雑種犬肉球日記

雑種犬が書いたブログ。

酒と泪とカステラと刀

仕事して来た。定時まで。

明日あさって休みだと思ってたら3連休になってたでごわす。

そしてもう早速ねむみがすげえ。寝たい。

「寝たいなら無理せず寝てしまえばいいぞ管理人さん」

いやそうもいかないの三日月じーさん。

ニコニコして小首を傾げるな。それやってごまかせるのは短刀の子供たちぐらいだぞ。

で、あいつは挨拶に来たのか?

「あいつ? 誰のことかな」

今やってる特命調査で来た新入りだよ。とぼけるな。

「おお、あの刀か。いやあ若いものは実に面白いなあ。自分より若いものと話をすると脳が活性化されるそうだぞ」

すげえな明るく朗らかにここまでえげつないマウントとれるもんなんだな。

「あの刀なら、今日、管理人さんが仕事に出ていた間に来たぞ。大量にカステラを持って来たのでな、俺や三条のものだけでは食べきれぬ。明日の八つ時にでも、みんなで食べられるよう、歌仙と燭台切に頼んで切り分けてもらうことにした。そういうことで、明日のおやつは管理人さんの好きな太極殿のカステラだぞ」

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わあい太極殿のカステラ かんりにんさん太極殿のカステラだいすき(とりあえず挨拶には行った模様)

 

さて新人はどうしてるかな。

「あ! いいところにいた! 管理人さん助けて! 」

どうしたの加州。管理人さんで間に合うなら助けるよ。うちの加州はこの世で最もかわいい加州清光だから(ヴェルターズオリジナル風)

「俺がかわいいって認めてくれてるのは嬉しいけど、それどころじゃないの! 新人がすごい泣きついてくるの! あいつ三日月じいちゃんに挨拶に行って、戻ってからずっと俺に泣きついて離れないんですけど! 」

…やりやがったなじじい。

「今、トイレ行きたいって席外して、やっと逃げて来たの。なんかずっと天下五剣コワイとか三条コワイとか、そんなことばっかり言ってるんだけど。どうなってるの? 」

ああ、ほらあいつ、特命調査で加州に絡んでたでしょ。それをね、じーさんも管理人さんと一緒にモニタで見てて、俺の方が年長者だとか始まったわけだ。一丁前にうちの子にじじいぶって何様のつもりだと。

で、今どこにいるのあいつは。ああ、次郎ちゃんのお部屋?

ってうはあ。出来上がってるなあ。見事に完成されてる。ガンプラだったらPGじゃないの。

「三条コワイ…何もあんな、全員で揃って並んで向き合わなくたっていいじゃないか…なんであんなのを放し飼いにしてるんだ…」

あー。やったんだ。三条お得意の圧迫面接

「あー管理人さーん。ねえねえ、新人くんがこんなだから、今日はみーんな呑みにきてもすぐ引揚げちゃうんだよねえ。こんな景気悪く泣いてる傍で独りで呑んでもつまんないし、代わりに管理人さんアタシと呑もうよー」

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ううん次郎ちゃんとなら呑む呑むー。

「何が呑む呑むー、だい。君、ただでさえ疲れてるんだからしっかり寝ておきたまえよ」

「明日が休みだからって無理はダメだよ」

あ、台所の神様!

「あらー、なんだそうなの? んもう、お酒は体調がいいときでないとおいしくないんだから、明日にしよう。明日一緒に呑もう! 」

ああっ、待って次郎ちゃーん!

「…あの短刀はなんなんだ…なんで真っ先に、あなたはごじぶんのことをじじいといっていたそうですが、本丸にじぶんよりとしうえのものがいるとはかんがえなかったのですか、なんて訊いてくるんだ…」

よう元監査官。そう泣くな。いいか、腰と頭と目標は低く、志は高く。そのぐらいが、集団生活をするにはちょうどいいんだ。がんばれよ。あと、あんまり加州に泣きついても困らせるだけだからな。なんかあったら管理人さんに言え。

「でも君の部屋、三日月宗近がいるじゃないか…」

むしろ本人の前で堂々と泣き言並べられるぐらいの面の皮になっていけよ。な。

「ああ、ここにいたのか則宗殿。おや、小鳥も一緒だったか」

オッオウ。山鳥毛さんオッスオッス。

「これから一文字派の親睦の宴を開こうと思っていたところで、則宗殿を捜していたところだったのだ。いや、まあ宴とはいっても、細やかに語らいの場を設ける程度のものだが。…ふむ、加州のところに。そうか、あとで何か世話になった礼をしておこう」

あ、それなら加州、最近小腹が減ると無塩アーモンド食べてるっていうから、あげると喜ぶと思うよ。モデルがアーモンドおやつがわりにしてるって言ってたの見て、始めたんだって。

「情報をありがとう小鳥。非番のときに買ってこよう」

ああ、一文字派の祖が敬愛を込めてドナドナされていく。もののあはれ

「おーおー捜したぞ姐御」

「今度は姐さんがドナドナされる番だなー」

ヒイ! その声は!

「よし杵頭の方任せる。俺ァ足の方持つからよ」

「さあ姐さん大人しくしろよー。まさやん上半身確保ー」

「じゃあいくぞ。部屋まで連れて行ってやるよ姐御」

人間担架だーすごーい! って待て! 仮にも管理人さんを、人間担架で運ぶ近侍があるか!

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「えーだって姐さん、俺が来て間がない頃に姫抱っこしたら絶叫して落ちただろー」

「災害時の搬送方法として推奨されてんだぜ人間担架」

ひどい! とか言ってる間に部屋だ!

なんかこれ以上ダラダラやってると、寝付くまで監視され見守られそうなので寝ます。

3連休だわーい(棒)