ゆうべ、物は試しで冬用シーツ出してみたら思いの外寝られました。思いの外思いの外でしたね。もう少し辺な時間に目が覚めるか、昼近くまで起きないかのどっちかだと思ってたら。
朝6時半ごろに目が覚めて、もう少し寝ようと思ったら11時に起きました。
1時半過ぎにコンビニ行った以外はいつも通り。
と思ったら、さっき姉からマミーの携帯電話に電話かかってきて、姫(姪)が私をご指名。なんだろうなと思ったら「おたんじょうびおめでとう」だそうで、すげえもう靴の裏よりどうでもよかったので、ありがとう以外の反応ができなかったぜ。
マミーは忘れてたと自己申告。星海坊主(親父)は耳がないような顔をしていましたが、たぶんこの中で一番どうでもよく思ってるのは私だ。
「えー、いやいやそこはもっと盛り上げていきましょうよ。ねえ、兄弟もそう思うだろ」
「人間は自分が生まれた日を祝うものだと聞いたが、管理人さんは何もしないのか。この通り兄弟も気にかけている」
いやー、管理人さん、自分が生まれた日よりも審神者就任日の方が大事。
「そんなこと言わずに、ああそうだ、明日あたり何か食べに行きましょうよ! ケーキとか! 」
鯰尾よ、お前が行きたいだけでは。
「兄弟の提案に賛成だ。俺もコンビニじゃないケーキが食べたい」
骨喰も正直だな!
前回はカレーで盛り上がった下宿男士連中、今日はこれ、ケーキでまたわあわあ騒ぐのか?
「よかったらわたしがつくろうか? 」
え、でも明日のおやつはどら焼きにするんでしょ。また今度でいいよ小豆君。
そうだ、ぼちぼちお茶のストックがやばくなってきてるんだった。明日買い物行っておこうかな。
前回のおかんカレーのくだり、あの後に各刀派の兄が「うちも出たいね」と騒ぐこと。だけど三条と一文字と堀川は、うーん、どうなんだろ。まともに料理できるのが岩さんだけの三条は、もういまつるちゃんと岩さんだけで参加、はまだいいか。ただ一文字と堀川は、末っ子が人間だと高校生ぐらいの見た目の南泉君とまんば君だからなあ。堀川が作ってまんば君が兄弟のカレーを当てるのは、まあかわいいといえなくもないけど、一文字さんちは誰か料理できる人いたっけ?
「俺が残り物で炒飯とか作るぐらいしかできないにゃ。お頭も兄貴も御前もできないにゃ」
…はい無理! おかんのカレーじゃなくて「うちの子のカレー」になってるじゃねえか!
「光坊のカレーは絶品だが、歌仙のはあれはあれでなかなか乙なもんだぞ。鰹節と昆布の合わせ出汁で煮込んで、八角やらシナモンやら、漢方で肉の臭みを消して、これでもかと野菜を入れてるんだ。全体的に和風仕立てで、谷中辺りの飯屋で出しそうな雰囲気だぜ」
「ああ、歌仙君のもおいしいよね。薬膳料理っぽくて、でも薬を前面に出さずにさりげなく、体にいいものをおいしく作るんだから、バランス取るのが上手だよね」
「和泉守がなあ、あいつ食の好みが子供だからなあ。いかに目先を変えて物珍しさでなんでも食わせるかを追求したら、あそこに行き着いたそうだが」
「堀川君もすごいよね。ハンバーグとオムライスで、野菜をとにかく細かく刻んで、わからないようにしてうまく食べさせるんだもの」
だけど兼さん、ブロッコリーとか嫌がらないよね。
「あれは姐さんがマヨネーズつけてしこたま食うのをみて、真似したらうまかったんで克服したそうだ」
おや。一緒に飯を食うって大事なことだったんだな。実感。
「まあ、管理人さんも苦手な食べ物はあるけど、あんまり僕らに見せないようにしてくれてるからね」
え。なんでみっちゃんそんなこと知ってるの。
「管理人さん、キムチと辛いものとコーヒーは苦手でしょ。あと、牡蠣は体質が合わなくて食べられないし。僕らもう5年からの付き合いだよ。そのぐらいわかるよ」
知られていた! いつの間に! 短刀ちゃんたちには「好き嫌いなくなんでも食べよう」って言わなくちゃいかん立場だから、できるだけ触れないようにしてたのに!
「ご、ごめんなさい、ぼくたち、知ってました」
「ですが人の体は、特定の食べ物が体に合わず食べられない方も大勢おられると聞いております、お気になさらず! 」
「いち兄と明石さんは納豆がどうしてもダメだそうです! ですが、お好み焼き定食ならいけると言っておりました! 」
聞かれてた! 今の会話聞かれてた! なんか恥ずかしい!
「我々、トイレから戻ったところです。それではおやすみなさい! 」
おやすみなさい!
「…管理人さん、あんたほんとに大丈夫か? なんかもう心配しかないにゃ。赤ん坊より目が離せないにゃ」
よりにもよって南泉君に言われるとは。ショック。
「まあほら、うちの管理人さんは乳児より心配な審神者ですし」
「兄弟はうまいことを言う」
もういいよ! なんだよ脇差ブラザーズまで!
とりあえず鶴、ひっくり返って笑うんじゃない。お前とは一度じっくりと話をする必要がありそうだな。
「管理人さん、鶴さんこう見えて平安生まれだから、お手柔らかにね」
いやいや、みっちゃん、わたしは必要であれば、たとえ相手が爺さんだろうと、言わなきゃいかんことは言うよ。
…と。遠慮はしない、仲間だから。
そして謝るべき時には謝る。
服はちゃんと着るけどな。
「うん、ちゃんと着てね。風邪ひいちゃうから」
さて、とりあえず食育の面でみんなで食事をするのは大事だということがわかりましたが、いよいよ12月も下旬に入ると本格的に気温が下がるようになりました。
とりあえず夜中に起きるのは寒いからで、冬用のシーツで解決したからよかったものの、今日はもう寝るかな。これといって、なんとしてもやらないと、というほどのものはないし。
明日はもう少し早く起きられるようにしてみるか。