入院えーと10日目か。だんだん日にちの感覚が怪しくなってきておりますが、明日はいよいよ足の装具がきます。
これをつけた状態で、左足を3分の1だったか、体重かけずにつけて松葉杖を使えれば、抜糸が済み次第退院。早ければ週末には出られると思います。
「よーし、退院したらまたやることはある。俺が言いてえことはもうわかるな姐御」
…オース!
「まずはてめえの足で歩けるようになるところからだ。今日の明日ってわけにはいかないぶん、覚悟してかかれよ」
なんか、あれだね。たぬき君はさ、ほんとに私のことをわかってるよね。
「おいおい、俺は姐御の刀だぞ。あんたのものが持ち主のことを理解できてなくてどうするよ」
うーんこの。
「完治したらまた鍛えてやるからよ、楽しみに待ってろや、なあ姐御」
うっわ何そのいい笑顔。コワイ!
とりあえず、退院したらイロイロ行きたいところやいかないとダメな場所があるの。
まず銀行行って、生命保険の支払い分を口座にぶっ込んで、16日だったかな、本屋に行かないと。「ファイブスター物語」の新刊出るからね。早く手に入れないと。今度の表紙イラスト、モデルは誰なのかが気になります。
あとね、病院の飯は味付けがソフトタッチで、しかもどんな状態の人にどのお膳が行ってもいいようにしてるからなんだろうけど、あったかいものがないんだ。なので、帰ったらウインナー炒めてマヨネーズしこたまかけて飯を食うとか、なんかそういうのやりたい。
あと自分の部屋で、夜中にiMacのでかい画面で映画観ながらポテチとなんか、こう、生クリームとかごってり入ってるケーキとか食って、あったかいお茶淹れて飲みたい。
「まったくもう、君ときたらまるっきり雅のかけらもないことを」
「安心しろ、俺たちで君をこう、騎馬戦みたいに担いでどこにでも連れて行ってやるさ。どうだ、驚きの移動手段だろう」
「なんなら兄弟にも手伝いを頼もうか」
「この中の誰かがへばったら、大包平も交代要員として待機している、気を遣うことはないぞ」
「鶯の旦那、あんたが飽きたら、が正確なところじゃないのか。俺もついて歩くからな、万一の転倒も心配ないぞ」
「ちゃんと担げるから大丈夫」
「鳴狐だけではありませぬ! わたくしもアニマルセラピー担当として、管理人さんが存分にもふることでリラックス効果を発揮いたしまする!」
え。ううーん、気持ちだけ受け取っておくわ。ありがとう。
現在の目標は「月末に自力で電車に乗ってトーハクに行く」です。
あ、通勤用の定期ってどうすればいいんだ。継続でいいなら、ぼちぼち買わないとなんだけどな。
退院したら即職場に行って、それも確認しておかないとな。
まずは銀行と職場だな。
退院したら、まずは行っておかないとまずいところに行って、イロイロ片付けなくては。
明日あたり、また頭洗わせてもらわねば。