仕事に出たら30分残業がついてきましたよ。
帰って風呂済ませて夕飯食って、あとは入院の荷物の確認して、もう一刻も早く寝たい。
明日は気がつけばいつも通りに起きないといかんことになりました。
朝も早よから、鼻の穴に棒を突っ込まれるハズカシメを受けるわけです。
何のことかと言うとPCR検査なわけですが。
「人間はイロイロめんどくせえにゃ」
だよねー。ネゴから見ればそりゃあ、
「刀の俺から見ると、人間は余計なことばっかしてるにゃ」
でしょー。
「この前燭台切がなんかオシャレっこい映画観てて、好きな女の子にすげえ周りくどいことしてる男が出てたけどよ、そんなに好きなら最初からはっきり『好きなので俺と所帯を持って欲しい』とかいえば簡単にゃ」
人間ってめんどくさいよねー。
「あー、まあ俺も難しいことはよくわっかんねえけどさ、とりあえず姐さん、留守の間は俺が陸奥と一緒にこう、ビシーっと締めとくから、気楽に行ってこいよ」
さすが近侍! そう、うちにはこのゆるさこそが必要なのよ。がんばっちゃダメなの。
「姐さんが入院してる間に、御母堂様のカレーが出たら俺が代わりに食べとくなー」
うん、なんかすごい気が抜けちゃった。でもそういうの大事だよね! だよな杵君!
明日はたぶん昼飯までは食べられそうなので、さっき帰りがけにコンビニ寄ってパン買っておきました。起きたら長曽祢にいやん風の赤ジャージ着て、星海坊主(親父)が車出すと言ってるので、9時前には病院に入ります。
マミーは生協が来るので行かないそうです。
まあ、そういうことで、明日から何日かは病院からiPadで更新になります。
娯楽はしこたま鞄に確保しておりますが、まずはSwitchでとうらぶ無双しまくるのかもしれないなと思いながらも、でもなあ。まず週イチ更新のアレの続きを打鍵するのかもしれない。どっちになるかはその場の状況次第。
まあ、そうなるとまたしても長谷川博己版「獄門島」観ながらのループになるんでしょうけど。
「えへへ、正三位もねえ、お酒いっぱい呑んでがんばるー。えへへえ」
「ほいたらワシは、姐さんが手術室に運ばれていくのんを、証拠写真撮って残しておくがよー」
いや残さなくていいです。
「管理人さんの病室に、人妻いるかな」
包丁、ほーら飴ちゃんがあるぞー。
「わーいコーラ味だー! 」
「鶴、わかっているな」
「お前ほんとナースとか好きだよな」
……。
何というか、うん、一振りも心配で不安で、っていう子がいないのは安心したが、みんな自分の欲望に正直だな! あと相談役はあんた留守番しろ! 杵君ちょっと、相談役をどっかに縛っておいて!
「待ってご主人様、縛るなら僕を縛ってよ! 僕はご主人様だけの、何でもありの忠実な犬だよ! 」
また難しいやつがきた。亀甲、お前はわざわざ物理的に縛らなくたって、もう精神的に私に緊縛されてるでしょうに。
「はっ! そうだった、僕はもう、ご主人様から最高の束縛をしていただいてるんだった! ああもう、思い出すだけでゾクゾクするよ! ありがとうご主人様! 」
なんかもう、あまりにいつも通りの通常運転でかえって気が抜けました。
まずは荷物の確認だけして寝ます。
明日の更新がどうなることか。まあ、去年の入院でさえ見事にいい加減だったのでお察しだ!
まずは行って参ります。
「よっしゃ大将、眠れねえとかあったらいつでも言ってくれ。いい薬があるからよ」
お前は留守番だ。このマッド薬剤師めが。