仕事して接骨院。今日もまた暇で残業が消えましたよチクショウ。
帰ってすぐに部屋の掃除して、きのう買ったアロマティカスの切り戻ししました。切った枝は、いいところはカリシアと同じようにミリオンとジェルビーズで水差しして、あとは全部サイダーにぶち込んで香り付けしてます。よし飲んでみるか。
「また何か珍妙なことをしてるのかあんた」
失敬な。珍妙とはなんじゃい!
「サイダーに香り付け? どれ」
あ。おい待てまだ管理人さん飲んでない。
「ふん」
どうなん。その感想はどっちなん。
「自分で確認したらどうだ」
言われんでも。
…うーん…まあ、えー…違うと言われれば違うような、変わらんと言われれば変わらんような…。
「貧乏舌にはわからないんだろう」
なんですってクシャーッ! だがもう少し時間置いてみるか。時間置いたら抽出されてくるのかもしれない。
しかしいよいよ夏ですよ。明日から今まで以上に暑くなるようですね。
そりゃあセミも電柱に居座るよ。
もうさあ、正午を中心に前後2時間ずつぐらいの幅とって外出禁止にした方がいいんじゃないのか。この2週間3週間で救急車見るのがすげえ多いんだけどさ、熱中症も凄まじき増加でしょ。いうたら熱中症は、脳や内臓が茹だって具合が悪くなったり、最悪完全に火が通って死ぬわけでしょ。死なないとしても損傷は不可逆だから体や脳に障害が残るんだから、死人や障害者が出続けるより、1日のうちの何時間か経済活動が止まったところで、死ぬよりはましだろう。
「うむ、管理人さんはいいことを言う。外出をしない間は、海で遊び昼寝をすればよかろう。なあ」
よかろうじゃない。外に出るなって言ってるんだよ。海で遊ぶのはな、外にいるんだよ。
外にいるだけで茹だって死ぬ危険がある時間帯は、もう昼寝でもして、体力の消耗を抑えるのが一番いい過ごし方なんだよ。
「スペインかな? 」
要するにそう。
「それはようございますね! それならぬしさま、冷房をつけて涼しいお部屋で、小狐の毛並みを存分にご堪能くださいませ」
「小狐丸さん、暑い季節に毛皮は厳しいんじゃないのかな」
「何をおっしゃる。毛皮は毛皮でも軽やかな夏毛です! 」
ありがとうこぎやん。気持ちだけ受け取っておくよ。ただブラッシングはまた明日しような。
「まったく、怠け者の意見じゃないか。いいかい管理人さん、俺たちは日本に住んでいるんだ。スペインでは生活文化として昼寝が完全に浸透しているけれど、日本ではね、昼間は働くんだよ」
いやだ暑い時間帯には休みたい。
「そうだね、そういえば管理人さん、仕事中に眠くもないのに生あくびが止まらないなんて言っていたよね。熱中症かもしれないよ。今日は早めに休む方がいいね。早くよくなるよう、あとで太郎さんと次郎さんも誘ってご祈祷しておこう」
ありがとうパッパ! 下宿屋本丸の良心!
さて、明日仕事に出て、あさって健康診断。めんどくせえ。休みなのに出勤。しかも仕事じゃないから時給出ない。12時からだから早めに出てとっとと終わらせて、花屋に寄ってイロイロ見てみるか。
どうも疲れ果ててるようなので、今日はもうフートン出して寝る支度してしまおう。
もうさあ、この気候、日本じゃないよ。インドだよ。日本印度化計画は成功してたんだよ。
「馬鹿なことを言うんじゃないよ。お国が本気で信じるだろう」
そうしたらカレーでも作ってやるさ。なあチョーさん。