仕事して接骨院行ってきた。
LANケーブルはまだ届いてないので、仕方ない。作業スペースの配線し直しと片付けは明日だな。
ということは、明日は朝まじで早く起きないとまずいな。朝のうちから作業スペースの上のものを全部取っ払って、本棚も中を全部出して軽くしてから動かして、ケーブルすぐ抜けるようにしておかないと。
「よーし姐さん、手伝いなら任せろ」
「俺も手伝うぜ! 」
「大船に乗ったつもりでいろ」
貞ちゃんありがとう! そして鶴丸よ。お前の場合は大船と言うより泥舟だろう。
「なんでだよ。なんか俺にだけ当たり強くないか」
気のせいだろう。大体お前、手伝うとか言って遊ぶ気満々じゃねえか。
「これは新たな驚きの仕込みですー。鶴さんは常に姐さんを驚かせることには一切手を抜いてないだけですー」
何を妥協のない男気取ってるんだ。もうお前なんかこうだ。
「あっ、まて姐さんそのカレーうどんはなんだ! やめろ、前掛けなしでそんなもの食ったら、汁がはねたオツリはしつこいんだ、歌仙に叱られる! 」
叱られてこいや。
とりあえず今日は早く寝て、明日起きたらまず棚の物全部どかして、動かせるもの動かして、電源コード一旦全部抜いてから配線し直して、そこまでを朝のうちにやって接骨院だな。
夜11時半現在で輸送中だから、明日の午前中には届くだろうと思うんですがね、まあ朝のうちに支度できるところまでしておいて、届いたらさっとケーブル付け替えられるようにしておこう。
「何か作るか? 」
いや、まだ予定ないから…。
「そう遠慮するな、管理人さんは俺の主だし、俺は管理人さんの刀だ。DIYと戦のことに限らず、何かあったら必ずこの俺に声をかけるのだぞ」
おっオウありがとう。だがどうした急に。そういうムーヴはもっとこう、気になる乙女にしておやんなさいよ。言うたら母ちゃんみてえな私相手にやっても意味ないだろ。
「母ちゃんっていうよりよお、正月とか法事とかで忘れた頃に会う、親とどんな関係なのかよくわからねえ親戚の、おばさんなんだか姐ちゃんなんだかわかんねえ姐ちゃんって感じだよな」
「会うとなんでかわからないけどお小遣いくれる謎の親戚って感じだね、兼さん」
「そんでたいして飯も食わねえで酒がんがん食らってて、子供だけでマリカとかモンハンやってるといきなり参加し始めるんだよな」
人をなんだと思っておるのか。
「うちの和泉がすまないね。悪い子ではないんだけど」
いやまあいいけどね。審神者と刀が話もできないなんて本丸よりはずっといいや。
「まーほら、うちはさあ、姐さんの顔も名前もオープンだもんねえ」
うん。だってみんなどっか遊びに行ったりして、短刀の誰かが迷子になったり、なんかで怪我したりってなったときにだ。保護者の名前と住所、連絡先がわからないと詰むからね。
「普通は審神者はさあ、顔隠して名前も伏せるのに、うちときたら、顕現して落ち着くと真っ先に姐さんの名前と、本丸と外のゲート置いてる町屋の住所と電話番号、覚えさせられるからねえ」
必要事項ですから。
「短刀と蛍丸に迷子札持たせてる本丸なんて、うちぐらいじゃないのかい? 」
必要なものだからね。
ということで、現在ケーブルは輸送中。おそらく昼間には届くと思われます。が、こうなるとやれることはたいしてないので、もう寝ちまうか。
「おう寝ちまえ」
さてフートン出すか。