今日はまじで何もしてませんでした。
腹筋ローラーはどうにも気が乗らず、むしろこの状態でやったら逆に苦行になりそうだったので休み。迷ったけど近侍補佐・同田貫トレーナーが「やめろ」って。
「姐御は一度苦行だと思ったら2度とやらないからな。楽しいと思ってやってる分には、どれだけブランクができちまってもやるだろ」
把握され切ってる。
明日は診察があるので、朝起きなくては。
さっきまで「鎌倉殿」見てましたが、しまった。
上総介広常が性癖ど真ん中すぎてしんどい。あんな悪カックイイおっさんを、公共の電波に乗せて全国のお茶の間に届けていいんですか。しかも小四郎君と並べるってもう。対比がすげえことになってるじゃないですか。「俺ぶっちゃけ事務作業のほうがあってるんです。兄貴が死んで俺が跡取りになりましたけど正直しんどい」なんて言ってる坊やと「俺は源氏と平家どっちにつく方が得するんだ」って平家側の使者の梶原と対面させてプレゼン合戦させる上総介って、もうえぐすぎて鼻血が。
「大丈夫? 管理人さんも瀉血? 」
いや違うから。松井、管理人さん大丈夫だから。
ありがとうございます。これでしばらく生きていける。いい目の正月でした。ああいうドシッとした悪カックイイおっさんの役をやらせたら、佐藤浩市の右に出るものはない。ありがとうございます完全にご褒美でした。いやもう、性癖をぶち抜かれてむしろエロいとか思っちゃったもんね。
「姐さん佐藤浩市好きだよなー」
「管理人さん、おっさん好きですもんね。役所広司とかブラッド・ピットとか」
お黙りなさい鯰尾。
「でもうちにいるおっさんは扱いがすごいぞんざいだよな」
だってあいつ、酒が回ると女子高生みたいになるから。そんなら次郎ちゃんの方が最初から一貫してかわいいし。
「そういえば、だいぶ前に三池崇史版『十三人の刺客』のことをとてつもない俺得映画だって言ってたよな君」
いきなりなんだ鶴さん。言ったよ。だって主演が役所広司で、ちょっとだけ佐藤浩市がすげえおいしい役で出たから。
「あとさあ、大将『スパイ・ゲーム』観たらロバート・レッドフォードがカックイイことに気がついて衝撃だったって言ってたよな」
うん。「明日に向かって撃て! 」観たときには、もともとポール・ニューマン好きでそっちばっかり観てたからノーマークだったのよ。
「姐さん、完全におっさん好きじゃねえか」
「君、そりゃあおっさん好きと言われてもしょうがないぞ」
いや、ただおっさんが好きなんじゃないぞ。味のあるカックイイおっさんでないとダメなんだよ。あと別に若いのが嫌ってわけでもない。
「じゃあさ、大将はどんな感じの若い男が好きなんだ? 」
後藤の質問なら答えちゃうよ。
「後藤、ついでに管理人さんのキャッシュカードの暗証番号とか訊いちゃえ! 」
お前の兄は生臭いことを言うねえ。
「なんかごめんな大将」
若い男ならどんなのがいいかって? そりゃ決まってるでしょう。
こうですよ。
見ていて爽快感しかないので。
「…忘れてた。そうだよ、君はそういう奴だったよな。近侍に御手杵、補佐に同田貫、懐刀は薬研だもんなあ」
「管理人さんって、そういえばゴリッゴリの戦国武将脳でしたっけ」
む。失敬な。そこに直れ参謀長と参謀補佐。
「なんかごめん大将! 鯰尾兄がごめん! 俺からもよく言って聞かせるし、いち兄にも言っとくから! 」
うーん、後藤がそこまでいうなら。鯰尾は明日、歌仙さんと食料買い出しな。荷物持ちが欲しいって言ってたから、手伝ってくるように。自主的にな。
「うへえ」
「いいなあ鯰尾。鶴さんどうしたら許されるの」
許しが…欲しいか?
「そんな上位存在みたいな口調で訊くなよ。まあ欲しいけど」
じゃあ鶴さんこれやろうぜ。な。
「いや待ってお願い、鶴さんそれならまだサイコロの方が耐えられる」
え。寝汗どっぷりこいたり寝られなかったりして、伊達男にあるまじき姿になるけどいいのか。
「延々と大食いを続けるよりはまだそっちの方が楽だろ! なんならデレクターがうなされるくらいだ! 」
…大した心意気だ。あっぱれ鶴丸国永、さすがは伊達の兄貴分だな。大食いよりもさらに過酷なサイコロを選ぶか。見事なり。
「まあ鯰尾兄、これどういう状況? 」
「管理人さん的に面白かったから解決なんじゃない」
さて、明日は診察だ、早く寝るぞ。
とりあえず上司から「やっぱり様子みよう」が出なければ、短時間で週3くらいから戻して様子を見るのもいいかなと思っておりますが、どういう判断が出るか。まずは診察受けてから連絡します。
まずは早く起きられるように気をつけます。