さあ明日は休みだ。でもね、ここのところ毎度部屋の片付けとかやったからね、明日はゆっくりしようかなとも思うんですよ。
気が向いたら片付けるかな、程度のノリ。
手荒れはまたひどくなってきていて、さっき仕事終わったところで手を見たら、皮膚が切れて流血していなすった。まじか。
今、鏡台の整理をするのにいいやり方はないかと検索してみたら、何だこの「見せる収納」ってのはふざけてるのか。全部出しっぱなしってことじゃないのか。それをやると掃除しにくいから片付けたいんだよ私は。あと何でも飾ればいいと思ったらでけえ間違いじゃ。
まずは昔姉が貼って貼りっぱなしにしたまま置いて嫁に行ったシールを剥がしたい。なんでJリーグ？ きれいに剥がせるのかこういうのって？ 俺は家具は出来る限りプレーンな形で置きたいんだよ。
魔改造するのはデジタル周りだけで充分じゃ。
結局ねえ、人間歳を食うと、ゴチャゴチャ飾り付けるよりも片付けが楽な部屋の方がよくなるんですよ。
飾るにしてもこういう、シンプルでかつ見ただけでいいものとすぐにわかるようなものを一つ二つ、さり気なく置く程度がいいんです。
飾るにしても、日常使う化粧品だの服だのはいらない。飾るならヴンダーカンマー路線を目指すし、それだって出来るなら掃除がしやすいようにケースとか使いたい。
例えるなら「母ちゃん監修のヴンダーカンマー」か。飾りたいのはもう諦めたけど、どうせやるなら掃除しやすいようにやり。って全部ケースにしまって陳列。ただし母ちゃんが監修すると「ここに収まるだけにしてや！ 増やしたらあかんで！ 」って言われる。そしてコレクションが増えると嫌がられる。ソースは蔵書を増やしたときの俺。
「ああ、わかるよ。書にしても茶道具にしても、どうしたって増えるものね」
あら珍しい。歌仙さんが私の意見に賛同してくれるなんて。
「僕も出来るだけものを増やさないように気をつけてはいるけれど、やっぱり季節ごとについ、新しいものを買ってしまうからね。数を抑えると、今度はその分よいものを選んでしまったりして、ついつい散財してしまうよねえ」
いや、そんなテヘ⭐︎みたいな顔されましても。
「わからなくはないぞ歌仙」
えっ？ まんば君？ どうした？
「確かに、いい茶碗で飯を食うといつもよりうまく感じるものな！ 」
あっよかった！ いつものまんば君だ！ 歌仙さんがすげえ複雑そうなしょっぺえ顔してる！ 同意してくれるのは嬉しいけど論点がズレてるうえ、いい子だけどごはんがあれば幸せなまんば君には難しい話はわからないだろうし、いっとき気まずかったけどこんなときには大倶利伽羅がいてくれればフォローしてもらえるのに。って顔だ！
「歌仙、いつもちょううまいごはんをありがとう」
歌仙さんが！ しょっぺえ顔のまま満更でもなさそうなご機嫌ぶりだ！ いつもありがとう！
とりあえず歌仙さんがご機嫌なので、あとでえねっちけオンデマンドで「美の壷」を一緒に観ようと思います。これ観てると、いつの間にか左文字さんちが一緒に観てたりして驚きますが、最近は蜂須賀とか大般若さんも混ざってたりするので、気がつくと結構な人口密度になってたりします。
まずはフートンを出して、寝るばかりにしておこう。
