雑種犬肉球日記

雑種犬が書いたブログ。

この春はイロイロ激変したり細かくモデルチェンジしたりしそうで忙しいなオイィィイ!

ついに来るもんが来た。

今の職場、派遣元との契約終了により、来月から違う店で勤務決定だそうです。

さっき電話が来た。昼間にも一度かかってきたけど、知らない番号なので出ずにスルー。そうしたら、やっと夕方になってショートメッセージで名乗ってきた。最初から、昼間に電話する前にやってりゃ二度手間にならないのにな。

そもそも派遣元との契約打ち切りだというので、じゃあ姐さんどうなるんだと思って訊いてみると「連絡つかないのでこれからお知らせします」だとかで、まあいいよたぶん明日会うだろうから、そこですっとぼけて話題にしてやる。そこで白々しく嘘並べて俺だけ切るのか、話どおりみんな一緒なのか判明する。いや、何がどう評価受けてるのか、実際のところなんてわからないからね。

あ、そうだった、健康診断の日取りの通知も来たんだった。めっさ出勤日とかぶっとるやんけ。明日にでも御令嬢に交渉、って御令嬢明日休みだ! 

連絡よこした派遣元社員の話では、時給が20円上がって、社保はそのまま継続、月の勤務日数と時間は変更なしだとかで、とりあえず今月下旬辺りに詳しい説明会的なものをやる予定だそうです。

人間関係腐ってなくて、法的・倫理的にまずい業務内容でなければいいや。

給料出たら美容院に予約入れて毛刈りしておかなくてはな。

いい話ほど気をつけないとな。どんな交換条件があるかわかったもんじゃない。第一私がそんな、時給上がるとか好条件の話を持ってこられるほどの高評価を受けてるわけがない。怪しい。怪しさしかない。

まあ、どこに行くにしても真面目にやらないとな。ヘタ打って職がなくなったら推しに貢げなくなるでしょう。遠征の一つもできない生活なんてごめんだ。

 

あ、しまった散髪はギリギリまで様子見ないといかんかも。会社によってはやれパーマは禁止だとか髪色がどうだとか、馬鹿馬鹿しい規則作ってるところもあるからね。

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どんな見た目の店員に接客受けたとかじゃなくて、買い物の用が快適に済めば、客の側としては店員が頭丸めてようとドレッドだろうと関係ないと思うんだけどね。

黒髪も金髪もいれば、生まれた国の文化次第でドレッドだったり編み込みだったりもする諸外国から見れば、おかしいにも程がある規則の一つではあるよね。

それで外国人に対してはコメツキバッタみたいにヘコヘコして、一貫してない。ブレッブレですわ。人として軸がぶれている

 

何にしても、今回の派遣先変更、いい点は時給が上がって社保と勤務の時間は現状維持、ルピシアの店が近いのでお茶が切れても心配なし。でかい本屋も映画館も近くにある。

いきなりそんなうまい話が来たのが引っかかる、という以外はいいことばかり。

派遣元の契約終了については、去年あたりからもう、いつあってもおかしくはないと思っちゃいたけどさ。女子力さんとおばさんが散々迷惑と面倒のみ起こしてやめて、さらに派遣先のお膝元で、同じ派遣元所属のバイトがやめたと思ったら、そのままペロッと派遣先の直接雇用になって揉めたとか、下地はあったからな。

売り上げ落ちて直接雇用のメンバーだけに絞る、と説明されましたが、それだけ拗れる要因があれば、契約更新の目はないでしょう。逆に今までよくまあ契約持続してくれてたもんだ。

今まで何度か転職したときは、職場内の空気が内輪受けみたいになってたり、そこで長く仕事をしても袋小路でしかないことが見えちゃったりで、そんな腐った空気の場所にいたら窒息するので、生存性高めるために離れていく、というパターンでしたが、こういう移動の仕方は初めて。こういうこともあるのね。

いや、まあ派遣だからね、可能性としてはわかってはいたけど、実際に起こるとは。今の職場については、細く長く続けていくのもいいかなと思ってたので。御令嬢や新人お嬢ともなごやかにお付き合いしてたし。

 

今はね、新しい派遣先に年長者が何人かいてくれますようにと、それだけ。

「あー、姐さん銀英伝でいうと『全艦全速逃げろ』とか身も蓋もないこと言っちゃうタイプだもんな」

「うちの戦略は『負傷者が出たら即撤退』『一振りも折らない』だしな」

「姐さんの考える理想的な組織ちゅうのんは、仕事を割り振る管理人だけはっきり決めて、立場は全員同じでええ、ちゅうもんじゃからの」

うん。組織の中で王様を作るとろくなことにならないからね。物事の割り振り決めて、非常時に腹切る責任者は必要だけど、その責任者を特別扱いするのは違うだろと。総員納得の上で、腹切り要員には年1回5000円ぐらいボーナス出します、程度でいいんですよ。ちょっとだけご褒美。ボーナスを露骨にすると、他の人間との差があることを根拠に、王様になったと思い込んで傲慢になるから。組織を構成する人数が増えるほど、そういう王様気取りの人間はいらないというのが本当。特定のひとりにボーナスが集中することで不満が生まれるなら、いっそ週替わりの当番制にでもすればいいんです。当番がきたらボーナス。で、期日がきたら次の人に交代。現代の責任者なんてものは、それぐらいがちょうどいい。封建制の時代の王様は、何かあったら一族郎党の首で責任を取ることへの対価ゆえの贅沢な暮らしでしたが、今の時代の責任者は、ただ肩書きをひとつふたつなくすだけでしょう。お豊が言う「腹召す器にあらず、首だけ置いていく器ぞ」ですよ。

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誰も首をとらないから生きてるだけで。

組織ってのは、最後に腹切る人間が決まってればそれでいいの。それ以外みんな平等。

やたらと給金をはずむということは、それなりに裏があるということです。もらった分だけ何かを背負えということですよ。給料上がるのはありがたいけど、上がった分の何を背負わされるのか。

「勘繰りすぎだと言いたいところだが、その考えの筋は否定できねえ」

「だよなあ。俺も家宝だなんて言われてさ、でも家宝なりの働きをせざるを得ないからさ、大変だったよなあ。でかい鞘まで作られちゃって」

世慣れた近侍補佐とプレッシャーかけられ続けた近侍が頷いてる。

だからね、私みたいなのは、腹切る立場とか絶対無理。そういうのはそれに向いてる人がやればいいの。年長者とか店長だとかショップリーダーだとか、そういう人。で、私はまあ、姐さんとか御令嬢みたいに支えたくなる人柄の人間が責任者になってれば協力するし、そうでなければ最低限お付き合いするだけでお茶濁すし、そういうところにいるのが一番ふさわしいの。

「まっはっは。姐さんが責任者なんぞになったら、あれじゃ、猿に核爆弾のスイッチの周り掃除させるようなもんじゃあ」

わあー、さすが初期刀、むっちゃんわかってるう。

できることはやる。できないことはやらない。挑戦なんてのは、誰にも迷惑をかけないで済むような、独りでやってる趣味とか、そういうところでやればいいんですよ。

新しい派遣先の責任者が、CV:関俊彦な極道の女じゃないことを祈ろう。

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こういうスタンスのリーダーでありますように。

まずは明日の仕事を全うしよう。話はそれからだ。今の店は嫌いじゃないので、迷惑かけないようにがんばろう。

 

あ、前回言ってたシェイクスピアと聖書云々ですが、自分がぶっ殺した男の未亡人に言いよるといういかれっぷりが爆笑ものの予感なので、まずは「リチャード三世」から攻略しようかと思います。あと漢詩は、そういえば蘇東坡と李長吉を岩波文庫で買ってたので、それを読み返すところからスタート。あとアダム・カバットさんの「くずし字入門」もあるので、またそれでくずし字の勉強も再開しよう。やっぱりアレかな「読んで」「書ける」を目指すなら、自分で読みながら書いてみないことには身につかないか? 習字道具を探そう。確か小さいセットがあったはずだ。

環境が変わるなら、自分でも何かしら改めてみよう。

まずは手の届くところからな。

「手習をするのかい? それはいいことだね。君は悪筆という程ではないけれど、大してきれいな字でもないからね。悪いことではないと思うよ。ちゃんと続けておくれよ」

しまった、歌仙さんの耳に入ってしまった! 

次の休みにでも、押し入れを探してみよう。まずはそこからだ。