仕事して接骨院行ってきた。
ロックアイス買ってきたので、帰ってから氷出しの即席アイスティーでっち上げました。
サーモポットに氷ぎっちり。カップに半分のお湯で濃いめに出したお茶を、そこに注いで茶葉もぶち込み、カップ半分のお湯で蜂蜜溶かしたのもぶち込み、撹拌して放置。
これを流したら維伝観るぞ。
今日はいよいよ「累ヶ淵」7話目まで来ましたよ。すげえなこの畳み方。私だったら風呂敷広げるだけ広げて、最後めんどくさくなって核戦争で全員ぶっ殺しちまうぜ。円朝の怪談から私も学ばなくては。すぐに核戦争を起こさない。ちゃんと最後までやり通す。
「君、ほんとそういうところ」
おやチョーさん、何が言いたいのかな。
「もっとがんばりなさい」
いやあの、管理人さん結構がんばってるで。
「足りてないってことじゃないのかな」
おいおい、欲しがりだな。
「そういうのはいいからね」
なんだよつまんねえな。まんば君だったらもっと話広げてくれるところだぞ。
「待て、お国に変な教育をしてるんじゃないだろうね」
してないって。勘繰るなよ。そんな吉本の養成所じゃないんだから。
今日は帰ると風が強くてなあ。ベランダに鉢出してたもんだから、帰ったときにどうなってるか、不発弾抱えて歩いてるみたいな気分でしたが、幸い無事だったので、とりあえず室外機の上からベランダに降ろして様子を見てます。
あとボイセンベリーの、色が濃くなってる実に空のティーバッグ被せた。カラスとか雀とかイロイロいるからなあ。食いそうなやつが。あと下手するとアライグマとかもいる。
せめて初めてついた実は俺が食う。他の実は二つ三つ食われても仕方ないと思ってるが、お初のやつは俺が。
「なんだか妙に猥褻な感じの表現だな。やめなさい」
やめて。はっきり言うのやめて。猥褻ってなんだ。言葉ってのは時に人を傷つける凶器なんだよ。
「何せ俺たちは刀だからね。傷つけたいわけではないが仕方ない」
いい感じにまとめるのやめようぜ。
しかし部屋がムシムシするな。かといって窓開けるわけにもいかないし。
「エアコンでもつけたらどうだい」
だが断る。
「理由があるなら聞こうか」
電気代。あと暮れに業者に頼んで掃除したのであんまりつけたくない。使いまくって汚れたらそれはそれで面倒。
「ただのけち根性だろ! 情けない」
でも耐えられるうちは頼らない。自分で手を尽くしてできることはやる。
「なるほど。その根性は認めよう。それで、どんなことをするのかな。監査してあげよう」
まず扇風機を使う。窓と部屋の扉開けて換気する。ベランダに日除けつけて、鉢のミント使って飲み物作って、ベランダを片付けたところでタライに氷水でも張って足つけるとか飲み物冷やすとかして、軒に風鈴を下げて、
「ふんふん」
歌丸師匠の怪談を聴く。
「途中までは可だったが、最後の歌丸師匠の落語を入れたことで優。その調子でがんばりたまえ」
チョーさん歌丸ファン?
「歌丸師匠は大変な方だよ。病を得られてもなお高座に上がり続け、しかも高座では常に病を感じさせぬ口跡。それだけでなく、あまり語られなくなっていた怪談を復興させようと古典を研究し文献に当たり、自ら高座にかけ演じられた。生半な覚悟ではできないことだよ」
わかる。
「本歌、ここにいたのか。光忠さんが探してたぞ」
どうしたまんば君。
「光忠さんが、来週長船で懇親会がわりのお茶会をやりたいから、みんなで茶菓子のメニューの案を出すから本歌を呼んできてくれって」
もしかしてテーブルのお花は福ちゃんで、ハーブティーは実休さんが出すやつ?
「まあ大体そんな感じかな。そうか、光忠さんを待たせてはいけないな。すぐに行こう。ありがとうお国」
しかし、チョーさんが歌丸ファンだったとは。
「本歌は歌丸師匠ファンだが、俺はあれだ。春風亭昇太の、OLに飼われてる柴犬が主人公の噺が好きだ」
まじか。私もあれ好きだ。
「雄犬にレースとかリボンはないだろ。そういうのが似合うおのこは乱か京極くらいじゃないか」
意外とまんば君もいけるんじゃない?
「やめろ! どうしてもやりたいなら、交換条件だ」
何でならやるの。
「俺に高いお肉をいっぱい食べさせてくれたらやるぞ」
お前もか!
さて、明日は給料日だったな。あと呼吸器科。
だからまず給料おろして呼吸器科行って接骨院だな。あ、その前に仕事用のシャツをオキシ漬けしておかないと。ってちか50階ひたすらぐるぐるしてたら、いち兄二振り目きた。
あなた大阪城に住んでたんだから、もうちょっといてもいいんじゃないの。
とりあえず明日も早く起きたいので、もうそろそろ維伝観ます。
その前に寝る支度だけしておこう。