さっき帰ってきました。
休み明けにいきなり棚卸し。まあ出ますがね。給料出るから。
夕方に一旦仕事終わって、棚卸し始まるまでの待ちの時間に星乃珈琲入ったら、最初に頼んだラザニアが小さいので追加でホットドッグとお茶頼んだんですがね。お茶だけが来て延々待たされるので、15分経ったところで店のニイちゃんに声かけたら、もう少々お待ちくださいが始まり、どの程度待つんだと聞くと一度裏に引っ込んでから「あと5分です」って、時間ないからもういいよ。腹立ったので、結局30分近く待たされることになるから、それならもう最初のラザニアとお茶のセット料金にお茶1杯で計算してくれと言ったんですよ。そうしたらレジに出たおばさんがお茶の代金入れないので、お茶は2杯飲んでるんだからきっちり請求しろとしつこく言って、ようやくお茶の分も支払いして出てきました。謝るのはどうでもいいから、何でここまで待たされたのかをきっちり説明してくれ。俺訊いたの。あまりに遅いから、追加のホットドッグは注文通ってなくて、お茶しか入ってなかったのかって確認したの。そうしたら「いや注文はセットで通ってます」って、それならなんで出てこないの。
もうここには2度と行かない。というか星乃珈琲は2度と行かない。バッタみたいに謝るだけで済ませようとしやがって。「なぜミスが起きたのか」をしっかり明言した上で謝罪しろや。ただただ謝られるのってね、すげえ心証悪いですよ。とりあえず「えろうすんませんでしたー」言っときゃごまかせると思ってるのが丸見えなので。
だがここがダメとなると、もう棚卸しのときに俺はどこに行けばいいのか。バスで一旦駅前に出てなんか食いに行くのか。だるい。
丸亀とかパスタ屋はあるが、丸亀はどうにもビミョーだしパスタ屋は盛りが少ない。どうしたものか。
「管理人さん、遠征では兄者の本霊の展示に行ってきたそうだな。どうだ、兄者は見目麗しく頼もしい立派な太刀だったろう」
「今度は弟の展示があったら見に行ってあげてよ。すごくかわいいから」
仲いいですねご兄弟。
「当たり前だろう、この世で一振りしかいない兄だぞ」
「僕の弟はこの子しかいないからねえ。それはかわいいよねえ」
「兄者…! ときに兄者、俺の名前は」
「え? えーと、えー、なんだっけ、お前今はどんな名前なんだったっけ。てゆうかどの名前で今呼ばれてるんだったっけ」
「ふぐうっ」
あ、泣いちゃった。
「泣いてない! 泣いてない、目から今朝の味噌汁が戻ってきただけだ! ちょっと味噌汁を戻してくる! 」
いい加減ちゃんと呼んでやれって。
「だってさあ、僕の弟はかわいいからさ、かわいさを言い表すために人間がどんどんミドルネーム増やしていくんだよ。覚えたはいいけど、今どの名前で呼ぶのがいいのか判断に困るし、かと言って全部呼ぶのもさあ、会話するときに長過ぎて面倒になるんだよねえ。だからついつい弟って呼んじゃうんだけど」
だから、今は膝丸ってみんな呼んでるでしょ。そっち取って採用しておけばいいの。
「えー。でもさ、僕の弟はあの子しかいないんだし、弟じゃダメ? 」
それはお膝ちゃんに訊いてみるしかないだろ。私ではなんとも。兄弟間の問題はご兄弟で解決してくれ。
「ほにほに、兄弟の呼び方ゆえば、おんしの弟もなかなか大変だったにゃあ」
「あいつも修行で何か吹っ切れたのだろう。あまりからかわずに、見守ってやってくれるとありがたい」
「わかっちゅう、ワシは蜂須賀とは初期刀組仲間じゃもの」
ああ、長曽袮にいやんも苦労したよな。ずーっと贋作いってて浦島君が半泣きになってて、それでも修行から戻ったらやっと「義兄」っていう程度には受け入れられるようになったもんな。
「義兄でもなんでも、他人行儀ではなく当たり前に接してくれるようになったのは、俺としてはとにかく嬉しい」
なんか、あの、がんばれよ長曽袮にいやん。
で、君らはまたなんで管理人さんの部屋で宇宙将棋の名人戦を初めてるの。寝なさいよ。もう私も寝るからさ。
「遠征でゴロゴロ引いて歩いちょった旅行鞄、昼間に宅配で届いたんじゃろ。洗濯物はえいがか? 」
うん、もう疲れたからそういうのは明日以降だ。なんなら日曜に洗濯機回す。
「ほんならワシらも引き揚げるかの」
「そうだな」
「ちゅうわけで、姐さん、この続きはまた明日やき、盤面は動かさんでな。一応念のために写真でも盤面の配置、記録しておくかの」
ガチの名人戦みたいなことするなよ。まあ、毎日楽しく過ごしてくれてるようで、それだけは何より。
ということで、いい加減もう寝ます。明日また早いんだよ。
さてフートンを出すか。