仕事して接骨院行ってきた。
明日はもう外に出ない。朝のうちに洗濯して接骨院行って、部屋の中片付けて、あとはもう読書する。
「なあ、姐さんが夕方からなんか落ち込んでねえか」
「おや、日本号さんもそう思われますか」
「さっきもさあ、兄貴とその話してたんだよねー。どうしたんだろって」
「それならたぶんあれだな」
「お前らうるさいぞ。また不動をつかまえて連れ込んでるのか。お前もいやならきついくらいに強く断っていいんだぞ」
「まあ、俺もたまにならいいかなって。それに次郎はちゃんとピルクルとかカルピスとか出してくれるし」
「お酒は楽しく呑むからおいしいんだよ。次郎ちゃんはソフトドリンクにしたいって子には、ちゃんとアルコール抜きで出すのがポリシーだよ」
「長谷部、お前の声の方がうるさいんじゃねえの? まあそれはどうでもいいけどよ、何だ不動、お前姐さんの落ち込み、原因知ってるのか」
「まあ、うん。BUCK-TICKのボーカルがライヴ中に脳出血で搬送されて死んじゃったのが、たぶんそれ」
「あー」
「姐さん、ときどき『今日はBUCK-TICKでないとダメなんだ』って電車に乗ってる間中ずっとループで聴いてる日とかあるもんねえ」
「そうか。俺も何があったのかと気がかりだったが、不動ありがとう。とりあえず管理人さんには、明日にでも何か気晴らしになるようなものをお持ちしよう」
お、どうした次郎ちゃんのお店。今日も盛況だな。しかし長谷部がいるのはやや珍しいぞ。
「ああ管理人さん。聞きましたよ、ご贔屓の楽隊の歌手が急逝したそうですね」
長谷部もすごい表現するね。「楽隊の歌手」って。バンドのボーカルな。
うん、なんか心配かけたみたいで悪いことしちゃったな。だが気にするな。飲み込めたから。
「無理してねえか管理人さん」
大丈夫! ゆきちゃんありがとう、本当に君はいい子だな! 明日演練行って自慢してきていい?
こういうとき大概「ありがとう」とかなんかいいこと言ってる感じにまとめようとするけど、私はそれはやらない。なぜならまだまだしつこく曲を聴き続けるから。だから今いうことは「これからもよろしく」なんだよな。
「たくましいな」
「姐さん、背骨が玉鋼なんじゃねえの」
「いいじゃん! よーしそんじゃあ次郎ちゃんと歌おっか? 」
「いいですね、次郎は歌が上手ですからね」
「管理人さん、今日も喘息の発作がきつかったようですから、お体大事に、程々にお楽しみくださいね」
ありがとうよ。あと日本号はちょっと殴らせろ。何が背骨が玉鋼だ。
さて今日はこれから、DMMの配信で花丸劇場版観るの。文久土佐に行ってから夏休み満喫しまくる花丸本丸を堪能するの。最後は東宝特撮で初代プリキュアってオチが秀逸だと思う。
「プリキュアってなんかキラッキラした娘っ子がステゴロで戦うやつだろ」
「兄弟と長義さんもプリキュアですよね! かわいいと美しいと強いのと、三拍子そろって言うことないですね! 」
兼さんや。おまいさんの相棒はブレないね。
「国広は盤石だぜ。体幹から鍛えってっからな」
そういう話じゃない。
まあいい。明日は休みですが、昼間に頓服の吸入使っちゃってるからな、さっきミロ買ってきたのを飲むとするか。
明日は朝のうちに起きられるように気をつけよう。