雑種犬肉球日記

雑種犬が書いたブログ。

あなたの筒井康隆作品はどこから

仕事してきた。

明日は休みなんだけどね。美容院の予約取れまして、しかも朝イチ10時。自動的に早く起きて接骨院行ってから美容院に行かないといかんのです。

今回パーマかけるかどうかは不明。とりあえず洗濯は済ませた。

なんかさっきから「まためかぶみてーにするのか姐さん」と兼さんがうるさいですが、うーんこの落ち着きのなさ、生後1ヶ月の仔犬かな。

「兼さん、今日も元気いっぱいだね! 」

保護者の方、もうちょっと兼さんの理科教育をアップデートしていただけませんか。

鉄腕DASHは楽しく観られて、しかも理科と社会の勉強が自然にできるのすごいですよね! 」

そんなあなた、夕方にお母さんが乳幼児に「いないいないばあっ! 」とか「みいつけた! 」を見せてる間に夕飯の支度をするのとは訳が違うんだから。

鉄腕DASHは、いつもお夕飯のあとで洗濯物畳んでる間に兼さんが観てるんですよ」

観てるというか観せてるというかだね。完全に平日夕方のお母さんじゃん。

もしもこの先、何かで仔犬を飼うことになったとして、男の子だったらそのときには、名前を和泉守兼定ってつけることにしよう。

「おいそれじゃあそいつ、すげえ名犬になるじゃねえかよ。マルチャン号超えちまうんじゃねえか? 」

超えない。マルチャン号は女の子だからな。

 

今、ついったの検索ワード見たら筒井先生のお名前が出てて、おい待てまさか、と思ったら「万博に反対」ってインタビュー記事が出ただけだった。お元気でよかった。

私ゃなあ、その昔「時かけ」で初めて意識的にSFに触れて「残像に口紅を」でぶったまげ「虚構船団」でうちのめされて「薬菜飯店」で尿道よじれるほど笑って「フェミニズム殺人事件」で唸らされ考え込んで今があるから、短編でも掌編でもいい、とにかく新作をお書きになられるならまだ読みたい。

筒井先生はまだ神に連れて行かせない。もうちょっとこの世にいて、俺たちに新作を読ませてください。神に読ませると、あいつ他のファンと喜びを共有しようとかそういうのないから、全部自分のとこでストップしやがるから、まだ奴のところには行かないでください。

「君もなかなかいいことを言うね」

あら歌仙さん、筒井作品はあんまり受け付けなさそうなイメージだけど意外。

「僕だって何作かは読んでいるよ。君が本丸の図書室に置いている『モナドの領域』は、穏やかで優しい物語で、初読の際には唸らされたものだよ」

なるほど。

「君は『愛のひだりがわ』は読んだかい? 」

あれ、読むと絶対号泣しそうでなあ。でもいつか正面から読みたいとは思ってる。

あの小説はね、何かを得るたびに必ず大事な何かをなくしていくつらさの連打って感じな気がする。

それの関連で、全然関係なさそうな話していい?

「何かな」

私な、まさかこれで泣くような展開はないだろと思って油断してたら大号泣なものがいくつかあってな。

「関係がありそうななさそうな、微妙な話題だね」

冷静な指摘ありがとう。で、まあイーストウッドトミー・リー・ジョーンズの「スペース・カウボーイ」とか、ジョニー・デップの「ブロウ」とかそうなんだけどね。

「『ブロウ』は陸奥肥前に誘われて観たよ。あれは僕も涙を禁じ得なかったよ」

おお、同志! あのラスト20分の告白テープはもう、あれで泣かない奴はどうかしてるよな。

「そうだね。陸奥肥前も、もっと気楽な悪党を描いたものと思っていたようでね、二振りともあのシーンで大号泣だったよ」

しかもあのラストはなあ。そりゃそうだろと思いつつも、それでもどうしても胸がえぐられるわ。

「確か、今どきの中学高校では、違法薬物の危険についても指導するのだったよね。僕はあの映画を、視聴覚教育として観せるべきだと思ったよ。あの主人公こそ、違法薬物で人生を狂わせているじゃないか。劇中では確かに主人公は、一時期大金を手に入れて華やかに暮らしもするが、最後には大事なものを全部自分の過ちで失っているだろう。そうした姿をしっかり見せることで、犯罪は割りに合わない、労多くして得るものがないと知ることができる」

甚だしき同意しかない。

で、まあそういう「油断してたら大号泣」がだな、小説だと「聚楽」と「魍魎の匣」「嗤う伊右衛門」で、漫画だと「さよなら絶望先生」に「かくしごと」な。

「久米田康介作品か」

うん。絶望先生はな、ラスト5話ぐらいからひと息に畳み始めるだろ。その途中、絶望少女の真相が明らかになったエピソードで「その教室には絶望がいて、それが私たちにとって最後の希望でした」って言葉がどうしようもなくつらくてな。

「君、疲れてるだろう」

え、なん、急になんだ。

「泣ける映画の話を急に始めて、どうしたのかと思ったんだけど、さては君疲れてるね。疲れるとそういう、泣ける映画を観たくなるものだよ」

まあ最近遅い時間の出勤が続いてたからな、疲れてはいるけど。

「そういうことなら、御手杵同田貫、加州! ちょっと頼めるかい? 」

「はーい、俺の出番確定ね」

「よっしゃまさやん、布団出しちまおう」

「おっし姐御、加州がヘッドスパやってる間に布団出してやる。終わったら寝ちまえ」

「ちゃんと加州にありがとって言うんだぞー姐さん」

「任せて! 俺のゴッドハンドで、リラックス効果と小顔効果、だけじゃなく美肌に眼精疲労改善まで盛っちゃうよ! 」

え、そんな、かわいい!

なんかみんな揃って私を寝かせようと手ぐすねひいております。

明日早いしなあ。パーマかけるかどうかはまあ、ぼんやり考えるとして、今日はもう寝ます。

明日は早く帰ってきて、家で昼食べるようなら、さっきカットトマトのパック買ったのでまた暗殺者のパスタ作るとします。