雑種犬肉球日記

雑種犬が書いたブログ。

下宿屋本丸の園芸のプロはどちらも管理人さんの園芸は生あたたかく見守る方針

仕事して来た。

仕事中、しばらく前に入ったニイちゃんから「僕すごく怒りっぽいんだけどどうしたらいいでしょう」とか、いきなり訊かれまして、てゆうかなぜオジさんに相談するのか。

「はっはっは」

「それは、たぶん主様の沸点が高いからでしょう」

「君はほんと、怒ること少ないものね」

少ないっていうか、大概なんかちょうおいしいもの食うとどうでもよくなるから。

まあ、昔体験したことがでけえのもあるかと思うんだよ。

「ほう、昔というと、俺たちと逢う以前のことかな」

おう。管理人さんがまだ若犬だった頃の話だ。

まだ寿司屋でバイトしてた頃、近所のおばちゃんが狂言の某流派の先生のお弟子さんで、その先生がちょいちょい店に来るようになってだ。伊勢神宮の奉納狂言を観においでと御招待受けて、行ってみたところが、楽屋にも入れていただいて、そうするとまあ、その辺を人間国宝伝統芸能継承者のお墨付きを国からもらってるような人たちが、近所のコンビニくらいのナチュラルさでサラッといるわけだ。しかも、そのまま3日ばかり奈良観光で、先生の奈良のお宅を拠点にお世話になって、夜におばちゃんや他のお弟子さんと一緒に食事してるところで、「天河神社っていうところがあってね」という話になって、天気がよくなったら明日行ってみようか、と話していたらドチャクソ快晴。連れて行っていただいたところが、普段多忙でなかなかいない宮司さんがたまたまいらして、社務所に挙げていただいていろいろお話伺って、と、なんかもう庶民の雑種犬如きでは太刀打ちできないすげえ場所すげえ人がいっぱいあるのだとつくづく体感したのが、なんやかやでかいのかもしれない。

あそこは弁財天さんをお祀りしてるんだけど、弁財天さんに嫌われると絶対に辿り着けないので有名な神社でなあ。神様の力が特に強いんだけど、その先生は芸事してる方で、しかもこの何年後に家元になられたという方なので、どえらい愛されようで、奈良に帰るとむしろ呼ばれるという稀有なパターン。違うところ行くつもりでドライブしてるのに妙に宮司さんの顔が頭にチラつくとか、そうやってすげえ呼ばれるという方だった…。

で、だ。ことあるごとに怒ってたところで、俺自体が大したことないんだから。人様のことを偉そうに意見したところで説得力ねえ。そんなことしてる暇があったら、私はカメラホルスターの修繕をする。

「なんだか謙虚なオチがついたなと思ったら」

「また手縫いで修繕してるのか管理人さん」

「主様はものを大事にされるお方ですからね」

いやほら、あさって永青文庫おかわり行くから。ホルスターないと詰むから。

とりあえずこれで修繕はどうにか終わったので、次は鉢植えだな。

ミントの様子がおかしいと思ったら、ハダニが茉莉花からこっちに逃げたようで、かといって食用にしてるものだからいとしをかけるのもためらわれ、そんならいっそリセットして、無事な部分だけ挿し枝にして苗を作ろうと腹括りました。

食べるものにはたぶん、うましをかけるんだろうけど、わざわざミントだけのためにうましを買うのもなあ。

で、今のプランター自体が、冷静になればミント相手に盆栽飼育もいいところなので、そんならもっと適してそうな鉢買って植え直そうと。

「そうだね、植物はのびのび育てないと」

「植え替えついでに害虫駆除はアリだよ」

プロが肯定的な意見を出してくれた。とはいえ、管理人さんの個人的な鉢植えとかは「自力でどうにかしてこその園芸」ってスタンスだからなあ。このオフタリサン。

リセットは4月に入ったらやる。

まず堆肥作る不織布コンポストポチって、鉢底石とネット抜いただけで土ごと株を放り込む。後のプランターは洗ってから、この前のスプレーで色変えて、新しい土買ってカリシア植える。ミントはスリット鉢の小さいの買って、そうだな、あとローズゼラニウムも増やしてみるか。あれはただ見るだけでなく使えるから。

来月入ったら即、園芸用具とカメラホルダーをポチる。届き次第やるぞ。

 

方針が定まったところで、明日の出勤早いんだった。

今日はもういい加減寝る。明日はカメラバッグの支度して、終わったら打鍵ちょっとして寝るか。

3月もあと何日でもないので、4月にはしこたま仕事して稼ぐぞい。