仕事終わったぞ。とりあえず明日は休みだけど、それ以降はどうなのか。まだわからんのはどうなのか。
職場、正社員は出勤、契約社員は宣言期間中休みと通達が出たそうで、担当氏にはそれをメールで知らせたんだけど、派遣先と会社に問い合わせます、だそうな。
さあどう出るか。勝負。
まあなあ、どう転んでもいいように、今日は仕事帰りにお茶と茶菓子買ってきました。本屋も寄ろうかと思ったんだけど、まだ読んでないものがあるのでやめましたわ。
明日はいつも通り、掃除して鉢を日に当てて、あとはなんか書き物するかな。
いやあ、今日は夕飯どきにテレビつけたら、えねっちけはチコちゃん休みでニュースやってましたね。結局テレビ見ずに飯食っておしまい。
どうしたもんか。日曜からもう休みになっちまったら、やることも大してないんだよなあ。
鉢植えはもうあらかたやることやったし、エヤコン室外機の日除作りたいけどね、それも即座に作らねば、というほどでもない。
「そんなときには出陣だろ姐さん! 」
「俺を戦に出せ! 大将首狩らせろ! 」
滾ってるなあ近侍と補佐。
わかった、ちゃんとするから。な。
「よっしゃー! 言ったな姐御! 俺聞いたからな! 」
「みんな出てこーい! 言質とったぞー! 」
え。何。何が起きるの。待って何なんでみんな出てきてるの。
「やったな伽羅、暴れてから食う飯はことの外うまいぞ」
「そうだな国、一汗かいて食う飯はうまいよな」
「おい光坊、伽羅坊がやる気を出してるぞ! 」
「よーし、それじゃあうんとおいしいもの作らなきゃ! 手伝ってくれるかい、小豆君」
「まかせてくれ、みつたださん。わたしもうでによりをかけて、おいしいスイーツをつくるよ」
「おいおい、みっちゃんちょっと待てって。俺たちも出陣のお声がかかるかもしれないぜ? 」
そうだね、いい加減白金台の情報も出揃ってるし、歌仙さんも修行終わってるからね、行ってもいいかなって思ってるよ。あとはタイミング次第。
「よーし、じゃあ景気付けに呑んじゃおー! 」
いいなあ。私ねえ、あと10日ぐらい呑めないの。花粉症の薬出てるから。
「あらー。かわいそうにねえ。じゃあ、アタシが管理人さんの分も呑んでおくからね! 心配ないよ! 」
なんだろう。優しさで言ってくれてるの100パーわかるんだけど、なんか釈然としない。
いいよもう! 知らねえよ! 明日早く起きられたら、食パン買ってくるかな。昼飯用に。
「ご主人様、お暇だったら、ぜひ僕をこの荒縄で縛り上げて、荒々しく罵ってくれるかな」
出たな被虐趣味者。
「ひどいなあ、僕はご主人様の刀だよ! 1年365日24時間、常にあなたに縛られていたい、そんな健気な刀だよ! 」
ああハイハイ。わかってるよ。
「おい大将、万一仕事が休みになったとしたって、油断してだらけるなよ」
アッハイ。やっぱりあっ君はしっかりしてるなあ。
「いやあ、日頃疲れてはるんやし、多少緩んだかてええですやろ」
「説得力ない! 」
「みっともないよ国行! 」
「いや、ちゃんとて、してるやろ。こない目ぇの下にクマができるほど働いとりますやーん」
「目の下に絵の具塗ったからって、労働の証になるわけねえだろ。な、蛍」
「もう、国俊を困らせちゃダメじゃん。どうせ国行は夜中までみんなでダラダラするんでしょ。僕ら眠いから先に寝るよ」
「明日ちゃんと朝起きられるくらいの時間に寝ろよなー」
…来派は、うん、しっかりした弟さんたちですなあ。
「ゔん…」
泣くなよ明石。あっちで次郎ちゃん呑んでるから。慰めてもらえ。な?
さて、なんかわいわいうるさいけど、今日はもう寝るかな。
「あ、ご主人様、きのうの人間椅子も実に最高だったよ! まさか真っ先に座ったのが、太鼓鐘と物吉だったなんてね。今度はぜひ、ご主人様にも座っていただきたいな! 万全の座り心地を目指してがんばるよ! 」
あ、また元気な奴がいた。よしよし、それじゃあ安らかに眠れるように、江戸川乱歩の「芋虫」を読み聞かせしてやろうなあ。
「ああ、ご主人様、どこまで僕の好みを把握してるんだい? でもでも、ご主人様になら、僕のすべてを知られても、ちょっと恥ずかしいけどいいよ! 」
「失礼します。座布団と幸せを運ぶ物吉です。兄を回収しにまいりました。さあ兄さん、僕らも寝る時間です」
あ、ドナドナされてゆく。せつねえ。
ということでね、今日はもう寝ます。
今は何がどうなるのかもわからないし、どうにかできるものがあるのかないのか、それすら不明なので、明日担当氏から連絡が来るまでは、待つしかできませんわ。先月に続いてまたしても。早いところ状況確認して連絡くれ。
「さあ姐御、寝る時間だろ」
「俺らが寝かせてやるぞー」
いやいやそれには及ばんよチミたち。
近侍と近侍補佐に布団へ押し込められる前に、まじで寝ます。
まずは非常事態云々関係なく、歩ける場所を探すぞ。さ