仕事してきた。
そして明日も仕事なのであった。
なんか腹立たしいので、明日は帰りに茶菓子でも買って帰るかな。
草津で甘きものはしこたま買ったので、しょっぺえものが欲しい。
「そうか。しょぺえものがあれば、甘い⇄しょっぱいの無限ループが完成するな」
「つまりこれが円環の理…! 」
「すごいな国、そうか円環の理か。お前着眼点すごいな」
ちょ、もう保護者ー! 保護者の方ー!
「拙僧と兄弟は、兄弟についてはのびのびと自主性を大事にしているのである」
遠くから返事があったな。なんだまた裏山行くんか。
「桜が咲いたら裏山で短刀キャンプの会をやるからな、兄弟はその下準備で、キャンプする広場の片付けとか整備に行くって言ってたぞ」
時間が遅くないか。夜だぞ。今。
「深夜の時間帯に害獣が来るようだったら、話し合いでキャンプ中だけは広場には来ないように交渉するそうだ」
それは話し合いじゃなくて死合いではないのか。
「山伏さんは無駄な殺生はしない漢だ。国に謝れ」
え、すげえ、何このぶっさんへの絶大な信頼。なんか知らんがごめんなまんば君。
「謝罪であれば、そこのお袋の味で手を打つぞ」
ダイジェスティブビスケットでチャラになる私の罪って何。まあ何がどう悪かったのか、よくわからんが。
「管理人さん」
「ちょっといいかい? 」
プロが揃ってどうした。
「いいかげん鉢植えの手入れしないと、季節的に限界だと思うよ」
「そうだね、本格的にあったかくなったら手入れ期を逃しちゃうよな。次の休みが最後のチャンスじゃないか? 」
アッハイサウデスネ。
「日曜は休みだったよね。それじゃあ管理人さん、大地と触れ合っていこうか」
「鉢植えに手を入れつつ、多肉植物の手入れもしていこうな! 」
いかん。プロ二振りにスイッチ入っておる。
とりあえず多肉の鉢から手入れして、余力があったら他の鉢もやっとくか。
明日まじで早いので、今日はもうとっとと寝ます。
「さ、お小夜、私たちもお部屋へ戻りましょう」
「はい」
「本丸改築のときに、管理人さんが棟ごとに厠を作ってくれたおかげで、こうして夜も迷わず部屋へ戻れますね」
小さい子が夜のトイレ行くのに、すぐに行ってすぐ部屋に戻れるようにしたの正解だったな。
さてフートン出すか。