さあ、明日仕事すると休みだよー!(ボブネミミッミ「サソリだよー」の口調で)
今日もね、小説のような何かを、今また載せてきました。
前回呼ばれてやってきたあいつが、いよいよ大っぴらに動きます。
あ、そうだ明日の休憩中にでも毛刈りの予約入れなくては。
金曜、雨大丈夫だろうか。もう今のうちに行かないことには、いつまで経ってもすっきりしないので予約入れますがね。
そういえばさっき、風呂から出たときに体重測ったら2キロ近く減ってたけど、いくらなんでも都合がよすぎるので幻覚だな。
ついったではよその鶴丸氏が「君よくその体型で俺の前に出られたよなあ」なんて言ってましたが、うちのはどうなんだろう。とかぼんやり考えてたら、そもそもうちの連中、カマキリの交尾はエキサイトするけど、自分らが異性とどうこうってのには割と淡白なんだった。忘れてた。
あまり肥えると健康を案じられはするけど、だからといって見た目がどうこうとは言われたことないんだよなあ。加州とか乱ちゃんとか、オシャマス過激派ですら、うちは無理なく体に負担かけない長期ダイエット派だからなあ。医学的根拠に基づいた美容研究。
「乱が言うには、人の体は急激に体重を落とすと、むしろ必要な体力も一緒に落ちて、体を壊してしまうそうですな。いや、実に難儀なものです。ゆっくりと、痩せてゆくことに体を慣らしていくのが一番よいのだとか。ああ、これは薬研の受け売りですが」
だそうです。さすが、おしゃれマスターとマッドドクターが弟にいると、イロイロ詳しくなられますなあ。
最近は昼に弁当なんですが、握り飯3個と、おかずに手のひらぐらいのタッパに卵焼きと漬物、トマト1切れ、簡単にウインナー炒めたり唐揚げ入れたりぐらいで、朝も必ず食べて出るようになりました。それなら増えてそうなもんなんですが。昼が軽いからか。どうなんだ。なあ。
「食って動けば食っただけ出てくるぞ」
「あの姐さんはとにかく動かないからな」
「いっそ兄弟と一緒に山に連れ出してみようか」
「名案だな。腰痛だの肩こりだのと軟弱なことを言ってるのも吹っ飛ぶぞ」
「だろう。それに山で食う飯は殊の外うまいもんな」
「確かに山で食う飯は最高だったな。俺もまた行っていいか」
「伽羅なら兄弟も大歓迎だと言っていた。いつでも待ってるぞ」
あの、そこのオフタリサンは何を相談しているのかな。
「おい、姐さん。次の休みは予定があるのか。…毛刈りか。仕方ない。その後でもいい、あんたはカメラ持って俺たちと山に行け。ちょっとは動け」
「管理人さんはカメラさえ持ってれば、歩くのは苦にならないだろう。晴れたら山に行きたいと兄弟が言ってるからな、俺たちも山ピクニックに行く予定だから一緒に来て、写真でも撮るといい」
「これは決定事項だ。光忠がここのところずっと、あんたが体を動かす機会がないのが心配だとうるさい。山でも歩いていれば、少しは静かになるだろう」
「本歌も、管理人さんの顔を見ると不健康な生活はよくないと説教するが、本歌なりに心配しているんだ。外を歩いて体を動かしているところを見せれば、ちょっとは安心してくれるだろう」
え…うん、アッハイ…。
まあ歩くぐらいなら…。
「管理人さんは喘息持ちで、激しい運動はあまりよくないと薬研が言ってたからな、歩くぐらいなら大丈夫だろう。兄弟には初心者向けコースをすすめるように頼んでおく」
不安。ぶっさんのおすすめコースなんでしょ。
「心配するな。山伏さんのすすめる初心者コースは、短刀のチビたち向けのハイキングコースだ。テレビで言うならニチアサだ」
まさかの子供向け。
「料理番組でいうなら『ひとりでできたもん』だ、安心してくれ」
そこまですすめるなら、まあ行くよ。行きます。ただしあんまり高低差がなくて、ちゃんと歩くコースが整備されてるところで頼むな。
ということでね、早いところ梅雨明けてくれないことにはね。
まずは明日の仕事だ。昼には毛刈りの予約。忘れないように気をつけろ。