雑種犬肉球日記

雑種犬が書いたブログ。

酒では失敗しないように身を謹んで参る所存でございます

リハビリ行ってきました。

結果から言うと、明日のトーハク行きが決定しました。

「まだ早いですかねー行きたいんですけどねー」なんて言ってたらあっさりと「いいよ」。

むしろもっと出ろと。積極的に遠出して、歩く頻度を上げていけと。

松葉杖は、外出時には持って歩いて、疲れたら使うぐらいにしていくように、だそうです。杖なしで歩けるように、徐々に慣らしていく段階に入りました。

永遠に自宅から徒歩圏内で仕事も買い物も済ませるなんてのは不可能なので、どんどん外に出て行かないとな。

10月いっぱいで終わった刀剣展も、行っても問題なかったようだけど、まあ不安要素もあったので、それはそれで仕方ない。宗三も「何の支障もなく行けるときに行けばいいんですよ。僕だって折れずにちゃんとうちにいるんだし、焦ることもないでしょうよ」ってめんどくさそうに言ってて、おいおい今日もドライだな。「エサヒィー」って言ったら「そういう馬鹿なネタは鶴丸陸奥とでもおやんなさい」って頭はたかれました。

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「スープゥードゥラーイ」

そして呼んでもいないのに入ってくるおっさん。

「おっさんじゃありませーん。正三位ですぅー」

うっわ酒臭え。

「いいじゃーん。姐さん正三位とお話しようよー」

何の話がしたいんだ。言ってみ。ほれリクエストせい。

「えっとねー、えっとねー、ってやだ照れちゃうー」

またしこたま呑んだな。めんどくさい女子みたいになってるな。

「姐さんどうした? 」

あ、杵君。お友達のおっさんが女子になっちゃってるんだ。

「またしこたま呑んだのか。おい日本号、姐さんはまだリハビリ中で酒やめてるんだから。ちょっとは配慮しろって」

「杵ちゃんまでひどーい。だいたい姐さんもさあ、正三位と言うものがありながら、何でへし切たんのペーパナイフなんか通販頼んでるんですかー。その辺はどうなんですかー」

え、いや、だって、ペーパーナイフ必要だなとは前から思ってたけど、日本号のペーパーナイフないから…。長谷部のは東照宮でやってた特別展のサイトで通販してたから…。

「あー、まあなあ、俺ら槍だと、せいぜいマドラーが精一杯だもんな。諦めろ日本号

「杵ちゃんまでひーどーいー」

何でうちの日本号は、酔っ払ったり拗ねたりすると乙女になるんだろうな。それも金カムの杉元みたいな感じの。

「姐さんはしこたま呑むとこうなるよな」

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おい待て正三位、どういうことだ。私ゃだいたい酔っても冷静だぞ。遠征でしこたま呑んでも自力で宿に帰って、財布も落とさず部屋番号を間違えもせずに戻って、しっかり風呂入って化粧落として「今ちゃんの実は…」と「ビーバップハイヒール」観ながら明日の支度して寝る女だぞ。

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このぐらい冷静だ。

「やだコワーイ」

「それだけは俺、いつも姐さんのこと大したもんだと思う」

何でだか、他のことはグダグダでも、そういうなくしたりすると詰むものは、酔うほどすんごい確認するヘキがあるの。なぜか。

で、君たちは酒で何か失敗したことはあるのかな。うん?

「えーとねえ、俺は、いっぱい呑んだ翌朝、どうしてだかわからないんだけど、パンツ一枚で稽古場のど真ん中で寝てた。あれ夏場でよかったよ」

そういえばあったねえ、そんなこと。

「えー杵ちゃんそんなことしてたのー」

「まだ日本号が来る前だもんな。何年前だっけ」

あのときって、どこから服出てきたんだっけ。

「菊の間(下宿屋本丸の酒盛り部屋)で薬研が抱きかかえて寝てた」

で、日本号は。どんなのがある。

「俺はパーフェクト槍なステキお兄さんだからな、失態なんか存在しねえのさ」

ハイハイ。

「姐さんはどうなんだよ。多少はあるだろ」

私か。そうだな、前に京都に単独遠征したときに、兄貴分としこたま呑んで、帰るときに四条烏丸に行かないといかんのに、だべりながら歩いてたら一緒に地下鉄で祇園四条に出ちゃったことがあったな。

「宿に帰れたのか? 」

まだバスはある時間だったから、まっすぐ帰ったよ。気がついた瞬間爆笑。

「まあ、姐さん普段は部屋で映画かアニメかF1観ながら呑んでるだけだもんな。あんまり洒落にならない失敗はないか」

正三位つまんない」

つまんないとか言うんじゃありません。

しかし、呑んでも割とシャキッとしちゃうのって、あれなんかな、昔寿司屋でバイトしてたのとかもあるのかな。

「あー、常連さんの付き合いで呑むことがあったって言ってたな、そういえば」

うん。で、宴会があれば酒入ってても空いた皿を下げて料理出して、後の片付けも全部やるからな。

「わあー。正三位そういうのできないー」

で、宴会だと1枚で万単位のお皿なんかも使うから、それを割りも欠けもさせずに洗うわけで、神経使うの。そういうので鍛えられたのかもしれない。

「わかったようなわからないような」

「まあいいけどさ。姐さん、明日出かけるんだろ。ほどほどで寝ろよ」

そうだった。

うわ、槍代表二振りと駄弁ってたらもう10時半。

明日の支度して寝ます。常設展示だけで特別展は入らないから、チケットは当日券でいいとして、鞄の支度しておかなくては。

長谷部のペーパーナイフ代金も払い込まないとね。コンビニにも寄りたいから、早く起きて余裕持って出られるようにしておかないと。

今日は早く寝るぞ。