仕事帰りに所用があって、今日は買い物してません。明日の帰りに床拭きシート買う。
今朝は起きるのがギリッギリのキワッキワになっちゃって、よくまあいつもの時間に電車に乗れたもんだ。明日は気をつけないといかん。
「おいおい、大丈夫か君、何なら明日は俺が起こしてやろうか? 」
謹んでご遠慮申し上げ候(五七五)
「何でだ! 何も俳句で断らなくたっていいじゃないか! 」
いや、どんな起こし方するつもりなのか、薄々わかるから。物理だと管理人さんのお部屋、爆心地になるから。物理じゃない場合は、私が汚い高音で叫ぶから。てゆうか物理じゃないやつは、いっぺんやったよね。うちに来て間もない頃に。
「そういえばそんなこともあったなあ」
あったなあじゃねえ。いまだに忘れられないからね。私を起こしに来たのはいいけど、声かけて起きないからって、その辺にいた暇そうな下宿仲間何振りか呼んで、枕元に座らせてじっとみんなで見てただろ。嫌な圧を感じて目が覚めると、枕元にお前と三日月相談役と、青江と薬研が並んで人の顔を覗き込んでるんだから、そりゃあ驚愕もするだろ。楳図かずお先生の漫画みたいな顔で叫んじゃったじゃねえか。どうしてくれる。
「いやあ、あれは実に、会心の驚きだったぜ」
楽しむんじゃないよ。まったく。
同じ起こすのでも、秋田君小夜ちゃん謙信君いまつるちゃん五虎ちゃんになーちりーと博多ちゃんの、お子様組の微笑ましさかわいさを学べよ。声かけても起きないと「おきてくださーい」って布団の上に乗って起こすんだぞ。どうだかわいいだろう。
ちなみに杵君は、冬に起こしに来て「寒い助けて」ってかけ布団はがして自分がくるまろうとしたのでぶん殴りました。近侍だろうと手加減はしない。
しかし、何がよろしくないのか。アレルギー薬飲む時間が遅すぎるのか?
「あの薬は眠気が副作用だからな、それ利用して早く寝ちまうって手もあるぞ大将」
いつからいた薬研。
「大将が一句詠んだ辺りから」
いたのかよ。
「まあいいだろ、ほら今のうちだ、薬出して飲んじまえ」
何だなんだ、妙に段取りがいいな。何か企んでるなこれは。
「気のせいだろー君はー」
「大将勘繰りすぎだぜ」
揃って否定してるところが怪しい。
「おや、薬研君も鶴丸さんも、こんなところにいたんだね。捜したよ」
あ、南海先生。どうしたん。
「先日酒の席で、罠だけでなく時間遡行軍や検非違使に対して迎撃できる道具やカラクリがあれば便利だよね、という話になってね。じゃあちょっと試作してみようと思って、設計図を作ってみたんだ」
うわあい嫌な予感しかしねえ!
「ああ、あれか! できたのか? 仕事が早いな! 」
「何か薬品が必要だったら言ってくれよ、手配するぞ」
「ありがとう薬研君、まだ試作段階だからね、必要になったらお願いするよ。今のところは、単三電池とマーブルチョコの空容器、あとはボールペンが1本あれば事足りるかな」
え…何その火浦功アトモスフィア濃厚な材料…。みのりちゃんかよ!(わかる人が限定されるネタ)
なんか甚だしく嫌な予感しかしないので、君らそれ実験するなら明日にしなさい。
いうたら君ら三振り、揃って何か作るのはシェフ大泉の料理みたいなもんだからね。
いいよもう、食うとむせるエビチリとか作ってなさいよ。
なんかなあ。ドバッと疲れたなあ。
今日はもう寝る支度しちまえ。いいよもう。
明日はマミーがトマト買ってこい言ってるし、帰りに買い物して帰るつもりで手提げを鞄に入れておこう。
明日仕事に出ると休みだ。大阪城を掘るぞ。