仕事してきた。今朝は早く起きて昼のおむぎり作って持って出ましたが、即食い終わる割に腹は減らなかったので、これが最適解なのかもしれない。
今日は異様な混み具合で、一体何があったのかと思ったら、明日台風来るんか。まじでか。ということは午後から暇だな。そしてまともに定時まで仕事するとしても、帰りが何時間かかるのか謎。バスが止まったらアウトな立地だからな。
そういえば冬場に、雪であまりに客来なくて暇なもんで、定時より早めに帰らせてもらったことあったな。あの時は接骨院寄ろうと思ったらさすがに誰も来なかったと見えて早く閉めちゃってて、結局そのまま帰ったんだった。
明日もそのパターンだったら、バスと電車が動いてるうちに帰らせてもらうかな。金は欲しいが、目先の時給に釣られて家に着くまでいつもの2倍3倍の時間かかりました、なんてことになるんじゃあなあ。そこは考えていかないとな。とはいえ、それほど天気が荒れなければいつも通りにしますがね。
だが朝起きたら即座に鉢を部屋に取り込んでおかなくては。
「もうしまセン、離してくだサイ蜻蛉切」
「そうはいかぬ」
お、どうしたん蜻蛉ちゃん。村正羽交い締めにして、何が始まるん。
「明日はワタシのオハコ、TM.RevolutionのPVの物真似を皆サンに披露しヨウと思ったらバレてしまいましタ」
「危険な真似はやめろ! 」
まじで。アレやるの村正。嵐の中向かい風受けて満面の笑顔で歌って踊るんでしょ。
「得意デス」
でもやめとこうな。真似するあほたれが出ないとも限らない。
「短刀の皆サンは賢くていい子ばかりデスヨ」
そうでなくて、伊達の二度童とか長船のテキトーおじさんとか、いるだろ逸材が。
「あ、いたいた。姐さん、明日は朝のうちにちょっと外出するぜ。なに安心しろ、昼までには戻るさ」
鶴丸どこに行くん。
「鯰尾と一緒にな、コロッケしこたま買いに行くんだ。台風が来ると人間はコロッケ食うんだろ」
またそういういらん知識を。どこで聞いてきたんだかな。
「コロッケかい? 材料はこの前山ほど収穫した新じゃががあるからいいとして、問題は外の様子を見ようとする面々を、どうやって室内に留まらせるのか、だが」
「とりあえず昭和51年版『犬神家の一族』か『砂の器』でも流せば国永は足止めできるが、三日月と一文字の爺様はどうする」
「…そうだ、一文字則宗は確か、南泉をかわいがっていたね。天気が荒れている間、彼に相手をしてもらって」
歌仙さんが生臭いことをおっしゃっている! 孫を与えて爺様の気をそらすのか。
あとは何だろう。あ、彼もいるの忘れてた。
農協の桑名君!
「農協じゃなくて、ただ畑仕事が好きってだけだろう」
桑名君は、えーと、どうする、ってああ、蜻蛉ちゃん! 蜻蛉ちゃんにお願いしよう! あと、朝一番で暇なメンバー全員でビニールハウス吹っ飛ばないようにして、大勢でかかれば昼には作業終わるだろう。
ということで、もうね、明日はベランダの鉢しまってから仕事に出て、あとはもう知らん。