仕事が休みだったのに、どうしてこんなに忙しなかったんだ。
まず朝いつも通りに起きちゃって、ゆうべは「薔薇の名前」最後まで読んだもんだから3時近くになっちゃって、これは睡眠足りなさすぎだろと寝直したら9時半。10時前に着替えたら、どうも信用金庫の外回りが来ていたらしく、帰ったあとでした。そのまま飯を済ませて接骨院。自分の昼に食うものを買って、そのついでに、最近駅ナカにできたビアードパパで買い物して、帰るとネットの配線工事は3時頃に来ると連絡が。
連隊戦周回しながら待機、してたら2時半過ぎにいきなり疲れが来て、15分ちょっと寝てしまった。
起きるとうまいタイミングで工事の業者到着。どうにか無事回線がつながりましたが、モデムから各部屋に回線通すのにLANケーブル4本接続しないといかんので、ルーターかハブでもつけないと。また新たな面倒が生まれやがった。
とりあえず次の休みにでも、ケーブル見てルーター接続だな。
なんか今日は俺の誕生日だったようですね。姉がLINEでスタンプよこすまで、そんな感じでごちゃごちゃやってたのでどうでもよくなってましたわ。
「え、誕生日? それならド派手に祝わなくちゃな! みっちゃんになんか作ってもらおうぜ! 」
いやあ、もう夕飯も終わったし、どっちかっていうと審神者就任記念日の方が大事。
明日から6連勤でしてね、セイシンテキが荒れることが予想されますが、とりあえず面倒そうなものは一つ終わったので、合間にゴミをまとめて年内に出せるようにして、あと何があったっけ。
「しっかりしなさい」
いやもう、連隊戦を中心に考えてるから、他のことが全てフワッとしてるんだわ。
「ふわっとさせない。固めなさい」
固めるの。コンクリ使うようかな。
「馬鹿なこと言ってないで、ほら明日は仕事なんだろう。支度をしておく! はい動いて! 」
うぇーい。
「長義、管理人さんに遠慮がねえけど、みっちゃんになんか言われないか? 」
「さすがに俺も光忠さんに心労をかけたくないからね、そこは程々にしているよ」
うちの長船はみっちゃん大好き芸人だよね。
「当たり前だろ、光忠さんは俺たちの祖にあたる刀だし、常に向上心を忘れないところも、他の刀たちに接するときの穏やかで紳士的なところも、見習うところしかないもの」
「わかってるな! みっちゃんはいつでもかっこよくいようと思うその気持ち自体が、もうかっこいいよな! 」
「そうだね、でも光忠さんのそんな努力を理解してくれる太鼓鐘君も、かっこいいと思うよ」
「ありがとな! 長義もかっこいいぜ! 」
「ふふ、光栄だな」
貞ちゃんカックイイ。いいこ。
「わかったから、君は明日の仕事の支度をしてきなさい。いいね」
昔、俺の師匠は「誕生日に何をしていたかでその後1年が決まる」と言っていましたが、誕生日と正月に何をしていたかである程度見えるのかなと思うよ。今日はまあ、ダラダラしながら連隊戦の周回を続けていまして、ぼんやりと次の遠征と湯治について考えつつ、あとはネタ用に読書してました。まあそういうことなのかもしれない。
「よし、今度は混浴が会う温泉行こうぜ。この前の慰安旅行で、風呂の中でチビ共にウルトラマンの戦闘シーンのモノマネ見せたら受けがよくてな、君にもぜひ見せてやろう」
だが断る。
「そんな! 鶴さんすげえ研究したんだぞ! 初代から延々シリーズ全作追いかけて、殺陣を研究したんだぞ! 」
わかった、お前暇なんだろ。そういうことなら遠征頼むか。コーベイン稼いで来てくれ。たぶん連隊戦であほ程溶かすから。
「いやー! 」
「泣くなよ鶴さん、俺も一緒に行くぜ」
「貞坊! 貞坊お前は本当にいい子に育ってくれたなあ…鶴さん嬉しいぜ…」
年長者がいい加減だと、下の子がしっかりしちゃうんだろうな。
「はー、俺の教育方針正解だったな、光坊も伽羅坊も貞坊も、みんないい子に育ってくれたもんな」
ということで、明日から6日間仕事してくるよ。
連隊戦もがんばるよ。
まず明日の支度して、寝る支度するか。
正月にしこたま武勇を呑み、上野行って刀剣展示を観ることを先の楽しみにして生きる。
さて明日の薬を出すか。