仕事してきたらなんかやたらと疲れてしまったのであった。
ゆうべはなんでそんなことになったのかよくわからないまま、鶴丸とネタ合戦みたいなことになってましたが、後ろで倶利伽羅・まんばの親友コンビが無言でずーっとなんか食ってまして、やめろ無言は。なんか圧を感じるから。
さて、明日は休みでしかも何も予定がないんだ。
まあやることと言ったら、朝のうちに起きて鉢を外に出して、洗濯して、気が向けば昼に何か食べるものを調達しに外に出る程度。ああそういえばフートンをしまう圧縮袋欲しいんだった。毛布と夏掛けを洗ったので、早いところしまわなくては。
「管理人さんは最近押入れを片付けたりして、感心なことだとは思うが、どうしたんだ」
いや、単に今気になってるからやってるだけだが。たまに来るんだよ。そういう波が。
「波? それなら乗っておかないと」
なんて説得力だ。
「本当は波じゃなくて、定期的にこまめに、きちんとしておくのがいいと思うんだけど」
正論で横合から殴らないで。管理人さんやること多いんだから。物書きして鉢植えいじってF1観て、映画観て遠征に出て読書して写真撮ってゲームして、医者に行って仕事して、どうだ。忙しかろう。
「ほとんど遊んでると思うのは、僕の気のせいかな」
気のせいだ。みっちゃん。気のせいだよ。あなた疲れてるのよモルダー。
「モルダーって誰」
いいんだ細かいことは。
しかし、どうしたもんかなあ。作業スペースの模様替えやってしまうか? 明日天気いいみたいだし。やるなら早く起きてやらないとなあ。
「何か作るか? なんなら大典太を呼ぶか? 」
いやあ、まだいいかな。
「大包平、管理人さんのあの様子は明らかに、別にお前に遠慮しているとかではないぞ」
「管理人さんのことです、何か作って欲しいものが出たら、真っ先に大包平様にご相談されると思います」
あの、そんな張り切らなくていいのよドン包平。大概自力でどうにかしてしまうから。てゆうかそんな気を遣わんと、安心して数珠丸さんの追っかけしなさいよ。
「おおおお俺は! 別に! 追っかけではない! リスペクトだ! 」
声がでかい!
「管理人さん、酒の席で大包平を数珠丸の隣に座らせると面白いぞ。『ゴールデンカムイ』の鯉登みたいになるぞ」
え。鯉登少尉のスピードラーニング薩摩弁みたいになるの? あの、鶴見中尉相手だと月島の通訳がないと会話が成立しないアレ。
「大包平の場合は青江が通訳してやる感じだな。最初のうちはこいつも自制しているが、三次会あたりになればいい加減酒が回っているからな。管理人さんも参加すると面白い大包平が見られるぞ」
三次会で? 三次会なんてもう、良識と常識が実家に逃げ帰っちゃってるんじゃん。パンすらないパンレス祭りでしょ。やだよ私。二次会で既にパンイチのパン祭りなんだからさあ。
「宴会の翌朝は、いち兄がとても開放的なことになっていて、いつも乱兄さんが上手に、いち兄を起こさないように寝巻きを着せておりますよ」
あー、うん、乱ちゃんに何か買ってあげたい。なんか、ジェラピケのかわいいルームウェアとか買ってあげよう。
しかし、いよいようちは無法地帯だな。三次会って何、そんなことになってるの。やりたい放題じゃない。
「三次会がどうした管理人さん。三次会での僕は向かうところ敵なしだぞ」
爺様が来た。
「いやそりゃ自分でジジイとは言っているが、それはアレだ、いやいや何をおっしゃる、とかまだまだ現役じゃありませんか、とかの、なんかそういう受けがあるだろ。ほら。なあ? 」
催促ですか。めんどくさ。
「ひどい! なんて冷淡な! ああ、僕は傷ついたぞ。こんなときにはそうだ、南泉の坊主だ! うちのかわいい坊主で癒されよう! 」
南泉君もう寝てるよ。起こすなよかわいそうだから。
「誰がそんなかわいそうなことをするか。坊主の寝顔で癒されるんだよ」
完全にやってること爺さんじゃん。孫の寝顔で癒される爺さん。
「南泉の坊主はかわいいぞー。加州と大和守の坊主たちもかわいいが、あの子らは寝顔を見に行くと『邪魔』なんて言って追い出されるが、その点南泉の坊主は、健やかに熟睡するからな、僕が見ていてもそれはもうすやすやと」
はいわかったから。孫トークはもういい。管理人さんもう寝るから。
あ、そうだ、明日はカランコエの花殻もとらなくては。
今日はさすがに、いきなりドーンと疲れてるので寝ます。やりたいこといっぱいあるが、寝ないとたぶん死ぬ。気力面で。
明日は朝のうちに起きるぞ。やることいっぱいあるんだ。
「よし、それじゃあ僕が起こしてやろう。君の枕元で昔の恋バナをするのが流行りなのだろう」
やめろ。切実にやめろ。
自力で起きられるようにがんばろう。