仕事してきた。
今朝は起きた瞬間に口の中酸っぱくて、嫌な予感濃厚。早上がりさせてもらえるかと思った頃が私にもありましたが、時間きっちり仕事して帰ってきましたわ。
体調は今ひとつですが、明日の朝早く起きちゃって、どうにも気になるようであればエヤコンを掃除する。
「それはいい心がけだな。そんな管理人さんに俺から茶菓子を進呈しよう。どうだ、じじいの茶に付き合ってゆかぬか」
それは掃除させまいとするじじい仕草だな。
「ほれ、小虎も管理人さんと遊びたいと言っておるぞう。のう? 」
虎君は五虎ちゃんに似てみんないい子だから、何かしようとしてる人にそんなことは言わない。
「手伝いたいのはやまやまなんだけどね。ご覧の通りの状況さ。手も足も出ないけど口なら出せるよ」
無理していっちょかみしなくていいんだぞ青江。
「ご主人様、それならお掃除をされている間、僕がご主人様の踏み台になってお支えするよ! 」
それは、もうあるからいいよ…。
「そんな! ああ、それなら、踏み台から降りるときのステップに僕をぜひ! ご主人様のおみ足に踏みにじられるために、僕の背中はあるんだよ! 」
そういうことではない。
今日はね、昼の弁当が何だかこう、あまり食欲なくて詰め込むよに食ってましたが、かと思うと夕方の変な時間に一瞬凄まじき飢餓に襲われ、それが過ぎるとまた凪のような状態。夕飯もさほど切迫した空腹感はないまま食ってたけど、これまた夜中に腹減るんだろうな。
「そうか、あんたも成長期か姐さん」
違うぞ。
「そんな見栄を張るな。たくさん食うことはいいことだ」
お前と親友と一緒にするな。
「俺はさっきの大将の生あくび連発が気になるな。程々で寝ちまえよ」
うん、まあね、また今日も寝る前にちょっと「薔薇の名前」続き読もうと思うけど、そこそこで寝る前提なのでそんな心配するな。
「その本、そんなに面白いのか」
お、何だ大倶利伽羅、興味湧いた?
「そんなに面白い本だったら、国永に与えておけば大人しくなるかと思ったんだが」
ああ、そういう…。そんなお前、子供にアニメ見せて座らせておこう的なアレかよ。
「そんな本なら、俺は先生にあてがっておきてえ」
肥前君、苦労してんな。そんなら先生には、京極堂シリーズでも貸しておこうか。
「レンガ本はダメだろ。姐御のアンダーラインだらけで目がシバシバするからな」
文庫はっ! 文庫はきれいだから! きれいだから!
「そんならまだ『地図と拳』とか『黒死館』の方が、熟読を要する分、先生が大人しくなるだろ」
そんなら「ドグラ・マグラ」と「虚無への供物」も出す?
「そういえば大将、日本本格ミステリ三大奇書全部揃えてたんだったな」
気がついたら集まってた。なにこれどうなってるの。
「粟田口部屋の乱の蔵書との落差がえぐいぜ」
乱ちゃんとは比較するなよ! うちのプリキュアと比較するのやめろ!
まあそんな感じでね、明日は早く起きられたら大物に挑む。ので、今日はぼちぼちで寝ます。
ちゃんと掃除して、さらに余裕があれば途中経過を写真撮って記録するかもしれない、気がするけど、何もなかったらお察しだ。