雑種犬肉球日記

雑種犬が書いたブログ。

出会い頭のハッタリをぶちかまさずにいられない辺りでどう転んでも気性だけは豪傑

さあ今日から3連勤だよ!

きのういきなり異動の知らせが来たけど、今日派遣元の担当にメールで問い合わせたら、まるっきり聞いてなかった的なリアクションが来ました。きのう電話寄越したのが担当でなくて、しかも所属明かさず名前だけ名乗ってきたので、まずそれが胡散臭かったんだけど、更に電話中ずっと何のBGMなんだか、音楽が流れててうるさかったのと、とどめが姐さんに対して口外するなという口止め。これで今の俺怪しさしか感じてない。

音楽はねえ、昔知らずに2ヶ月ばかり働いてたキャッチ系の会社が、とにかく常に何かしら音楽かけてて、まあ仮採用終わるタイミングで「残業もある」と言われたのでこれ幸いと、家庭の事情で残業は無理だと言って円満に辞めたわけですが、ああいう会社ってなんか浮っついた体質だから、ちゃらついた音楽かけたりしてるんだろうなと。電話口から聞こえるぐらいのでけえ音で。

で、まあきのうかかってきた電話も、やっぱりそんな感じだったわけですよ。でけえ音で音楽。ふにゃふにゃした話し方。要領を得ないぼんやりした内容。

口止めされた話? ああ、そんなもん、所属と階級を明かさない相手になんて立てる義理はないので、今朝早速姐さんにばらしましたよ。口止めされたことも含めて。

バトー君だったら「信義に二種あり。秘密を守ると正直を守るとなり。手前ェの信義はどっちだ」とでも言ってやるところです。曖昧に情報を出し惜しむ相手に、何が信義だ。

 

「姐さん、もしかして機嫌悪いのか? 」

「ただでさえ腹が減ってるところに、きのうのあの厄介な連絡だ。相当悪いな」

「うぇー」

近侍よ、あからさまにめんどくせえという顔はよしなさい。

「まったく君という人は。そんな不機嫌な様子は短刀たちの情操教育によくないだろう」

ヒイ歌仙さん。

「まあまあみんな、仕方ないよ、お夕飯の前だけど、少しだけお茶にしようよ。頂き物のクッキーがあるんだよ」

やだもう、みっちゃんまじでオカン。

ああクッキーうまい。

「姐御ほんとにわかりやすいな。やっと人間の顔に戻ったぞ」

「そりゃあ必要経費に、酒とツマミと茶っ葉と茶菓子代が入るわけだよなー」

「ああよかった。今の君なら、お小夜が見ても遠慮せず話しかけられるよ。さっきまでの顔ときたら、ひどい有様だったからね。表情が険しいなんてもんじゃなかったよ」

「お腹が空いてるのって、体にも心にもよくないよね」

近侍と兄やとオカンにディスられた…。

相悪くなってたって? 反省してるよ。

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ズボンも履いてるけど反省してるよ。

「ちなみにこれがさっきまでの姐御だ」

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「で、茶を飲ませて菓子を食わせるとこう」

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「表情はおっさんだけど、だいぶ禍々しさはなくなったなー」

ああ…そう…。つまり管理人さんは、おっさん小動物だと…。

まあいいよ。夕飯食ってくるから。

 

とりあえずきのう電話してきた相手の胡散臭さについては、担当と電話か対面かで話す機会があったら遠慮も配慮もなく言っちまえ。

「姐さん、担当に出したメール、アレほぼほぼ中華古典小説の山賊のノリだったな」

「『この山は俺が拓いてこの道は俺が造った』ってアレな」

「下馬の威というか出会い頭のハッタリというか、もう少し優雅にやれないのかい」

「しかも事実をこう、トントン並べていって疑問を洗い出してるから、ロジック系ミステリみたいだよね…」

「姐さん天帝シリーズ大好きだもんな」

自分たちはご飯済んでるからって、管理人さんのお部屋で落ち着くんじゃありません。

「いいから、君はまず夕飯を済ませておいで」

 

ということでね、あとは担当の連絡待ちです。打てる手は打ったので、あとは待つぐらいしかできない。

まず明日あさっての仕事だ。それをこなしてからの話だ。

夕飯食ってきたので、おふくろの味・ダイジェスティブビスケットでも食ってお茶飲もう。

 

「あ、お夕飯済んだね。ところで管理人さん? 僕のことオカンって言ってた? 」

…しまった。

「どういうことか、ゆっくり教えてくれるかな? 」

くそう。上品にいうならうんこ。

貞ちゃーん! 謙信くーん! タチケテー!

短刀ちっちゃい子組ー! 管理人さんとお茶飲もう!

みっちゃんは怒るとおそろしいので、ちっちゃい子たちの助けを借りよう。

さて、もう少しゆっくりと「孤独のグルメ」観るかな。

だから。みっちゃん、満面の笑顔で怒るなってば。ごめんって。