雑種犬肉球日記

雑種犬が書いたブログ。

出町ふたばの豆餅は調和と友愛の概念なので何としても手に入れなくては

仕事してきたった。

帰りがけに銀行と郵便局に寄って、給料出てたのをおろして、郵便局に遠征資金用の貯金をぶっ込んできました。今年はなんとしても単騎遠征に出るので、こうやって地道に貯金していくのだよ。

明日は朝イチで美容院の予約取ったので、いつも通りに起きて行くのですが、こんなに早いのは、夕方に聖地・立川の高島屋で豆餅売るっていうので、万一パーマかけようかという流れになっても、早く売り場に入って待機できるようにするのである。

今回個数制限あるんだよ。豆餅。

辺鄙な東京でも、新宿と日本橋高島屋で事前にネット購入、指定の日に店へ行って受け取り、という方法で買えるみたいですが、やっぱり本店で買ってこそ。とはいえ、すぐには行けないクソ田舎に住んでいるからこその、催事場で入手なんですがね。

東京にいながら辺鄙とは何事かと、兄貴分あたりには叱られそうですが、実際田舎だと思ってます。押井監督が言う「現在を上書き更新し続けるだけの土地」と言うのはまさに言い得て妙で、奥行きがないんですよ。そういうものを探そうと思ったら、下町にでも行かないと無理。京都を歩いていると当たり前に、その辺にワッサワサある「過去からの積み重ね」がまるでないんですよ。地名だって、昔の地名がごっそり削り落とされて、どこに行っても何丁目何番地だし。

それは今どうでもいい。

とにかく私は、明日なんとしても豆餅を手に入れるために、こうして朝から動くわけですよ。

豆餅はその辺の、コンビニとかで売ってる大福とはまるで次元が違うのだよ。

「…管理人さんの、あの豆餅とやらにかける熱意は何なのだろう」

「はっはっは。お前も食ってみればわかるぞ」

「だが、前田から聞いた話では、売り出すのに個数制限があるそうじゃないか。手に入るのか? 」

「ダメだったら管理人さんのことだ、そのままバスに乗って伊勢屋に行って、すあまを大量に買って帰ってくるだろう」

「そうか、管理人さんはすあまが好きなのか」

「むしろ、嫌いなものや体質が合わずに食えないものをあげた方が早かろうな」

なんか食うために生きている的な扱いされてる気がする。

 

そうそう、さっき琥珀糖の仕込みをしまして、どうも2度ほど作って失敗が続いたので、作る工程を確認して、やり方を変えてみたんですよ。

面倒でつい、初手から砂糖と粉寒天一緒に水にぶち込んでましたが、今日は手鍋で水を沸騰させてから粉寒天入れて中火で煮詰めて、とろみが出てから蜂蜜突っ込んでみました。

この作り方でどうなることか。

干す場所も、しばらくエヤコン使わなさそうだし、もう室内で干す方がいいなと。

どうも寒すぎてもよろしくないようで、室内で干して様子みることにしました。

これでちゃんと完成するようであれば、先に粉寒天、とろみが出てから砂糖、という順番が正解ということですね。

「試行錯誤って大事だよな。俺も驚きの仕掛けについては、何度も試してリファインを繰り返したものさ」

怪我人は出すなって言ったのに、押し売り来たときに試作落とし穴に落として捻挫させたのも、今となっては思い出。

「あのときは君に三角木馬で説教されたっけな。開いちゃいけない扉が開くかと思ったぜ」

「ね、ねえ鶴丸さん参考までにお訊ねするけど、その三角木馬は今も本丸にあるのかな? 」

亀甲どうした。

「だって、何かいたずらをするとご主人様が折檻してくださるんだろう? そんな、羨ましい! 僕もされたい! ねえ鶴丸さん、その、ご主人様にご褒美をいただいたときに彫ったのは、どんな大きさでどんな仕掛けの落とし穴だったのかな? 」

ああ、こらこら、真似するんじゃありません。

そんなにあの白い二度童は羨ましかったら、こうだ。

「ああっ、ぼぼぼぼぼぼぼ僕のデリケートゾーンをそんな無造作に! あ、ああ指紋ついちゃう! 指紋ついちゃうからあ! …はあはあ、す、すごい…さすがご主人様、僕のことをこんなにわかってくださるなんて」

よーしよし、これで満足か。

ちなみに三角木馬は、おでん君とドン包平がバラして、離れのベンチにリフォームしました。

だが亀甲には黙っていよう。

 

さて、そろそろ寒天も固まった頃だな。

回収して、今回は手で割って干してみるか。

明日無事に豆餅手に入って早く帰ってこられたら、またミントを間引いて次の琥珀糖を仕込むか。

今日はもう寝ます。すげえ時間になってしまったので。

またパーマかける流れになるのかどうかは謎。かけようかと訊かれたら頼んでおこう。後ろ頭がぺったりしてきてるし。運がよければ、また鮮度の高い犬ドリルに遭遇できると思います。

さて、フートン出すか。