ツマミは、町内の祭りでマミーがもらってきて、星海坊主(親父)が持て余していたフランクフルトでした。

「武勇もにくもうまいよなー」

そんないい笑顔でよだれを垂らすんじゃありません。

で、呑みながらさっきまでえねっちけETVの特集番組だかでミッドウェー海戦やってたのを観てたんだけど、もう寝るってマミーがいうので引き揚げ。

観ながら思ったのは「日本の一番長い日」はモノクロの三船敏郎版の方が面白いなということでした。あの映画、意外な人が出てるんですよ。子供を動員して首相襲撃しようとする憲兵隊長が天本英世だし。あとはあの映画を後世に残るものにしているのは何よりも、クーデターを呼びかけるアジビラを撒かれるそばから拾うのが戦災で親も家もなくした浮浪児たち、という強烈なリアルだと思うんですよ。一番アジビラを読ませたい対象に届く前に、反故屋に売ってその日の飯を買う金に替えるために子供たちが拾う。この生々しい、痺れるほどのリアルさ。そしてアジビラを読ませたいはずの将校連中は洟も引っ掛けないどころか、おそらくはその存在すら関知しない。

あの胸焼けするほどの生々しさは、戦争中の空気を知っている世代にしか醸し出せない。悔しいけどその一点においては、後世の俺たちの誰も太刀打ちできない。だって実際、俺最近なんか急に星海坊主(親父)が戦争当時の話するけど、その当時のドメスティックなこととか聞かされると、どうしたってこっちの予想の斜め上だから、どう描写するより生々しいので物書きとしての部分でジェラしいもの。

「なに言ってんだこの審神者

なんだとこの脇差が。炒飯食わすぞ。

「肉は入ってるんだろうな」

肉か…。ドゥフフフ…。入ってるよ、みじん切りハムがな!

私の炒飯は、卵に強めの中華だしと塩胡椒で下味つけてから卵かけご飯にして、そいつを炒めてネギと具材を混ぜて炒めて、最後に醤油とごま油加えておしまい。

「おい最高かよ」

どうだ。先に飯に卵を絡めるこの作り方なら、今一つ炒めに自信のない奥様方もパラッパラの炒飯が作れるって寸法よ。

「これ、あんたが思いついたのか」

実は元ネタがある。昔、思いっきりテレビを観ていたら、前半の生活の知恵的なパートで料理研究家のネエちゃんがやってたのをパクった。

「ありがとうみのもんた。あんたのおかげで俺は今、パラパラの炒飯を食ってる」

感謝するのそこなん。どうせならアシスタントのかよちゃんにも感謝して。

 

そうだった、そういえば明日なに着ていこう。

「着るもので悩むのかい。いい傾向だね」

いや、そういうんじゃなくて。あのね歌仙さん、今私は、いうたら授業参観の母ちゃんみたいな心持ちなんですよ。あんまりいい加減な格好すると杵君が恥ずかしい思いをするかなとか、そういう心配ゆえの悩みなの。

「まあ、存分に悩むといいよ」

なんでそんなほっこりした微笑みなの。やめて。

ということで、ぼちぼち明日の支度しなくては。デジイチはどうしようかな、50ミリの方だけ持って出ようかな。

さっきまで、うっかり「裏切りのサーカス」とか観たら号泣しそうな酔い具合だったのが落ち着いてきてるので、このまま明日の支度して寝るか。

あ、寝る前に足の爪塗っておくか。