仕事してきた。接骨院は水曜日まで休みだそうで、ということは明日も帰りが早いのであった。
水曜に静嘉堂文庫美術館のチケット押さえるのを何時台で撮ったものか考えてたんだけど、いっそこっちを先にしようと思いつき、10時台で取ってしまった。
明日は急遽30分早く出てくれと頼まれたので、その分帰りも早い。もうとっとと帰ってカメラ出して支度しないとな。
水曜には本屋にも行って、なんか「百年の孤独」文庫発売記念だかで読み解き支援キットが出てるそうで、フリーペーパーなので貰っておかないと。
ああそうだ、何着て行こうかな。
これを着ていk
「やめてやれ姐御。そいつぁ人間で言うなら自分の似顔絵Tシャツ着てる人が目の前にいるようなもんだ。いたたまれねえだろ、杵も」
え。ダメかえ。一張羅なのだが。
「ヒィイ! 」
「清光しっかり! 」
どうしたきよみっちゃん!
「管理人さんが、あんな似顔絵シャツを一張羅って」
「清光! 」
「信じられない。ううん、信じたくない。安定ちょっと俺の顔叩いてみて」
「え、いつも顔は殴るなって言うのに」
「ショックで忘れられるかなって」
そんなに? そんなにかい?
なんか悪いことをしたな。
「加州さん、ご安心ください! 私たちで管理人さんをすたいりっしゅに変身させて差し上げますよ! お任せあれ! 」
いかん、プロが察知してきた! 逃げなくては。
こんなときに頼りになるのは誰だ。あいつだ!
うわーん鶴えもーん!
「おー、どうした? ドラえもん呼ぶみたいに俺を呼ぶとは」
あ、みっちゃんが一緒だ。いやなんでもねえ。
こうなったらあいつだ!
ずおえもーん!
「はいはーい。え、篭手切に? 改造されそうに? どっち系の改造ですか。魔改造? 『シン・仮面ライダー』の長澤まさみみたいにしてもらったらどうです? 」
あれすごかったよな。いや、そうでなくて。
「管理人さんはもう少し着るものに頓着したほうがいい。小さい弟連中は一緒に遊んでくれると喜んでいるが、いち兄が時々心配そうに見ている」
「あー、それはあるよねー」
「この前、管理人さんが御手杵の似顔絵シャツを着て出かけようとしているのを玄関先で見て、いち兄が『ヒュッ』と声を漏らして膝から崩れていた」
いいだろ私が何を着ていようと。てゆうかおまいらのシャツとか売ってたら買うし着るよ?
「それはそれで、いち兄がやたらと元気になりそうだよね兄弟」
「絶対なる」
それはそれで面倒だな。
でもアレよ? 管理人さん、出かけると大概カメラ下げて歩くからな? 写真を撮るのに邪魔な服装はしないよ?
「またバカなことで騒いでいるね」
あらチョーさん。
「一つだけ言えるのは、君は光忠さんにご指南いただいて、ちょっとそのファッションセンスをどうにかしようか」
いやそんな、長船の祖の手を煩わせるのは気が引けるよ。
「君が引けてるのは気じゃなくて腰だろう」
誰がうまいことを言えと。あと鯰尾爆笑すな。
いやもう、正直自分に何が似合うのかわからんのよ。そもそも似合うものなんか存在しないのかもしれんし。そんならもうTシャツにジャージでいいかなって。
「投げるんじゃない。不可」
まじか。
ということで、明日は早く起きないといかんし水曜も早く起きないといかんのでもう寝ます。
Tシャツでテケトーに行くかと思ってたら、なんかきよみっちゃんには泣かれそうだしチョーさんには説教されそうなので考えるか。
チケット取っちゃったので、死んでも早く起きなくては。