仕事してきたら最後の何分できた客が、なんこう、相手するだけで疲れるタイプの客だった。「すごいですねみんなに同じように接客してるんですか」「圧倒されちゃって」…ローマ法王だろうがブッダだろうが客としてくるなら同じだぜ。と言おうかと思ったが、後ろできよみっちゃんが「管理人さんそれじゃあハードボイルドすぎるよ」って言うからやめた。「それじゃあイエロー・フラッグの接客だよ」って、うんそうだねバオみたいになっちゃうよね。カウンターの下からレミントン出さないとだよね。
おい誰だ、今どっちかって言ったらニンジャスレイヤー=サンの方が近いだろとか言ったのは。
「俺じゃねえよ。それに俺ぁどっちかって言ったら、姐御はこっちの方が近えと思ってるしな」
なんかイロイロ酷いな。
「どうした同田貫、管理人さん。何? 管理人さんは何に近いか、だと? 俺から見た管理人さんなら、こう見えるが」
どっちにしろ酷い!
「どうした管理人さん」
混沌からの使者がでた!
「ちなみに、今までの話を総合した上で、俺から見た管理人さんを表現するならこうだなあ」
もうほんと、うちにはろくな野郎がいねえ!
「ちなみに俺には姐さんがこう見えるんだが」
はい出たよビックリドッキリじじい! もういいよ好きなように言えよ!
「こうだな」
…ふーん。あ、なるほどな。おもしれー刀。
「なんだそりゃ、怒ってるのかどうかよくわからんのだが」
「旦那、姐御ぁ意外とまんざらでもねえみたいだぜ」
「くまモンは愛らしいからな! 」
「あなや。俺だって愛らしいイメージを出したではないか! 」
「いや爺さんよ、マルチャン号ならともかくシロさんは、腹ぁ減らしてヨダレ垂らしてるじゃねえか」
「と言うかだ、貴様らな、管理人さんは仮にも主人で、しかも御婦人だ。それを相手に、どうして連想するものが動物だったり野武士だったりするのだ」
「だって姐御だしな」
ほんとドン包平、そういうところでいいうちの子なところが出るよな。
そのままのドン包平でいてね。
なんかもう疲れてますが、それでも明日は出勤早いのであった。
今日はもうフートン出して寝よう。
あさっては天気いいみたいなので、ベランダ掃除して鉢植えいじるかな。