仕事に出たらバカバカしくなるほど暇だった。
にも関わらずなぜ15分残業なのか。
とりあえず明日は休みなので呼吸器科に行ってきますよ。
なんかついったでトロッコ問題がまた盛り上がってるようですが、トロッコ問題はうちのドン包平の場合、しっかりした腹式呼吸のクソデカボイスで警告を発して線路上の全員を退散させそうな気がする。って言ったらうぐやんが満足げに深いうなずきと共に「そうだろう」って。
「あいつは底なしの阿呆だが、同時に底なしのお人好しだからな。そのくらいのことはするだろう」
「俺を何だと思っているんだ」
「大包平、お前は本当に期待を裏切らないいいやつだな」
またタイミングよく出てくるよな。
「そういえば管理人さん、明日は呼吸器科へ通院するのだろう」
うん。ああ、着いてくるほどではないぞ。駅の向こうだからすぐそこだし。
「また大量に処方された薬をいただくのだろう。荷物持ちはもちろん、審神者の護衛は必要だろう」
荷物持ちが必要なほどのものはないぞ。薬だってコンビニ袋程度で収まる量だし。ドン包平は大袈裟だなあ。
「正直に言ったらどうだ大包平。心配だからついて行きたいって」
そんな心配になる要素がどこに。
「茶化すな鶯丸! 」
でかい声!
「それで、何の話をしていたんだ。俺の名前が出ていたから、何となく顔を出してしまったが」
えー、あのねえ、トロッコ問題ってあるじゃん? あれをね、どうやって解決するかって話。
「お前は大声で全員に警告を発するんだろう」
「俺をどんな蛮族だと思っているんだお前は」
私は堂々たる横綱だと思ってるよ。
「管理人さん、満更でもないようだぞ」
「もうお前黙れ。だが、この設問は大事なことに触れていないな。トロッコを止めるなり方向を変えるなりするのはいいが、それをする作業員は、どんな責任において選択し、行動の結果をどう背負うんだ」
ついった上では「衛府の七忍」式で責任とるって意見が出てたね。
トロッコ見逃すにしても方向転換させるにしても、最後はコレだろ。
つまりこう。
「潔いな」
「管理人さん、あんた本当に平和な時代のおなごなのか」
「管理人さんの性根はチワワ軍曹だからな」
誰がチワワ軍曹だ。せめて柴犬少尉くらいにしろ!
私だってなあ、このくらいには働くぞ。
「これは猫部隊の方だろう」
いいだろ。ネゴでもいぬでもいい毛並みなんだから。
さて、明日は昼前の予約なのでゆっくりはできるんだけど、また左足にお灸いっとこうかしら。
なんかもう、いつもながら疲れちゃってるので、今日はもう寝よう。
明日もまた朝のうちに起きなくては。