雑種犬肉球日記

雑種犬が書いたブログ。

上野は朝早めに行って午後早めに引き揚げるぐらいが楽でいいのかもしれない運転

今日は休日なのに休んでない休日でしたよ。

きのうの更新で言っていたトーハクです。

チケットとったのは浄瑠璃寺の九体阿弥陀の修復終わっての公開だったんですがね、本館の一部で公開してたので、そのまま自動的に13室の刀剣展示にも行くわけですよ。

私、審神者! こっちは池田輝政横綱って言った大包平

「おい管理人さん、なんでそんなジブリの映画みたいに自己紹介をするんだ。俺はあんな肩に乗るような小さい猫ではないぞ! 」

すごいよね。展示室の入り口で見ただけで既に「ああドン包平いるわ」ってわかるもの。

「そうだろう! 俺は頼もしくも美しいからな! 」

うぐやん、人の後ろで過呼吸起こしながら転げ回るな。声もなく爆笑するな。

展示室入って左側の展示台にドン包平。右側には鳴狐と毛利。

本当にね、刀剣公開の場へ足を運ぶたびに思う。

どんだけ本体の印象を忠実に取りこぼしなく捉え切ってキャラデザインしているのか。とうらぶ、おそろしいゲームよ。

マミーと星海坊主(親父)が行きたかったのがこっち。コレを一通り観てからの刀剣公開。

とりあえず、うちの子のお披露目は見届けたので、

「見届けたっていうか、姐さんデジイチで写真撮ってたよな」

「姐御、授業参観に行く親でもあそこまでガチにはならねえぞ」

近侍と補佐よ、ただ駅からトーハクまで歩く間にちょっと撮影してたからな、そのままデジイチ出してる流れで撮っただけだ。別に最初から前のめりってわけでもない。

11時過ぎに入って、ここで正午を回ったくらい。どうせ駅に抜けるならついでに、と、前々からマミーが観たいと言っていたモネの「睡蓮」観に、西洋美術館の通常展示行ってきたった。

写真撮影はまるっきりダメなのかと思ったら、できるもんとできないもんがあるようで、ダメなやつはカメラにバツマークついてる表示があったのな。知らなかったのでブリューゲルの「鳥罠のある冬景色」撮れなかった。ちょっと悔しかったので、ミュージアムショップでこの絵の絵葉書買ってきた。

ブリューゲルの、あのあほ程細かい描き込みとさらっと混ぜ込まれている猛毒が好き。

西洋美術館から出ると1時半。昼はどこに行くのかと思ったら、星海坊主(親父)が「すしざんまいがある」と言い出して、御徒町方向に歩いてすしざんまい。

この手のチェーンの鮨屋、初めて入ったんだが、どこもこんなもんなのか? 一応カウンターの中には職人がいて、機械でなく職人の握りが出ましたが、気のせいか握りが小ぶりなような。吉原の寿司? と思いながら食っていた。

「確かに、花街の料理って盛りが小ぶりですよね」

「あれは座敷で太夫が大口開けて食うのはちょいと見目がよろしくねえってんで、わざと小ぶりにして出してたっていうじゃねえか。なあ国広」

「そうだね、僕らも土方さんに連れられてお座敷遊びとか行ったけど、仕出しのお弁当とか、大概一口サイズできれいに盛られてたよね」

私は南條竹則先生の小説で知った。浅草のあたりに住んでる知り合いの家に遊びに行ったら、そこのおばあさんが「うちは商売屋じゃないから普通に握ってくれって言って、10年ぐらい経ってからやっと普通の握りを持ってくるようになった」ってお寿司出してくれるくだりがあって、そうか吉原の寿司は小さく握って出てくるのか、と思ったね。

でも上野って、いうほど浅草とは近くないよな。それに今どきそんな昔の風習を知ってる職人がどの程度生き残ってるのか。

ひとまずマミーの観たいもん観られたので、今日はここで引き揚げ。

今日の移動距離はこちら。往復だからコレを単純に2倍すればいいな。

ちなみに行き帰りの電車内では、ずっと「鵼の碑」読みながら大阪城掘ってました。

帰ってからもちょっと掘り進めて、現在82階のボスマス踏んだところです。90階行けるか? 部隊はついに虎の子の第一部隊を引っ張り出しました。近侍と補佐テカテカしておりまして、あ、包丁ドロップした。

片付けるもん片付けてしまったので、今日は寝る支度だけして、もう少し「鵼の碑」読み進めるとします。明日あさって仕事したら休みだ。そこでむすはじ観るか。