仕事してきました。残業したら体力を甚しく消耗していたらしく、帰るともう1時間ぐらいボーゼンとしてた。
だがあと3日あるんだ。きのう今日は昼におむぎりにしてみたら、思いの外重かったので、たぶん俺の胃におむぎりは早過ぎたんだ(巨神兵の胎児を背景に)
ということで、明日もまだ弁当は持たずに仕事してきます。
いつになったらまともに飯を食えるようになるのか。
いつになったら脳みそ食ってヒンナヒンナできるようになるんだよ!
「いきなり脳みそはハードル高いと思うよ? まずは今おいしく食べられるものを、おいしく食べられるだけ食べて、徐々に戻していこう? 」
正論! でもみっちゃん、今私に正論はちょっとその、もらっても苛立つばかりだ。
「心配ないって、姐さんが食えない分は俺とまさやんがおいしく退治するから」
うーん、でもその前に、万年欠食児童が2振りで仲よく連れ立って来ると思うよ。端的にいうと、赤いジャージと黒いジャージの山賊が。
「それは俺たちのことか」
「誰が山賊だ! …あ、いかんツッコミを入れたら腹が減ってめまいが」
「しっかりしろ国! 姐さんの部屋にポテチとドーナツがある。あれを早いところ食っちまおう」
「そうか。早く食ってやらないとな伽羅。賞味期限内においしく食ってやってこそだよな」
ほらな。もう私ゃ、このコンビが本丸内の廊下で山賊の口上述べ出してもおかしいとか思わない。
「山賊の口上ってあれだよな。『この道は俺が開いてこの木は俺が植えた』ってやつ」
それな。シメは「通るんだろ。買路銭を置いていけ」な。
「姐御ほんとに安能務の中華古典もの好きだよな」
大好き。どうも吉川英治の三国志は馴染まなかったけど、安能務版の「三国演義」はちゃんと読めた。すげえ面白かったし、気がつけば「隋唐演義」「春秋戦国志」まで揃えて呼んじゃったもの。あと「韓非子」もある…。
「姐さんも好きだよな。まあ、かくいう俺も嫌いじゃないがな」
え。鶴氏好きなん。まじか。どれ? どの作品のどの辺が好き?
「俺は『封神演義』ラストの『馬賊になります』ってあそこな。あそこにロマンを感じた」
まーじーかー。わかる。そのあとの「俺の城は逆賊の侵入を許さない。しかし馬賊にはいつでも門を開けておく」でグッときたね私ゃ。
「だよな! あそこ最高だよな! 」
「ちょっと、そこのおばかさんひとりと一振り」
あ、宗三さんちーっす。
「どうでもいいですけどね、あなた明日また仕事なんでしょう。いい加減寝てしまいなさいよ。夜更かしはお小夜にも太閤にもよくないって教えてるんですから、あなたにもきちんとしてもらわないことには、示しがつかないでしょう。こんなところで見た目が白いだけの牛乳みたいなおじいさんと、オタク話に花咲かせてる場合ですか」
なんか、なんか、うん、ごーめーんーなー。
「御手杵も同田貫も、とっととこの人寝かせてくださいよ。なんなら鳩尾に一発入れればすぐでしょう。あ、僕がやってあげましょうか? 」
そこまでしなくてもいいから。寝るから。
とりあえず明日は残業せずに早めに帰れる、と思います。
さてフートンしいていい加減寝るか。
ああ、そうだ次の休みに銀行行かないとな。うん、
明日は帰ったら洗濯するぞ。