仕事に出たら、いきなり三人休みだとかで残業。またしても「鎌倉殿」リアタイならず。
ほんともう、土日祝日が一番忙しい職種だとわかってるのに何故休むのか。
まあいい、尼損プライムで観る。
が、帰ると誰も台所を片付けず米も研がないので、全部やるんだ。俺が。米研いで皿洗って弁当の支度して、全部。残業して帰ってから。
もう何を言っても頑としてやらないので諦めた。やりたくない人間に何を言っても無駄。いやいややらせたところで精度確度は低い。
疲れているので苛立ちをすべて江戸城下にぶつける。
現在鍵集め2周目、1100までいった。蔵の宝箱全部一気開けまであと150。
いかん、そういえば明日は病院に電話かけておかないと。休みのサイクルまた変わったから、診察の日程ずらしてもらわないといかん。
「人間は随分長く医者にかかるんだな」
「日本号、お前練度上限までいったもんだから暇なんだろ」
お黙れ正三位。労災はなあ、国から診察手当出るから医者が長く診たがるんだよ。
また来月ね、とか言われたらどうしたものか。
「姐さん、なんか今にもパトラッシュと一緒にルーベンスの絵の前で寝オチしそうな顔だぞ」
「えーやだ杵ちゃん、それ寝オチじゃなくって死相じゃーん。てゆうか姐さんならパトラッシュじゃなくてマルチャン号だし、見るのは大方怪獣映画だろー」
「日本号? こういう状態の姐さんはかなり繊細だからな? 俺がいなかったらお前、エステ短刀ですね毛とヒゲと脇毛剃られてプリキュアの衣装着せられてるところだぜ? 気をつけろ? 」
「クゥーン…」
お前の本体をクリーミィマミの変身ステッキに改造してやろうか。
「だったら乱の本体にしてやれよ! あいつの方がずっと魔女っ子アニメに最適な見た目してるだろ! 」
ばか日本号、乱ちゃんは、わざわざ変身なんかしなくたってそのままでかわいいんだから意味ないだろ。時代は意外性を求めてるんだよ。
「じゃあせめて次郎とかよぉ」
え? 何言ってるのおっさん。次郎ちゃんだってそのままですでにかわいいんだから意味ないじゃん。
ああなんかもう、めんどくさくなってきた。日本号にお見舞いしてやれ。
いくか。えびチリを。
「おい管理人さん」
「姐さん今食い物の話してたな。持ってるのか」
きたよ。常になんか食ってる子らが。
「失礼だな、出陣のときは昼の弁当で我慢できてる」
その弁当、君らのは重箱で持たされてるでしょ。
「一段は白い飯、あとはから揚げとウインナーと卵焼きが入ってるんだ」
「うらやましいだろう」
子供が食いつくおかず!
「あ、食い物の話してたら腹が減った」
「しっかりしろ国。光忠の部屋いくぞ。あいつのことだ、たぶん何かあるだろ」
さすが、酒の席で「酒じゃ腹が膨れないから飯が食いたい」とか言ってしこたま食ってるだけのことはあるな。
「わかるぅ。俺も飯が好き」
「えー正三位は酒がいいなー」
みんな酒呑めないわけじゃないのに、うちは飯が好きな子は延々と食ってるよねえ。
「酒はほら、おっさん連中が浴びるように呑んでるだろ」
本当にねえ。平安連中は、いまつるちゃん以外はみんな呑むよね。
よその今鶴ちゃんがどうなのかはよく知らないけど、うちのいまつるちゃんは、好きな飲み物ファンタとヤクルトだからな。かわいいなあ。
さて、日本号は「エステ短刀」で全身無駄毛処理コースを体験させるとして(短刀ちびっこ組経営のエステごっこ、ガムテープですね毛を抜く本丸内キッザニア)、さっきちょっと、きのう作った蜂蜜レモン寒天摘んだらうまかったので、やっぱり疲れてるときに酸味摂取は効くんだな。
しかし、どうもここしばらく疲れが抜けにくいので、今度ヤクルト飲んでみるか。悪夢を見るけど激烈に健康になると噂のヤクルト1000って、どこで売ってるんだろう。
今日はさすがに疲れ方が凄いので、おとなしく寝ます。あ、もうすぐ鍵集め2周目目標達成だな。鍵開けて寝よう。1周目のときに「さあこの宝箱を開けるがよい! 」って王様口調で言ってたら、歌仙さんに叱られたので、今度はミミックを警戒するごっこでもやろうかしら。
明日は帰ったら、職場のおばちゃんがくれたどら焼きを食べよう。