明日は休み。仕事は暇で、30分早上がりになったでござる。
帰りに床拭きシート買って、無事に当面必要なもんは揃った。
で、さっき尼損プライムでシン・ヱヴァ冒頭12分観ましたが、またこちらの予想の斜め上でおっ始まってますね。
ヱヴァというと箱根、日本の国土内で完結していたものを、ここでいきなりエッフェル塔の真下で展開することで、全地球規模でヴィレとネルフが闘っているのだと見せる。そう、ずっと第3新東京市はああなってたけど、じゃあ街の外、日本の外はどうなってるんだと思ってたんですよ。なるほど。ニア・サード・インパクトの余波で、爆心地周りどころか少なくとも日本はおよそ人間が生きていられない環境に変わったけど、世界中が同じ状態に変わってたってことか。
ついった見てたら「ブラック・ラグーン」の作者、広江礼威先生が劇場でご覧になったようで「ヲタクだった友達の葬式に出たような心持ちになった」と仰っていました。あの冒頭部分を観ただけでは「ああこれでこの物語の中の世界は終わるんだな」という予感しかありませんが、どうなるんだろう。
「終わる」と言ってますが、映画が完結する、という意味でなく、これでもう引き返せない変革があの世界にもたらされる、という意味な。立場によっては始まりと思えるのかもしれないし、また別の立場から見れば終末、末法としか感じられない。そういう抗いようのない変革。卒業というか。
気になる。あそこまで徹底して「世界の終わり」を見せてくれた、あの赤い地平線の先がどこへ続いているのか。
だがその前に私は耳鼻科だ。花粉症の飲み薬をもらわなくては。
「ヱヴァすごいことになってたなー」
杵君的にはどう？
「あれさあ、ロンギヌスより俺の方が刺さるぞ」
そう来たか。
私、旧約はサード・インパクトで完結してたけど、新約はQでニア・サード・インパクトのその後を見せたというところで「ロード・エルメロイ二世の事件簿」との共通項を感じたのな。
「どんな」
ほら、Qはいうたら一度世界が終わってるけど、それでも生きてる人間はいるわけでしょ。で、「ロード・エルメロイ二世」は、自分にとって世界のすべてと思えるような最高の一瞬が終わっても、生きてる以上人生は続いてしまうということを見せてる。世界が終わったあとにやってくる毎日は、たとえて言うなら「おまけの一日」であって、もう自分にとって意味を持つ日は来ない。それでも生きてる以上生きて行くしかない。その虚無に耐えながら歩くしかないんだと、それを見せたの。
「なるほどなあ。でもさ、それってある種の人にはホラーより怖いんじゃないのか？ 」
そうだよ。さすが思考の貫通力も高いな杵君は。だからね、私、旧約を最後まで観たあの当時は「なんて救いのない」と思ったけど、今こうして新約を追いかけてると「あんなもん序の口だったな」と思っちゃう。世界が終わると自分も死ぬ、なんてのは楽なもんよ。それでも生き残るほうが恐怖の質は上だろうね。だって意味なんてとっくになくなってるのに続くんだもの。
「何かなあ。感想が生々しいな。姐さん、若い頃何かあったのか？ 」
おっと杵君、人の過去はほじくらないのがマナーだぜ。
生きてりゃイロイロあるしイロイロ見ちゃうもんよ。
「でも姐さんの今一番気になることは薬なんだろ」
まあねえ。自覚症状が出始めた頃、耳鼻科でアレルギーテスト受けたら、スギとヒノキのグラフだけがえげつないほど天元突破してたからね。
気になってるの、あとは大阪城な。
エヴァTVシリーズ放送当時、物語が進むにつれて、キャラクターのほぼ全員が背負う傷や葛藤がでかい比重で語られるに至って「自分たちこそが若い子たちに向けて発さないといけないメッセージを、よりにもよってエンタメの極致であるロボットアニメに先を越されてしまった」と危機感を持ったようで、純文学界隈が騒然となりましたが、シン・ヱヴァについては反応がないって、やっぱりあの辺は滅びたのかしら。滅びたんだろうなあ。舞城王太郎先生に芥川賞あげなかった時点でお察し。案の定、舞城先生はもう純文学を見限ってしまわれたようですが。
さて、ここ数日パナールちゃんが「ツイステで遊べない」と大騒ぎしていたのですが、散々アプリのアプデが入っていないかとか確認して、今ふと見たら、私のiPad、iOS自体にアプデがかかってた…気づかずに放置してた…。で、現在アップデート中。終わったら呼ぶかな。
今回、休みは1日だけだから、いつもどおりに寝て起きるつもりで動こう。朝のうちに起きて洗濯して、早い時間に終わるようだったら耳鼻科行こう。
よっしゃダウンロード終わった。インストールが済めばこっちのもんだ。
作業終わったら何か観て寝ます。
