雑種犬肉球日記

雑種犬が書いたブログ。

所詮俗人には天才の脳内がどうなっているのかなんて推測すらできない

仕事して接骨院行ってきた。

明日は休みですがね。やっておかないとまずいものがいくらかあるので、それを片付けていかないと。

朝のうちに起きて接骨院行って、モロモロ片付けておかないとな。

「それじゃあ俺と伽羅で起こしてやる」

え、なんか上からパン屑とか落ちてきそう。

「なんだその言い草は! 俺も伽羅もパン屑なんか落とさない! きれいに全部残さず食うからな! 」

よくわからない怒り方するね。

「明日は何時に起こせばいいんだ。4時か。5時か」

君のご兄弟と同じ感覚でものを言うのはやめようか。

「兄弟が早く起こしてほしいと言うときは、大概山に篭るときだからな。4時に起きて弁当持って、寝袋と飯盒と味噌持っていくんだぞ」

野宿じゃん。私はどうせいくなら、ヒゲのどうでしょうハウスで野鳥観察するアレみたいなキャンプがいい。

「アレは家の中にいるじゃないか、ダメだ。山に行くなら外で寝るのが醍醐味だろう」

管理人さんは屋根と壁があってフートン敷いて寝る方がいい。

 

そういえば今朝は、大谷君が世間を騒がせている一件について記者会見しましたね。

どこまで本当のこと言ってるんだか、と疑っている人もそこそこいるようですがね、私はあれ、信じていいと思うよ。

まず、彼は元々、金にさして執着ないタイプの人間でしょう。

大谷君の人生のテーマはおそらく「楽しく野球やって愉快な仲間と一緒に勝つ」ことでしょう。これまでの言動を見るにつけ。

だから自分がいくら稼いでいつどれだけ口座に金が入ったとか、見ないタイプの人間なんですよ。カネに興味がないから。家や車みたいな大きな買い物をするとか、そういう風に必要になったところで初めて、今の自分の軍資金を確認するクチ。

「自分の口座なのに金の動きを把握してないとか嘘だろ」と言う人間は、そいつの人生のテーマが金だからそう思うだけの話で、大谷君の人生のテーマは金じゃないからこうなっただけのことです。ドジャースに移籍するときに契約金を分割したことで、いかにもお金にも明るいように見えたけど、実際のところはただ「分割して小出しにしていけば、長期的に他のことにもお金を使う余裕が出るから選手の層を厚くできて勝てる確率が上がる」と思ったんでしょうね。少しでもチームを優勝に引っ張れる手段として選んだことが、無責任な御見物衆には金のマネジメントにも明るいように映ったというだけのこと。

金を稼ぎたいからメジャーに行ったとかでない、そのいい証拠が、日本中の小学校全部にボールとグローブを自腹でプレゼントした、アレです。少しでも金に執着があったら、ああいうことはしないんですよ。金じゃなく、野球が人生のテーマだからできるの。自分の大好きな野球を、WBCがきっかけで子供たちが興味を持ってくれたということが嬉しかったから、ドカンと自腹切って全国の小学校にプレゼントしたの。

「なんで他人が自分の口座を好きにいじれるんだ」ってのも、あそこまで公私にわたって信じていたわけだから、口座の開設手続きの場でも通訳を頼んだとしてもおかしくはない。契約の用紙なりフォームなり、どこに何を書き込むか、翻訳してもらって記入していた可能性は、そこそこあるのでは。その場に居合わせてれば、口座番号やパスワードくらい知っていてもおかしくはない。あとは、そこまで下駄預けてくれている相手から盗めるのかどうかという、いうたら品性の問題。

ばくちでも酒でも、過ぎればなりふり構わなくなって身の回りの人が離れていくんだ。

それとね、話を聞いてすぐにエージェントと連絡とって、みんなで事実関係を付き合わせて、何が起こったのか確認したところで通報、今まさに捜査に全面協力していると言ってましたし、司法が入ってるとなると余計に嘘はつけないし、それでなくとも大谷君には嘘をつく理由がないんだ。だから、どこまで本当なんだか、と穿って見る向きもありますが、それは逆張りでしかないんじゃないのか?

「大谷君の人生のテーマは金ではない」「嘘をついていた場合の社会的な面でのペナルティがえぐ過ぎる」「嘘をつく理由がない」という理由で、私は今のところは信じていいのではないかと思っております。このあとFBIとかメジャーリーグの法務部門とかが何を持ってくるかにもよりますが、あくまでも今のところは、な。

第一、ギャンブルなんかやる暇があったらトレーニングしたり他チームの選手のデータ分析したりしたいっていうタイプだよね。大谷君は。スポーツ賭博とか言われても、他人の試合に金賭けるのの何が楽しいの、とか根本に疑問をぶつけちゃうんじゃないのかな。「人のスポーツしてるの見るくらいなら自分でやる方が楽しいよね」とか言っちゃうよ。

俗事に関心がないタイプの天才は、俗物の凡人には量れないんだよ。

たぶん大谷君は「ファイブスター物語」でログナーが桜子に言ったプリマ・クラッセみたいなもんです。「いつまでもバランシェを追いかけていては一流にはなれないぞ」「自分だけを追いかけろ」という、もうそういうところにいるんだよ、たぶん。

「管理人さん、口ん中バサバサじゃねえか? ごめんにゃあ、水しかねえにゃ。お茶もらってくるか? 」

ありがとうよ。

「まあ俺も大体似たような意見だけど、管理人さん大谷ファンか? にゃあ」

いや、そこまでじゃないけど、ただこんなクソみたいな騒動で若い芽潰したくないだけ。

ああいうすげえことができる若者は、どんどん好きなだけやってもらいたいのよ。

「三日月とか小烏丸とかみたいなこと言ってるにゃ。爺様連中もテレビ見ながらそんなこと言ってるにゃ」

まじか。

「御前もそう言ってたにゃ」

うーん…うん、うーん、そっかー!

 

ということで、なんか気になったので今まさに世間が騒いでることについて、いいだけ好き勝手無駄吠えしましたが、そうか。南泉君に「おじいちゃんと一緒」と言われてしまったなあ。はっはっは。

「いや、いくらなんでもそこまでは言ってないにゃ」

さあ明日は朝のうちに起きないと後が詰まるからな。今日は程々で寝るか。