仕事してきた。
帰りに接骨院に寄って、宅配で来た太極殿のレモンかん届けてきたった。
うちのも明日あたり食ってしまわなくては。
今日は一旦接骨院で受付だけ済ませて、声かけてうちに一度帰ってレモンかん出して保冷剤つけて、シャツを着替えてカバン置いて出直して、接骨院の帰りに本屋に寄って「血界戦線」のB3B1巻買って、帰ってから部屋の床を拭き風呂に入り洗濯して飯を食い、まあいつも通りですね。
明日あさってはまた仕事ですが、日曜どうしたものか。しばらくダラダラしたいところですが、だがスノコをどうにかしたいんだよなあ。
朝早く起きられたら塗料買いに行って、昼前にでも塗って、乾くまでにベランダ掃除して、そんなもんか。色はどうしようか。あんまり派手な色にすると浮きそうだな。あと汚れたときに目立ちそうなのがちょっとな。かと言ってきったねえ色にするのはいやだし。
「どうした管理人さん。ふん、スノコを塗装するのか。置く場所はどこにするんだ。ベランダの、この前買った室外機カバーの上か。あの室外機は木製だったな。色も割と、木の色味を活かした雰囲気だったろう。あまり突飛な色にしてしまうと悪目立ちするぞ、気を付けろよ」
「…管理人さん、塗料にも気をつけるといい…。ちゃんと室外に対応している塗料にしておかないと、カビたりすぐに剥げたりしてしまう。せっかく塗ったのにもったいないことになってしまう」
「そうだな! 塗料選びは、どこで使用するものに適しているのか、よく確認しておけ管理人さん! ターナーのミルクペイントなど、色の展開や種類も豊富でいいのではないか? なあ大典太」
「そうだな、あれは扱いも難しくない。ちゃんと周囲に新聞紙など敷いて、塗料をうっかりこぼしたりといった汚れの対策さえしっかりしていれば、問題ないだろう」
相変わらず仲いいですねDIYの匠。
「俺が天下五剣と親しくしているのがそんなに意外か? 天下五剣云々以前に、大典太は仕事となると実にまめに、懸命に働くぞ。よいことではないか」
「…大包平は、思ったことを腹にためず、なんでも正直に言える。なかなかできないことだ。率直は美徳の一つだ」
あっ光属性! 眩しい! 目が溶ける!
「大変だ日本号! ちょっときてくれ! 姐さんが! 闇の煮凝りみたいな根性ドス黒い姐さんが、光の者に触れて溶けかかってる! 」
「だからってなんで俺? 」
「日本号のやさぐれと、コウゾの饐えたような酒クズアトモスフィアが必要なんだよ! 」
「お前の評価ひどいな! こんなに頼もしき由緒正しい正三位相手に! 」
「いいから! 姐さんにこう、場末のスナックの常連おっさんみたいな、いつもの絡みを頼む! 」
どうしたの杵君。なんで日本号を上海雑技団みたいに担いで全力で駆け込んできたの。
「姐さん、今日本号が、俺の頭の上でクルクル回るから! 」
え、上海雑技団? まじで?
「やめて御手杵ちゃん、クルクルされたら正三位リバースしちゃう。さっきまで陸奥としこたま呑んでたの。まだお酒抜けてないの」
杵君、クルクルはやめようか。部屋の掃除は日本号にさせるとしても、それまで部屋の中がえげつない地獄絵図になるからさ。
「ありがとう姐さん! 小酸味から感謝の印に愛のこもったお豆さんあげる! 」
はいはい、コンビニで買える愛な。
「塩気が効いてていいだろ」
グリーン豆ってのがなあ。いや、うまいけどさ。コンビニで120円弱の愛か。
「庶民的な愛だなー」
って言いながら、早速食べるのね杵君。
「だってうまいし」
だよねえ。わかる。
ということで、今度こそ休み前に呑みながらなんかしたい。土曜に岩下の新生姜買って帰るか。
「あ、それならおつまみにアレンジしようか。たまにはちょっとおしゃれなおつまみでお酒飲みたいよね」
いやーいやーいやーいやーいやー。お構いなく! みっちゃんはほら、大倶利伽羅とまんば君の夜食もあるだろう。
だがまあ、今はまず明日の仕事だ。
そろそろフートン出して寝よう。
ゆっくり読書したり打鍵んしたり、日曜はそういう時間を作ろう。