仕事してきた。接骨院はなし。帰りがギリギリの時間の上がりだったところへ、電車が何でかさっぱりわからんけど遅れたもんで、地元駅に着いたら接骨院閉まる時間だったんだ。もういい。明日だ。
今朝もやっぱり、どうにもすっきりしないので、またしても刀ミュのアルバム聴いてました。「刀剣乱舞」と「漢道」はなんかこう、ケツを蹴り上げカツ入れる感じの曲ですが「mistake」はいかんです。朝っぱらからこの曲はいかん。ただ、今何がこわいって、みほとせ・あおさくのアルバムの「mistake」で杵君たぬき君が歌ってたらと思うと。
墓の支度をしなくては。生きてるうちにやっとくと縁起がいいって絶望先生が言ってた。
「おいおい、だから俺がいいの掘ってやるって言ってるだろ」
「旦那に任せると、どこまでもショーアップしそうで嫌だって大将が言ってたぜ」
「そりゃあ、俺が掘るんだから驚きのステキなお墓にだな」
「谷崎の『瘋癲老人日記』に、息子の嫁の足形取って墓石にするなんてあったが、旦那だと本丸大本営メンバー(※注:下宿屋本丸の中枢。近侍・補佐・相談役・医師・参謀部・兵站部・財務部の長と補佐)全員の本体がブッ刺さってるデザインにしそうだな」
「バレたか」
うわ。なんかのお礼参りされてる墓みたいだから、鶴丸案はボツで。
「ほら見ろ。大将が軽く引いてるぜ。しかし、あの小説も言っちまえば、そこそこ助平な爺さんの理想の生活なんだろうな」
「息子の嫁が美人で、世話してくれたりあしらわれたりするんだろ」
「で、主人公の爺さんが『墓に入るなら嫁の足の形に墓石作って踏まれたい』とか言って、足の形の墓石作らせるんだよな。どういうところからその発想が湧いてくるんだか謎だが」
ああ、そういう話をすると、あいつがくるから。
「ねえ、今何だか楽しそうな話をしていなかったかい」
ほら見ろ。きたじゃないかよ。
「実はかくかくしかじか」
説明するんじゃない。
「そっかあ。うーん、そのお爺さんの気持ち、何となくわかるなあ。でも僕なら、死んでからじゃなくて、生きてるうちに踏んで欲しいなあ」
そうだねえ、死んじゃったら何もわかんないもんねえ。
「あ、でももう何もわからないのに、ちゃんと踏んでくれてるのかどうか、確認のしようがないこのもどかしさも、それはそれで、すごく、その、そそるよねえ! 」
よしよし、亀甲はちょっとあっちでいい子にしていようか。
「ねえご主人様、もし僕が折れちゃったら、僕のお墓はご主人様のおみ足で踏まれてるデザインがいいな! 」
そうかそうか、でも亀甲は折れちゃダメな。管理人さんは、うちの子は誰ひとり折らない主義です。
「あ、あ、ご主人様、僕がんばるよ! がんばって生きるよ! ご主人様がそうおっしゃるなら僕折れないよ! 」
「相変わらず姐さんは亀甲を転がすのがうまいな」
「俺、大将の亀甲転がすところ見るの好きなんだ」
さて、明日もまた仕事なんだよなあ。
とりあえずもう、疲れちゃってるので寝ます。
ああそうだ鶴丸。私の墓石はこれにしてくれ。
これがダメだったらコレ。ボークスとか行けば売ってるから。
あとは頼んだ。
と、頼むだけ頼んでぶん投げたところで、フートン敷いて寝るか。
明日はゆっくりお茶でも飲みながら何か観ながら打鍵しよう。
あ。
めんどくさかったら、もうあれだ。
ネオアームストロングサイクロンジェットアームストロング砲でいいぞ。
どうせ自分じゃ見られないんだから、こんなんテキトーでいいよ。