仕事してきた。入りが遅かったので上がりも遅くて、ということは接骨院はなし。まあ明日行くんだがな。
もう疲れちゃって、頭の中は大阪城掘りと「鵼の碑」読むことだけ。
あとで岩下の新生姜と泡の出る茶色いやつを持ってくるか。
今、いつも見てる園芸のヨーチューブのニイちゃんが工具屋さんに行ってる動画を見てますが、後ろでDIYの匠二振りがすごい見てる…。身を乗り出して見てる…。深くうなずいてメモ取ってる…。「そうだ、そうなんだ自分で店に足を運んで、実物を見ないと何もわからんのだ」「実際に手に取らないことには、工具は選ぶのが難しいからな…」ってうるっさ。オフタリサン、新しい工具を買うなら自分の給金でやってくだちい。
そういえば、うちでこういう手に職持ってる系のメンバーって、他にまだいたっけ?
料理はみっちゃん歌仙さんとして、掃除は泛塵君が掃除番長だし、洗濯はいち兄が洗濯王子やってるだろ。園芸は桑名君と福ちゃん、あと誰かいる?
「飼育委員は大倶利伽羅だぜ」
そうだった、あいつ大動物から小動物まで手なずけるナウシカだった。
「なんで風の谷」
あとは獅子王君がデイサービスのおにいさんやってくれるし、蜂須賀は釣竿持たせるとハマちゃんだし。
「ダウンタウンか? 」
うんにゃ。「釣りバカ日誌」。
「まあ確かにあいつ、釣りはやたらとうまいけどさ」
それと狩猟は袮々ちゃんとぶっさんとたぬき君でしょ、あとはまだいたっけ?
「御手杵、家電の修理得意だよな。そういえばさあ」
え。まじで。
「ときどき、包丁とか今剣のミニ四駆のモーター直してやったり、洗濯機の調子悪くなった時にバラしてゴミ取ったり、意外といろいろやってるぜ」
なんでそういうこと黙ってるの杵君。
「うえー…たまたまだって。たまたまうまいこと直っただけで、俺は刺すしかできないんだってー」
「姐御、ちょいといいか」
どうしたたぬき君。
「八丁念仏が来週末に外出許可欲しいってよ」
お、なんだなんだ、古備前で遊びに行くとか?
「じゃねえ。狩猟同好会に入るからよ、猟銃と罠猟の免許取りに行きてえんだとよ」
八丁君、狩猟好きだったっけ?
「狩猟ってえか、あいつぁ猟銃持ちてえって方がでけえな」
なるほど。
「まあ、捌くときに頭数が増えれば実際俺らも助かるしよ、あいつは来歴がああだから銃の扱いは心得てるだろ。これからは牡丹と紅葉だけじゃなくて、鴨とかも食えるようになるかもしれねえな」
えー。八丁君が猟銃使うなら、ダブルオー・バック買ってあげなくちゃ。
「姐御、稲見一良の小説好きだもんな」
うん。あの方は、神が「ハードボイルドの話聞かせてほしい」って自分のうちに連れていっちまったんだと思ってる。神、お前あれよほんと、伊藤計畫先生も「ゲームしながらSFとか映画の話しようぜ俺ピザとってるから食おうよ! 」って連れてっただろまじふざけんな。
「落ち着け姐御、まずは夕薬飲んどけ」
そうだった、夕飯後の薬があった。
「寝る前の吸入と服薬、忘れんなよ」
なんか手慣れてるなあ。
「姐御の近侍補佐、何年やってると思ってんだ」
でもたぬき君も、乳児より目が離せないとか思ってるんでしょ。
「そらぁそうだろ」
ひどい!
さて、明日は接骨院行かないといかんし、洗濯もしないといかんので早く起きないとな。
とりあえずフートン出して、岩下の新生姜持ってくるか。
「京極夏彦の本か。これは姐御がガチで好きなやつだな。止めるだけ無駄だろうからよ、眠くなったらすぐ寝ろや。楽しみで読んでるもんならよ、フラフラでがんばるもんじゃねえだろ」
アッハイサウデスネ…。気をつけます。
まずはすぐ寝られるように支度だけしちまいます。気をつけよう。